まだまだ途中の絵先日、ドローイング教室で、
「描いている絵の完成のタイミング=作業のやめどき、っていつですか?」
という質問をいただいた。
ずっと考えていたけど、結局答えはわからんでおくのがよい、と思う。
その答えがわかって(固定されて)しまっては絵を描く事の愉しさが半減してしまうだろう。
僕こじんは自分が絵の「制作マシーン」になってもしょうがないと思ってる。
でも思い返すと描画の後半ではやっぱり、絵とのおわかれの気配がただよってくる。
日が傾き陰影を濃くするように。
だからよりやさしく、丁寧になる。去り行く友人を見送るように。
そして…かきかけの絵が絵になる瞬間がやってくる。
おわかれのとき。
せつないですね。はいハンカチ。⊃□
あるいは小さな子どもをみている親のような気持ち?
例えてみるならその子どもが一人で立てるようになって、
それをみて、もう大丈夫かな?と思わせるような。
とても時間がかかることもあるし、極まれに、キリンの子どもの様に生まれて直ぐ立っているという事もある。描き始めた瞬間に完成している絵はキリンなのです。
出来上がった絵は何かの力で自分で立っている感じがする。
その何かは謎(のほうがおもしろい)。
その何かを価値あるものとして見いだすのは描いているひと本人。