荻窪のTitleでの個展がもうすぐ始まる。
「本と果物」というテーマ。
このように装丁を含めた本の絵を描いたことは過去になくて、試行錯誤があった。
装丁の、それ自体が他者の作品であるという、おそれ多さや、ややこしさがある。
その余りある魅力は絵にするには困るものであり、とにかく一旦そこから逃げようと、書物の一部だけをクローズアップして果物を挟んで描いてみたり、ページがバラバラとめくれた埃っぽい様子を描いたり、と試みたが(潮田登久子さんの写真集「BIBLIOTHECA」を眺めてしまった影響)結局その手法で連作を広げることができず、観念して本の装丁のたたずまいをそのまま描く事にした。
洋書から日本の文庫本まで、幸せな気持ちを持続させながら描くことができた。
この展示はTitleの店主、辻山良雄さんと時間をかけて企画制作してきたもので、ようやく発表できそうになって、とても嬉しい。
絵に添えられた辻山さんの詩とともに観ていただくと、よりひろがるはず。
初日の9日はわたしも会場にいさせていただき、二、三日めの10日、11日はわたしはいないけど、お店の前で「いちりんご」さんのりんごの行商があります。わたしが塗装させていただいたりんごの看板が出るはず。
本屋・Title 〒167-0034 東京都杉並区桃井1-5-2
2026年10月9日(金)ー 2026年10月27日(火)









