12/29/2015

12/29

昨日は「トムズボックス」の最終日でした。
語りたいことは多くて今はとても書ききれないのでまたいずれ。
ありがとうございました。(礼)

12/26/2015

12/26










今日は広島のクラブクアトロで二階堂和美さんのライブがあります。本人の言葉からも並ならぬ意気込みを感じてます。

中国新聞に連載中のニカさんのコラム「負うて抱えて」も好評に続いていて現在35回。多忙の中しっかりと文章が上がってきてすごい。
今週はその新聞連載の絵もライブを想像して描きました。

12/24/2015

Weihnachtskarten


カードが行き交うこの頃。
私も広島PARCOの小さなクリスマスカードを制作させていただきました。
今、店頭で配布されているそうです。
置かれているのは広島店だけです。
あっというまにクリスマスの期間は終わってしまいますのでいわゆるephemeraとなりそうです。

追記: カード品切れになりました。


12/23/2015

港町の絵


この絵は秋の初めに下絵を少し描いてそのまま置きっぱなしにしてあったもの。

仕上げて行くことでその間の描かなかった時間を綴じる。
時間はこれからは絵の中の港町を流れ始める(ご都合解釈)。

でも絵の外にもこの時が漏れて流れて来てほしい。
なのでちょっとだけ未完成にしておく(ご都合解釈)。






12/19/2015

12/19










12/18/2015

12/18

“それ”を描いてはいけない。
“それ以外”との関係性を。
“それ”を描こうとして息が詰まったとき、
“それ以外”と“それ”との間の空気を吸うつもりで深呼吸する。

すると絵を描きたいという意思がまた戻ってくるだろう。

12/13/2015

12/13


仕事場の近くで路面電車が急カーブする所があり、そこが好き。
電車に乗りタイミングが良いとちょうど反対側の路線からも電車が来る。
当たり前ですが向こうの窓の中にもたくさんの人が乗っています。
反対側に行く人たち…。
もしかしたらあの人がわたしだったかもしれない、と考える。
光が回転する。それが続く。
人生のメリーゴーランドの中にいるような瞬間を感じる。

12/03/2015

fujingaho diary 2016


歴史ある「婦人画報」の付録の2016ダイアリーの絵を描かせていただきました。
表紙の線画(金の箔押し!)の他、暦に添えてたくさんカットを描きました。
来年の手帳をお探しの方、いかがでしょうか。


12/02/2015

12/1

12月。

東京から帰ってきました。
piano era楽しかったな。
しばらくはじっくりと来年の準備を。
来年は展示がたくさんあります。

さてお知らせを。

来年、東京の荻窪に出来る本屋さんTitle
ロゴマークやイメージを制作しながらお手伝い中です。

「こんな店が自分の暮らす町にあったら楽しいだろうなと思いながら作っています」
との言葉がありとてもいいなと思う。

11/28/2015

11/25/2015

11/25



何日も何ヶ月も懸命に探してそれでも出会えず、疲れてしまった時。
そうすることの意味も翳み、望みすらをも見いだせなくなった時。
何の役にも立てず、誰のためにもならず、ただそれはたち消えて行くだけでは。
という気持ちも既に隣人のよう。
その不安。
藝術はそのじりじりとした不安を食べて育つのかもしれない。
わたしもそれを食べて生き延びているのかもしれない。
まだまだ安寧に身を委ねることを固く禁じて。

piano era2015でお会いしましょう。
お伝えしていた通り阿部海太郎さん「洋梨の考古学」に参加します。
不安はともかく秋の終わりの洋梨が美味しい季節です。

nakaban

11/18/2015

11/18


もう3日も雨が。

青い青い水の底で。薄明かりのやさしさを探します。
nakaban







11/14/2015

翼の王国のマラッカ


ANAの機内誌「翼の王国」はバックナンバーがしばらくの間web上で公開されます。

この夏旅して描いて書いたマラッカの記事もこちらで公開されてます。
ぜひどうぞ。

ああ、あのおかゆが食べたい。

「マラッカ色彩覚え描きの旅」
文・絵=nakaban 写真=吉次 史成  coordinate=丹保 美紀




11/10/2015

雪花石膏




alabaster
うっすらと透ける柔らかい石。
冬の光にとてもよく似合う。

もったいなくて削れなかった、といったら嘘になる。
ほんとうは失敗が怖くて削れなかった。
削り始めると楽しくて、もっと早くさわっておけば良かったなと思う。
でも切りっぱなしの石をみて腕組みするのも楽しかったから良しとしよう。














ドイツの友人が25kgの大きな石を手配してくれた。
そのK君は文化財の修復の仕事をされていて、工具もたくさん持っている(しかも相当な道具コレクター 笑)。
だからパンみたいに切って数回に分けて送ろうかと言ってくれたけど、それも面白いけど結局まるまるで送ってもらうことにした。
それが原産地のスペインからドイツを経由して先月手元に届いた。郵便局の人の腰は大丈夫だっただろうか。
というわけで今や心置きなく彫れる。K君ありがとう。

でもこの状態が実にきれいでまた切るのに躊躇しそう。
刃渡りの長いのこぎりが要るなあ。





11/04/2015

「せとうち暮らし」のトークイベントです


トークイベント「ローカルで雑誌をつくること」

広島本川町readan deatにて。
ロゴ・表紙を描かせてもらって2冊目の「せとうち暮らし17号」がもうすぐ出ます。
とにかく動く編集部という印象。
どうやって雑誌をつくっているのか。
編集「風景」という言葉に触発されて、気になることを聞いてみたい。
13日。

10/23/2015

10/15/2015

オリーヴの実

初めて収穫してみた。
ベランダの数個の鉢植えのオリーヴの木からこれだけ採れるなんて。
種類もばらばら。塩漬けに。

10/13/2015

10/13

仕事場へ急いでいるとふと視線を感じた。
振り向くと、ぽつぽつと咲いている秋の花。
これから寒い冬が来るというのになぜ今咲くのか。
花の色は特別な波長でこちらの目に飛び込んでくる。
「これは印刷では再現できないなー」と思う。
用事を思い出し慌ててその花から目を引き剥がす。

この頃になると空の色、コンクリートのグレー、錆びた手すりの色も美しい。
無花果の葉の色も。
秋の色彩は無限小の何処かへと収斂して行く。
その到達点は例えば真冬の窓の黒と白の境界である。
それに従い抗う色彩を眺めている。
木の葉に紅葉というプロセスがあるように、無機質な壁やガラスの窓もこうして色の様相を変えていくように見える。

何のことはない、と思った。
これらの色もみなすべて印刷では再現できないのだ。
その再現の不可能性は単にインクの性能の良し悪しの問題ではない。

「静物画」を描けば否応がなく気づいてしまうことがある。
それは制止していると思っていたモチーフも本当は絶えず動いている、ということ。
呼吸をしながら崩壊へと向かう、その道すがらの美がモノにはある。
あるいはそのものを渦巻き、取り囲む環境の変化もある。
そのモノはそのモノ以外でもある。

美は、その時、その場所という座標に、不思議な糸で結び付けられたものであり、それをどこかに持ち運ぶことはできない。
持ち帰り、後でゆっくりと楽しもう、という心は拒絶される。
当然iphoneで写真を撮っても駄目なのである。(それでも撮るけど)

自然の中のモノがあるべきところにあるような気がして、理由もなく「美しい」と感じてしまうのは、その辺りのことが理由なのではないか。
すなわち、持ち帰ることのできない、所有不可能なものこそが美しい。

書こうとしてたことと話が逸れそうになっている。
それゆえにわたしの外にあるモノの美は転写できないということだった。
印刷と書いたけど、もちろん絵でもそのことは当てはまる。
ならばどうすればいいのか。
それはどうしようもない。
絵と現実はイコールではない、というそれだけの当たり前なことだ。
諦める。ならばその後でどうするかという問いがあるだけ。

モノの発する息づかいは、読むことの叶わない言葉。
その言葉をわたしの呼吸で翻訳してみたくなる。
間違えてもいいから。の心で。
そのことが創作(つまり翻訳)のモチベーションへと繋がるのかもしれない。

秋の道の上で

10/03/2015

Outubro



10月。
どこまでも落ちていくような秋。
見上げる空は高くなるばかり。

9/15/2015

The Piano Era 2015


photo:  ryo mitamura


お知らせです。
11月に東京で開催されるThe Piano Era 2015に参加します。
阿部海太郎さんと「洋梨の考古学」として新作を。
今年も洋梨の季節にコンサート。
海太郎さん、高木正勝さん、haruka nakamuraさん。
楽しみです。

The Piano Era 2015

11月28日(土)
出演:
高木正勝
haruka nakamura PIANO ENSEMBLE
阿部海太郎


11月29日(日)
出演:
アンドレス・ベエウサエルト
ヘニング・シュミート
タチアナ・パーハ/ヴァルダン・オヴセピアン


会場:めぐろパーシモンホール/

9/12/2015

9/09/2015

9/08/2015

9/8


9/04/2015

9/4


高松と小豆島を行ったり来たり。
瀬戸内海は雨催い。それでも色を映しきらきら光って、遠くからの風が気持ちよかった。
その海の周りで忙しく働く人たちを眺めていたような一日。
わたしの知っている香川の人はみんな働き者。
のんびりゆったりしていない。颯爽としていて眩しい。好きだな。
わたしもつられてあちこちへ。絵の宿題をたくさんもらった。
島のオリーブはどこ吹く風で、のびのびと初秋の風に揺れていた。

9/01/2015

colours in MELAKA

9月の「翼の王国」
特集記事のマレー半島マラッカへの旅行記を執筆させていただきました。
「colours in MELAKA」
水彩画もたくさん。一部をのぞきほぼ現地制作です。
そして写真は吉次史成さん。
ANAの飛行機の中で出会ってください。


8/31/2015

8/31




近いものと遠いもの 
心の中の遠近を眺める
さみしさに染まらない かといって楽しくもしない
しずかな朝の湖のように
できることなら目を瞑って描きたい 
でもそれでは曲芸になってしまうかな

8/29/2015

8/28/2015

8/28


8/27/2015

8/27


8/26/2015

8/26


8/25/2015

8/25




8/23/2015

8/23



8/22/2015

8/22


8/21/2015

8/21


8/18/2015

8/18


8/17/2015

8/17

子どものころ遊んだ海岸に行ってみた。遊園地が無くなった他は風景はほとんど変わらない。海辺を散歩していると夕日のオレンジに染まった船が目に留まった。水の面はアイスグリーンとコーラルレッドの織りなす文様。そのパターンに夢中になっていると今ここにいる不思議が心の底から湧き上がってきた。目の前の一部分を切り取って見つめていると、遠くをみたくなる。海の時間、雲の時間でふらりと旅してみたいな。遠くを思えばどこにでも飛んで行ける。




8/14/2015

8/14

ひそやかな秋の始まりのよう。

夏の雫のように咲いていた朝のひまわり。
振り向いてみた夕日。

明日も歩くよ。

8/06/2015

8/6






































8月は黒く塗りつぶしたような。
けれど本当はいろんな色が熾火のように奥の方でまだ光っているような。
そして言葉もなにも話せない。話しているように見えても言葉は無音に吸い込まれて話せていない。
それでも心で話しているのかな。どこか遠くに向かって懸命に耳を澄ます。
音も聞こえない。蝉しぐれは無音のように変わって光の中にかき消えて眩しいばかり。
夏の夜の火照りを包み込むような葡萄のような絵。そんなのを描きたい。
先日、島に子船をこぎに行った日にある人が言った。
夏は永遠に続くようで一瞬で終わるから精一杯あそんでください。
子船を漕ぐのは涼しそう。けれども実際は大変だったな。
こんな暑い日々は涼を求めるように描くのもいいけどそれだけじゃない。
目の前にあるものを。

8/01/2015

8/1



深夜のラジオ。
自己紹介は大変だけど自分の歴史(大したものじゃないけどね)を振り返る時間になった。わたしは不思議な仕事も多くて、わかりやすい言葉での説明責任を感じてしまったなー。それにしても落ち着いたスタッフのおかげで安心してお話できた。ありがとうございました。

音楽をかけるのは楽しい。
いい音楽をかけると自分までつられていいものになれるような気がする。
今日からまた頑張ろ。八月です。

♩playlist

キセル 「今日のすべて」from album「明るい幻」
Mocky 「Upbeat Thing」from「Key Change」
二階堂和美 「伝える花」from「伝える花」
二階堂和美 「蝉にたくして」from「にじみ」
Little Creatures 「ALL THE WAY TO THE BORDERLINE」 from「GIANTS ARE DYING」
トウヤマタケオ  「コヌウォールの賢人」from「Waltz In March」
阿部海太郎 「ブローチ」from「SOUNDTRACK FOR D-BROS」
Boo Hewerdine 「ontario」from「Harmonogaph」