今年も6月。
自分にとっては東京、吉祥寺のトムズボックスで個展の季節です。
雨とともにいよいよやって来ました。まばたきという言葉は僕にとってはカメラを連想させる言葉です。
瞬間にフィルムに焼き付けられる風景。
同時に写真家の心にも焼き付けられる風景。
絵を描く人も瞬間を描こうとしているのだろうか。
絵は時間がかかる…
そう思った時「100年のまばたき」という言葉を思い浮かべました。
木々のように、潮の満ち引きのように、本のページの紙が灼けて行くように、
なかには石が風化していくように時間をかけるまばたきもあるでしょう。
世界をながれるさまざまな時間の内に。絵の中にも。
けれども、どんなに永くてもそれは瞬間である事には変わりません。
と、考えると「まばたき」という言葉も奥が深いと思いませんか?
いつものように風景画が多いですが今回はフードの絵もあります。
レモンとつばめ、オリーブといった私の好きなあの国のアイコンも多いです。
きっといい壁になる事と思います。
ぜひご覧ください。
トムズボックスのサイトです http://www.tomsbox.co.jp/
大事なのがトムズボックス、木曜日定休。
AM11:00~PM8:00