4/28/2015

4/28

真昼の
休む手の
明るきその指を通り抜ける
かそけき音階

4/26/2015

4/26

仕事場に行きしな、娘を園に連れて行くのが朝の散歩の時間。
春も深まるこの時期は花々に出会う。
つつじ、蒲公英、すいば、椿。蓮花。
花という字を含む娘に近く見せようと採ろうとして、それはしない。

1.5キロの道程の中間地点にある踏切をわたると大きな川があり、橋を渡る。
海はすぐそばに。水辺には鳥が集まっていて、その鳥を見るのも楽しみの一つ。
鵜や鴨、はくせきれい。かもめ。どこか遠くから帰って来た燕。
そして水の流れそのものを見る。
水の表にも季節の移りゆきがある。
同じものだとしてもそれは同じではなくて、毎日出会い続ける。

4/24/2015

4/24


4/21/2015

4/21

鬱々とした青灰色の雨の日々が通り抜けて行った、のでたまらず外に出てしまう。
いい気持ち。
たっぷり水を飲んだ植生の有機的な匂いが花崗岩の町の匂いと混じり合う。
木漏れ日は夏を予告するような風を映して飽きさせない。
手の上を蟻が、羽虫が、這うのを気にも留めず詩集を数頁進めた。
と、と、書きたい筈がこのブログをタイプしている。
何故ブログなど続けているのか春の日差しの中でわからなくなる。もう7年目だ。
遠くで学校のチャイム。
耳を澄ますと百の音がビルに当り、あるものは砕けまたあるものは跳ね返りとモアレて奥深いこだまとなって聴こえて来る。
まるで見知らぬどこかの山間にいるような。
あるいはそれは海鳴りにも聴こえるから、浜辺だろうか。
傘は何処かのかごに忘れた。

4/20/2015

5月は再び植田さんと

お知らせです

植田真さんのnowakiでの展覧会『木の町へ』を記念し、京都の恵文社のCOTTAGEにて再びライブいたします。
植田-nakabanのユニットも板についてまいりました。
2月とはまた違う表現をしようと思います。
5/16の土曜日です。

詳しくはこちらを。
event:『五月のある輝かしい夕がた、水車小屋のある川で』

4/19/2015

4/19

今日は曇り空。心と水彩画の関係は、そのままわたしの心と見上げる空のよう。或いはあの、茫然と水面を眺める時間でもあるかのような。移ろいゆく世界と頼りないわたし。ひとたびそう思ってしまえば、絵を描くことは瞬間を選ぶことの連続と頑なに思い続けていたにしろ、ふと、わたしは本当は何ひとつ表現出来なくて、何かに選ばれているのではないかという気持ちに苛まれる瞬間がたち現れる。しかし危ない、危ない。そういう甘美な発想に文字通り流されてしまうことは危険だ。留まり続け、迷って、瞬間に跳び、賭けること。それだけは捨ててはいけない。

4/17/2015

4/17 (étude de paysage)


水彩画(習作)を少し。
昨年狂ったように集めていた(もうブームが去りました)古絵葉書をヒントに描いています。
描き終わりのころはまったく関係ないような画になってますけど。
この土地に行ってみたい。一人旅したいな。
並んだ木は大きく育っているだろうな。
遠い国の絵を描くことでその土地と約束するような気持ちに。

水彩絵具の透明感を活かして描けたら気持ちいい。
厚塗りの水彩画ってありなんだろうか。
苦心するとやっぱり厚塗りになる。
でもそれも描いている本人以外にとってはどうでもいい問題なのか。
時計塔の絵のほうは厚塗りぎみ。
次の展示では習作も結局並べてしまうので同じテーマの絵がいくつかならぶ場面もあるはず。


話はがらりと変わります。
光村図書の国語の教科書(2年生)で推薦図書として絵本「みずいろのぞう」(ほるぷ出版)を紹介していただいています。
たくさんのこどもたちが「みずいろのぞう」を読んでくれるのかな。
教師をやってる友人が教えてくれました。
とてもうれしいお知らせでした。

4/14/2015

4/14

地図の果てを今もさまようひとたちの懐に大切に携えられた歌集。
星のまにまに浮かぶはじめてのメロディ。

埃に埋もれてた人知れずのレガシー。
法則がありそうで眺めていてもとうとうわからずじまいの空模様のような。

そんな歌をトウヤマさんはつくって聴かせてくれます。
ground pianoも
hello88も
etudesも
greenも
slow jesusも
waltz in marchも
飛ばない日も

ちゃんと揃っているかな、と時々確認してしまう。

4/12/2015

4/12

ご乗車ありがとうございました!

4/10/2015

4/10

京都、叡山電車を舞台としたランテルナムジカもいよいよ明日!
鉄道の旅なので乗車券をつくりました。正方形の往復キップ。

これくらいの余裕がほしい私。

道具いろいろ。

4/08/2015

4/8

中国新聞社の担当の方より「連載好評です」との言葉を頂いています。
気持ちを厳しく洗うような。でも優しい文章が毎週届いています。
それをお預かりして、ひろげるように、でも全てを伝えないように余白を残し
添えて、また届けるしごと。
試されてるなあと思います。

4/05/2015

11日は幻燈列車

いろいろな絵を描くこのころです。

今の心の底にたのしみにとってあるものは?
幻燈列車の準備かな。
本当のさいごのたのしみに。

たくさんの人に向けてでなく、ひとりひとりのpassengerに届けたいな。
4月11日夕刻の灯刻。叡山電車でお会いしましょう。


乗車券はこちら。

4/04/2015

oliveira




4/01/2015

4/1

BRUTUSの朝食特集号。

表紙と扉の絵を描きました。

前回の表紙の絵が思い入れある仕事だったので、
たくさん絵を描いて編集部の方を悩ませてしまいました。

でもいい形に出来上がりました。
街に並んで嬉しいです。

ぜひ手に取ってみて下さい。