12/01/2020

「だまされ屋さん」再び!(原画展のお知らせ)





いま、星野智幸さんの「だまされ屋さん」が檸檬色の単行本になって本屋さんに並んでいる。
読売新聞の連載だった作品で、感動の最終回から半年を経て、このたび単行本版でも光栄なことに絵を描かせていただいたのだ。中央公論新社刊。

本書の原画展がもうすぐ、東京の荻窪のTitleで。 (12月4日から - 12月24日まで)

原画はたったの1枚。
その代わり、新聞に掲載された絵を100枚くらい。

100が1になったことを感じて欲しい…

…とおかしな決め台詞でお知らせを終えよう、と思ったけど、実は版画を展示するということになって、新作を急遽いくつか作ったのだった。
折角なので、「だまされ屋さん」に出てくる団地のあるような郊外を意識して制作した。
郊外といえば、以前制作した小さな本、suburban portraits という本を思い出したし、フェデリコ・モンポウの郊外を主題にした静かなピアノ曲なども…(あるよなあと言いながらCDが無くなってしまい聴けていない)そしてわたしが住んでいる自宅も郊外。旅をしていて、ついバスを終点まで乗ってしまい困ってしまうのも郊外。
郊外のアンビエンスと版画はとても合う。

本屋Titleは今、油彩を展示していただいている西荻窪のURESICAとも近いので、もしかしたら両方を見ていただけるかも。

さて、ブログをアップしたら版画を額に入れたので今から東京に送ろう。
まだインクの香りがそこらに漂っている。






11/29/2020

29. Novembre


 


朝もはよから広島市こども図書館へ。

じゃあコップの水を描いてみよう、と簡単な導入で絵を描いてもらった。

驚くべきことに満席だった。会議室は蛍光灯だったので消して窓を開けた。

こどもたちのリアクションはマスクのせいか無反応のように見えたけど、出来上がった絵はどれもとてもよかった。

(こども図書館は超近所なので例外として、基本的に教室やワークショップはできないので、ご依頼などは全てお断りしてます ごめんなさい)

11/27/2020

26. Novembre

 

描きかけの絵


11/25/2020

Lost and Found





URESICAでの展覧会が明日から。
すべて新作で構成した。ぜひどうぞ。

自分が見たい風景を描くんだ、という気持ちがまず、ある。
けれども、実は、自分が見たい眺めとは何か、の確たる答えはなく、けっこう愕然とする。
旅の本の表紙をかざるような絶景を描いても結局満足できないのだろうし、いつも探し歩いているような感覚があり、ひとつの素敵な場所への留まりでなくて、結局は「移動」そのものにその好きなものは何かという秘密があるのではないかと思っている。移動はLostとFoundの繰り返しだから。旅もそうだし、絵を描くこともそう。「移動」は自分はこれが好き、嫌いと軽々しく決めつけさせない。このことは自分はこう描きたいと思っていても、絵がそうさせてくれないのと絶対に関係がある。絵が声を持ち、わたしにそこに留まるな、と警告しているかのように…


11/21/2020

21. Novembre (Les dernières figues de cette année)

 

無花果を八百屋さんで買って来た。
ちょっと高いけどモチーフにすると言うことで。
この品種は蓬萊柿(ほーらいし)ともいう。
うつわは松の木を削りまくった自作なのだ。

11/14/2020

expo "Lost and Found"

 





Lost and Found

西荻窪のURESICAにて11月26日(木)から12月7日(月)まで。
火曜水曜は休廊。

お気軽にどうぞ。




11/13/2020

檸檬

 

そにろきさん(呉の山の上のコーヒー焙煎屋さん)のお庭の檸檬。

初めて実った檸檬だそうで、収穫の嬉しさをわけていただいた。
鮮やかなものに目を奪われる、ヒトの色覚は遠くから果物を見つけ出すために発達したって聞いたことがある。本当かな。



11/12/2020

12.Novembre


先日、観覧車に乗った。
いつぶりだろう?

大輪とは言えない程々の大きさの観覧車で、
猫のエサの缶を立てたような黄色いゴンドラだった。
一周する間、ずっと金属部品がきしきし、と鳴っていた。
客は娘とわたししかいなかった。
安全な地上に戻るまで、景色を見ることと引き換えに命を数分だけ預ける感覚。
地上の時間の流れと違う手触り。

自宅からはちょっと遠いけれど海を挟んで見える観覧車なので(夜は電飾が輝く)
これに乗っておくことはポイントが高い。

毎日、夜風に吹かれながらのベランダで、
「そう、わたしはあの観覧車に乗った」
、と悦に入ることができる。

11/08/2020

11/04/2020

4. Novembre

 

2010


2020


同じ主題を再び。
水辺、夕暮れ、冬、漂着、南の果て、忘却。
もう少し描き加えるかも。
(描いたときはよし!と思ったのに)