3/22/2023

expo "remembrance"

 


名古屋の杉村佳奈さんのお店 babooshka (超うまいカレーやさん)で個展。
4月1日から17日まで。

DMデザインはON READINGの黒田さん。
絵の方は製作中。この絵が引っ張ってくれてる。
キセルが来てくれるの嬉しいなあ。

babooshka 〒464-0033 愛知県名古屋市千種区鹿子町2丁目3−3
案内状の裏面↓ 
この画像を携帯電話におとして、たどって辿って、ぜひお越しください。




3/20/2023

20.Mars


 
絵本「トラタのりんご」のように?
置く場所もないのに苗をまた買ってしまった。これはみかん。

他の冬越しした果樹は、もう少しで芽吹くのか、という状態であったが、そういうタイミングでパラパラっと数夜に分けて断続的に雨が降る。
その後は気温の高低のコントラストがある日々がしばらく続き、植物たち(虫や微生物たち)に刺激を与える。
ここから緑が爆発的に伸びていくのだ。
毎年不思議だねーと感心している。以前のブログでも書いたかも。

3/16/2023

絵本「トラタのりんご」




Photo: Ayako Miyamura

新しい絵本ができた。
これはどんな絵本かをひとことで説明するのはむずかしい。

ひとはだれでも子どものころに、なにかに夢中になって、それを追っているうちにどこかに、誰も知らないような場所に迷い込んだりするのではないか。
あるいは焦燥感に駆られて走ったり、家に帰っても図鑑を飽きずにめくったりする。
無限のように長く感じた、季節の一周りを経て何かに気づく。(季節って残酷だ。学び、注視しないひとを素通りする!)
そしてそれは、そういうことはおとなになった今にしてみればぜんぶ夢だったかもしれないけれど、手触りだけは残っているのだ。

そして気になることの数々が気になり眠れないのでその子は学ぶということをはじめるかもしれない。
学ぶということは興味のままにぐいぐい進んでいくことで、つまり学ぶということは超簡単に言うと、夢中になるということ。

時に追われるのではなく、自主的に。英語で自主的にはspontaneoslyって言う。音感が可愛くてあるとき覚えてしまった単語だ。「のびのび」っていう意味もある。「無意識的に」とか。なかなか深い。
この絵本には、劇的なクライマックスはないけれど、わたしが大事にしたいと思っていながら、でも表現するのは難しそうで、わざわざ描いて(書いて)来なかったことがたくさん入っている。それが絵本に残せたということが個人的にとても嬉しいことだった。

ここまで書いて忘れていたけど、「りんご」のこと。
弘前の車窓から見えたりんごの輝きの美しさに衝撃を受けたことがあり、思えばあの体験がずっと影響しているかもしれない。
果物の品種の多種多様について。これについても驚き、言いたいことがたくさんあって、ぜひ興味を持ってもらいたかった。


そもそもの、この絵本づくりのはじまりは京都大学の三成寿作先生からコンタクトをいただいたことがきっかけだった。
ゲノム編集の時代に、生命についてどういう問いかけができるかというような、自分の身の丈を遥かに超えたお題をいただいて、相当困った。
たくさんの先生が関わってビッグプロジェクトになった。でもそんなたくさんの先生がみんな面白がってくださった。そうして最適解を探す旅に辛抱強く付き合っていただいて、絵本の案ができたのだった。
出版社が決まってからは、素晴らしい編集者が二人もつき、丁寧にこうして絵本に仕上げることができた。本当に奇跡のようなことだ。

「トラタのりんご」
2023年3月16日
岩波書店: 刊 1870円
こちら→ 

3/14/2023

14. Mars

 







Gallery Kasparでの展示がスタート。19日まで。
わたしも早春の葉山の風に吹かれてきた。
iiaiさんとの会話も楽しかった。今は作品どうしが会話している。

3/09/2023

expo: nudge out of orbit









久しぶりの展示のお知らせ。
葉山のKasparさん。
本屋さんからギャラリーになった。

iiaiさんとのジョイント展示。
11日初日おります。いつも直前のお知らせで申し訳ないです。
わたしはterrainと題した作品の連作を中心に出品した。

2023.3.11(sat)-3.19(sun)
nakaban×iiai
会期中無休
〒240-0111 神奈川県三浦郡葉山町一色1462-5
gallery kaspar

こちら kasper.jp




2/28/2023

28. Février "夕闇の港町"



1.夕やみをゆっくりとかき混ぜながら
  暖かい空気に冷涼な風を加えていく。



2.強い波の繰り返しがタペストリーのように織られて
  風景を組み立てていることを意識する。





3.暗い湾の中に家々を浮かび上がらせ、灯りを点す。


4.湾の向こうの、遠くない場所に小山をつくり波の残響を深める。
  手前には波止場をのばし、灯りを連ねる。



風景のレシピ44番に沿って制作。
数年前のレシピを辿っていくと、すっかり忘れていた場所に再びたどり着くことができた。




続き、できあがり→

風景のレシピの全体ページ→ 

2/22/2023

ポスター

 

more info → babooshka

2/20/2023

20. Février



昨年はパンを焼き、熱く語る人が目の前に次々と現れた。
興味が出て自分でやってみようと思った。
それが意外にもはまった。これはアラスカの150年前の酵母を継いだサワードー。
なんか仕事で疲れても、真夜中に睡眠時間を削ってまで小麦粉を練ってしまっている。
オーブンの前にいると陶芸作品を焼いているときのような胸の高まりがちょっとある。
ここまで夢中になる自分が不思議だったが、そういう時は後から理由がついてくることが多い。
もしかしたら、ひとつはコオロギ問題に対処するためなのかもしれない。
これから、ありとあらゆる粉ものにコオロギ粉を混ぜてくるという話があるのだ。
由々しきことに、EU圏ではもう本格的に始まっており、製品に混ぜ込まれてあっても成分表示もされないという話もある。
これ、環境によいというのは嘘で、虫の飼育に大量の熱エネルギーが必要になり、しかも人体の栄養には向かない毒性物質。
タンパク質の不足問題を解消するため、などと言われているが、一方で北海道では良質のタンパク源である牛乳が排水口に捨てられている。どうして?
みんなが虫を食べている世界を想像すると、やっぱりあんまりいい感じじゃない。
ヒエロニムス・ボッシュの絵のような、悪魔的な乱世のイメージ。
近年、こおろぎを食べても良いとわざわざ聖書の翻訳が書き換えられた。聖書の翻訳を変えるなんて、相当な根回しがあったようだ。タイムマシンが発明されたのかもしれない。
今、コオロギを推している企業は補助金に目がくらんでいるか、環境にいいことをしている、と正義感に酔っているかのどちらかで、彼らがそれをすごくいいものみたいに言っても信用できない。ワクチンの時と一緒。後から健康に弊害が発生して、誰も責任取らない。
というわけで、わたしは虫さんを食べるのは遠慮させていただく。
それ関係の仕事、絵本や挿絵もできません。
しかし、パンの材料を粉で買い求めるといっても、混ぜ込み非表示になれば、そのなけなしの努力が追いつかなくなるかもしれなくて、そうなったら小麦食をやめるか、小麦を育てるかの二択。
そして、反コオロギ(?)の農家やパン屋、うどん屋お好み焼き屋個人と仲間になり、連携しなければ(お願いして、連携してもらわなければ)ならない。
この人嫌いのわたしでもそう思ってしまうくらいの事態だ。


2/18/2023

18. Février

 




屋久島のどら焼き「やくどら」
島の柑橘「たんかん」が効いた白餡のどら焼き。ごちそうさまでした。

2/01/2023

1. Février

 

広島の新しい建築事務所-ure(ユール)のロゴを制作させていただいた。

デザインは矢吹菜美さん。
http://architect-ure.jp/

-ureの岩竹さん、素敵な建物をたくさん建ててください。