12/01/2023

本・中川 で『トラタのりんご』絵本原画展

 





松本の「本・中川」で、絵本『トラタのりんご』の展覧会。
会期は12月5日から来年1月8日まで。
初日の5日はわたしも現場におります。
久しぶりの松本(寒そ〜)。
移転して新しくなった本・中川ははじめてで、とても楽しみ。
りんごの絵も販売予定。

本・中川 > 

11/30/2023

Field Studies (4)

 







数カ所に穴を掘りしばらく満足していたが、その穴に枝を詰めた。
薪ストーブで炭をつくりそれも穴に投入。
牡蠣の殻をハンマーで割り、ばら撒く。
地中から次々出てくるレンガを積む。
果樹に絡みついた蔦をとりのぞく。

勘にまかせて、30分程度やることを決める。
とにかく楽しくて何をしても全ての行動に絵画と同じようにゲーム性があるように思う。

古い畳を土壁用にとってあったのだが、ふと、カッターナイフを入れて藁をむしり出して地面を覆ってみた。
畳一枚でも相当な面積を覆えることがわかった。
静まり返った野原。来年見てろよという気持ち。
あまりに灰色で寂しいのでアーティチョークを植えた。冬植えでも多分いける。

11/24/2023

〈nakaban+工芸青花「Anno Domini ロマネスクと私」〉小さな巡回展


ロマネスク美術(L'art roman)と自分の絵、全く関係ないようで、ぐっと関係が深くなってしまったと思っている。いわば、自分の絵を裏打ちしてくれているような世界。もちろん片想いである。
そうなのだけど、そういうふうに思いながら制作していると、古の世界と時間を超えてつながっているように、絵を描くときに心にいい風が吹いてくる。

丸みを帯びたかたち、アーチを多用する建物の様式、木と石のバランス、ひとに対するものの大きさの感覚など、影響を受けている?というのか?それを知るずっと前から自分の好み、気質が「それ」だったので、そういう自分にとって夢のような世界が昔の西洋にあったのかとびっくりしたのだった。
と書いているとまたいろいろ語りたくなってくる。。

お知らせ

2019年、工芸青花でおこなった「Anno Domini ロマネスクと私」展が東京のB&Bに巡回。
会期は11月25日から12月28日まで。

ロマネスク美術そしてzodiaque叢書への(自分なりの)オマージュ的な特別な展示だった。
その展示のあとに、作品を集めた素敵なポストカードのセット《Lettres à “Z”》を作っていただいたのだが、こちらも販売予定。

B&Bさんにぜひお出かけいただけたら嬉しいです。

くわしくはこちら

11/22/2023

「針と糸」


小川糸さんのエッセイ「針と糸」(朝日文庫)はとても人気の作品のようで7刷に。

新たなオビをつける、ということでお受けした装画は全オビと呼ぶものらしく、全体をカバーするもの。なじみとなった人気作品の本の印象を一新するためのものなのだそうだ。

ほとんど表紙、なのでこれをめくったらオリジナルの表紙があり、2枚の絵が楽しめる。上部にクリーム色の部分があるでしょう、これがオリジナルの表紙の部分。
ちょっとサイズが違うのは、これはオビですよと表明するということなのだろう。

両方とも装丁デザインは芥陽子さんだ。わたしは線画と水彩グラデーションを描いて芥さんが仕立てた。

日本でヨーロッパで自由に軽やかに生きる小川さんのエッセイ。
この機会に読み返してみようか。

11/20/2023

絵本「水はうたいます」

 

まど・みちおさんの詩「水はうたいます」が絵本に。
絵を担当させていただいた。
暑い夏の間、この絵本にとりかかっていたので、心の中は涼しかった。

編集の松田素子さんに作りかけのスケッチを見てもらった時に、オーケストラによるシンフォニーのようになるのではないか、という言葉をいただいて、一気に仕上がっていった。

一滴の朝つゆから、変化をしながらどこまでも旅をする水。
この詩はこんな言葉で締め括られる。

「水である自分の えいえんを」

まどさんがどうしてあの言葉を最後に書いたのか。
わたしは、ずいぶん前から自分の本体は水なのかもしれないと思っている。
意識的にも物質的にも。(タルコフスキーの映画の影響?)

だからその言葉を読んだとき驚いた。
サラッと最後にすごいの書いてあるなあ、と。
まあ、こんな話を掘り進めたらこの絵本とはまた違った話になりそうではあるけど。

それで、わたしは水のそばの人物や人の暮らしを描いた方がいいのではないかと松田素子さんとたくさん議論したけど、結局描かないことになった。
それでよかったのだと思う。水が変化しながら旅してゆくさまをただただ描く。そのことによって「水である自分」感じてもらえたらいいと思う。

書影の写真を撮ったけど午後の光があたってしまって、実物とはまた違った印象。
オビは青い素敵な色です。デザインはタカハシデザイン室(高橋雅之さん)。
なお表紙の絵は魚が泳ぎながら見ている水の世界はどんなだろうかと想像して描いた。

この絵本についての詳しくは、理論社のページをどうぞ。

10/29/2023

29.Octobre

 

あっというまに最終日。

10/14/2023

READAN"DEAT で『トラタのりんご』絵本原画展




広島、本川町のREADAN'DEATで、絵本『トラタのりんご』の展覧会。
READAN'DEATは、ここ広島の街の誇るカルチャースポット。
そんな場所で、21日の夕に、この絵本についてお話しさせていただく機会を頂いた。
このギャラリートークはインスタライブでもあって、現場にお越しいただくのもネット経由でも全て無料なので是非お店のアカウントに飛んでおききください。
りんごの絵も販売予定。
詳しくはこちらのお店の公式ブログをご覧ください。>

10/06/2023

Field Studies (3)

 




りんごの木を植えた。(コーンウォールのりんご)。
枝がしなるのでぐるぐる曲げて電車で運んだ。
よく考えたらあまり地面にこうやって木を植えたことはなくて、特別な気持ちになった。
わたしが死んだ後もずっと残っていくはず。

りんごの授粉樹としては、ポットに入った苗をまだまだ、たくさん所有している。
わたしは見境なく果樹苗を買ってしまうのである。

レモンも植えた。珍しい上記のりんごとは違ってリスボンというどこのホームセンターでも売られている一般的な品種。
広島の名産品種でもある。
このリスボンは以前、畑付きの団地に住んでいた頃に育てたことがあり、実が50個は採れる樹に成長したのだが、畑の管理人のような人物に斬られてしまった悲しい思い出が。

どこを掘っても石が出てくる理由が判明。
庭のあった場所にも昔、家が建っていて、その基礎らしい。








10/02/2023

2.Octobre

 







わ。十月になってしまった。
October, Octobre これ、Oct. は"8"という意味なのに"10月"で、このズレに意味があったのを何かの本で読んだことがあるが、わすれてしまった。深い意味に感心しても案外忘れる。
ゆっくり読書したい。

9/28/2023

玉村豊男のポテトブック

 



新刊「玉村豊男のポテトブック」が朝日出版社から刊行された。
素晴らしいイラストレータたちに混ぜていただき、カットをふたつほど描いた。
フランスに暮らした後、長野でワイナリーを経営、畑や料理もやって、なにより文章が絶品な玉村さん。彼でなくては書けない本だ。

9/22/2023

22.Septembre


ほぼ毎日、朝、仕事場に着く前にスーパーマーケットに寄って食材を買っている。
最近いろいろな商品が高価になって商品が動いていない。売れ残り必至状態。
売る方にも買う方にも良くない状況だなあ、とぼんやり思っていたら、新聞社の街頭取材を頼まれてしまった。

・ちょっと前の値段感が染み付いているので何も買えません。
・家庭菜園やろうと思ってる。
・栄養学をかじって購入品目をメッチャ厳選してる。

などと答えた。はたして掲載されるだろうか?

新聞社のひとは異常気象や災害が原因の値上がりですかね〜と言っていた。
わたしは消費税のしわ寄せがだいぶ大きいと思う。(全ての過程にかかる10%)
それは言わなかったけどいちばん言っておくことだった。

あとスーパーマーケットも規格外大きさやのキズやありの野菜をならべることにも寛容になってほしいこととか。

農業は肥料代や資材代の高騰の煽りを受けているので、それも野菜の値上がりの原因なのだろう。少しずつでも肥料や農薬にお金をかけない自然農法が増えたらいいなと思う。

場違いな肥料の与えすぎの、その場の状態をバランスするために、どこからともなく虫や細菌がやってくるというのは趣味レベルの植物栽培をしているわたしでも実感しているのだ。(だから虫や細菌は悪者ではない。)

そういえば、今出てる農文協の「現代農業」は不耕起栽培の特集だったので、おどろいた。農家はみんなこの雑誌を読んでいる。農家ではない趣味のひとが読んでもとても面白い雑誌。
まあ実際に不耕起栽培にチェンジする農家は少ないと思うけど、少しづつ変わっていくのかな。

マルチと緑肥用に畑で草を倒すのにドラム缶をローラーがわりに使っているのだと。ドラム缶がたくさん売れたりしたら、面白い。
今度わたしの空想風景画の中に、農村風景を描きたくなったなら、ドラム缶を押し回す農夫を描いてみたい。


9/21/2023

本日「本とこラジオ」




おしらせ(急)。本日13時から。
矢萩多聞さんといわながさとこさんのネットラジオ「本とこラジオ」でお話し。
『風をとおすレッスン』(創元社)を最近一緒に作った関係で(矢萩多聞さんがデザイン)お呼びいただいた。

アーカイヴも残されるようだ。
https://www.hontoco.net


9/17/2023

Field Studies (2)

 



剪定した枝は細かく刻みチップにして撒いておいた。
数日経ち、再び現場を訪れると何かクローバーのような芽が発芽している。
見えない手が、目の前に差し出してくれたような良い形。



何か木を植えようと穴を掘ると、カチン!どこもかしこも石に当たり、なかなか地面にシャベルが入らない。
これは意図的に埋められているとしか思えない。昔、石垣か何かに使われた石ではないか。
掘れば掘る程無限に出てくる。
この石は石積みで何かを作る野望のために保存しておく。


重労働で疲れてきたら落ちた柿を探す。
糖のせいか、何らかのフィトケミカルのせいか、中に虫などは入らず、きれいなものだ。




9/12/2023

9/07/2023

Field Studies (1)

 



新しい作業場を作ろうとしている。
といいつつ、その場所は自分でも気楽に通えない遠い港町。
土地と建物は世の中的には安いのだろうが、わたしには高い買い物。
「すっからかん」になったので、いろいろ設備が壊れているけど暫くはなおせない。
でも家屋の部分にはあまり情熱がない。とにかく植生、土、そして井戸水。

その庭は荒れ野のようでいて調和がある。
どういうふうに太陽光を入れて行くのがいいのだろうか。
好きに刈り取ったり植えたりしていくと、おそらくこのかっこよさが失われる。

蜘蛛の巣が張ってそれも古くなり蜘蛛も居なくなり枯れ葉などが絡まった枝がある。
伐ってもいいという合図ではないだろうか。


9/01/2023

1.Septembre

 

この夏はずっとある絵本のための絵を描いていた。
描き終わったら夏が終わってた。

その日々でふと思ったこと。
水が流れたり凍ったり気体になったり。そういうことを子ども時代に習ったわけだけど、それで何かを知ったつもりであったが、結局何も知れてないなあと思ったのだ。それは単に観察結果による法則を習っただけで、ああいうふうに、凍ったり、雪の結晶になったり、湖なんかでも常に色の帯び方が違うということの本当の理由は全くわからない。

中世の昔では科学はなぜ物質は「こうなりたい」のか、とモノの意志に同調して思考する学問であったのだという。だから科学者はまるで詩人のようでなければならなかった。すぐにレファレンスにあたらない。まずは考えるっていうのがいいなあと思う。

例えばゲーテのような詩人であるなら「不思議だねえ」で止まってまったりしていてはだめだったのだ。不思議というワードが浮かんだということは、素晴らしいこと。でも、「不思議だねえ〜」とまったりしてはもったい無い。そこがもっと深入りしていくための起点なのだ。

現代はデータの蓄積は過去最高に違いないが、わたしはデータがそんなに偉いのかという気持ちになっている。このコロナ禍での数字に踊らされての社会の右往左往、ひどかった。その数字の根拠もいい加減なものばかりで、ひどいものだった。

何か、現代人の学習には何かが根本的に欠けてるのではないかと思うのだ。
もっというと、そのように社会がデザインされている。
だからロボットみたいな判断ばかりになって、ルールをつくる存在たちにいとも簡単に騙されてしまう。

さて、なぜ雪の結晶はあんなにきれいで、そんなすごく複雑神秘な宝石のような結晶が大量に溶けた水を飲んで、ひとは平静な気持ちでいられるのだろうか。
本当だったら平気じゃないよね。心が爆発するはずだ。しないか。笑。

そういうことを考えるのが案外生きてる意味かもしれない。そうやって川を眺めたり水を飲んで暮らしていくとか、すごく大事だと思うんだけどね。

AIが社会に登場して来たのでロボットはあっちにやってもらって、人間は思考の方向性をぐるっと変える時期に来ているのかも。そんなふうに思ってる。

8/26/2023

26.Août

 




世羅の梨。
これから楽しみにしていたつぶつぶを描こうとした段階で、緑の梨の方のマチエールの横線が気になり始め、一旦乾燥させたのちナイフで削るつもり。
絵の具を厚盛りしても、こういうのはごまかせない。
待ってると梨は傷んでしまうので、もう食べてしまっていいだろうか?

8/25/2023

25.Août

 











すっかり久しぶりの更新だ。
わたしは楽しく過ごしている。
毎日、朝も早よから延々と鉢植えにじゃぶじゃぶと水やりの日々だった。
最近「あ、もういいです。ピークは過ぎたんで」と植物に言われた。

でも夏の余熱はまだまだ続く。
残暑を乗り切って、風薫る秋に!会いましょう。


8/04/2023

風をとおすレッスン

 



田中真知さんの新刊「風をとおすレッスン」
シリーズ "あいだで考える" の最新刊。
表紙、挿絵を担当させていただいた。
デザインは矢萩多聞さん。

著者の田中真知さんは作家、立教大学観光研究所研究員。
一度お会いすることができた。とてもチャーミングな方だった。
また田中さんは、あひる商会CEOでもいらっしゃいますが、この本にもあひるのエピソードが冒頭にあって、とてもいい。この部分だけでも何度も読み返したくなる。

ぜひ一冊どうぞ。これは素晴らしい本ですから。
8月10日発売。創元社刊。

7/28/2023

28.Juillet

 



りんごのオブジェは東京の「いちりんご」さんのところへに帰って行った。

7/25/2023

25.Juillet

 

こども図書館で絵の先生。マグカップを描くの回。
みなさん素敵な絵。

最高なことに、最後までぜんぜん描かなくてカップをもてあそんでいた子がいた。
鉛筆でマグカップをなでたりちょっと音を出してみたり。
ふつうだったら、「さあ、勇気を出すんだ」「失敗してもだいじょうぶ」「It's easier than you think」とか、いろいろ声をかけるべきなのだけど、描かないことで描くを知ると言う境地のような雰囲気でわたしは何も言えなかった。



7/15/2023

15.Juillet

雑誌 illutration 239号(玄光社)は村上春樹の装丁という特集。
オマージュのページがあって絵を一枚担当させていただいた。
トリビュート・アルバムに参加した音楽家のような気分?どのお話を描くかも選ばせてもらえて、楽しく制作した。

その絵は無事掲載されただけでなく、下記の山陽堂書店で展示される。
この特集に関わったさまざまな方の絵が展示されるようだ。ぜひお出かけください。

■ 会期
2023年7月18日(火)〜29日(日) *日休
■ 場所
山陽堂書店ギャラリー(表参道)

7/10/2023

署名のお願い(本郷産廃処分場)


広島県三原市本郷町南方の民間の産業廃棄物最終処分場からしみ出た水が、法定の水質基準を超えていたことが広島県の検査で分かった。県は管理者のJAB協同組合(東京)に稼働を速やかに停止し、改善策を示すよう指導した。この処分場を巡っては、県の設置許可を取り消す広島地裁の判決が出ている。

 県が8日までに処分場の建設や操業に反対する住民団体に検査結果を示した。検査は6月16日、処分場内の産廃を通過した浸透水や地下水を計4カ所で採取。このうち処分場北西部の浸透水の1リットル当たりの生物化学的酸素要求量(BOD)が54ミリグラムになり、廃棄物処理法の基準値20ミリグラムを上回った。BODは水中の有機物を微生物が分解する際の酸素の消費量とされ、水の汚れ具合の指標になる。  県は同29日、組合に検査結果を通知。産廃の搬入と埋め立てを速やかに停止し、原因と改善策を報告するよう指導した。県産業廃棄物対策課によると、組合は今月6日から処分場の稼働を停止したと県に説明しているという。

https://news.yahoo.co.jp/articles/8985d67f5b9e53b05d78436f9a87b29c092ded39


*****

広島県は三原市・竹原市の水源地に作られ操業している本郷産廃処分場の設置許可を
県が出したのは不当として、県を訴えた裁判で、7月4日、原告側(市民)が勝訴しまし
た。

【広島ホームテレビ】三原市「本郷最終処分場」設置許可取り消し裁判 住民側が勝
訴 広島地裁「県の審査に欠落が認められる」

https://www.home-tv.co.jp/news/content/?news_id=20230704213348

広島県の定例会見で、県が負けた裁判についての質問が記者から出ることが予想されます。
そこで、県の考えを動かすために、定例会見が始まる前、つまり今日中に1000筆以上の署名が欲しいところです。署名は県外の方でもできます。


地元の方は、控訴期限の7月19日ごろまでに、広島県には「控訴するな」、三原市・竹
原市に「広島県が控訴しない様働きかけをしてほしい」旨、メールや電話、FAXなど
でも構いません。お会いできる方は地元の議員さんにお話してくださると助かります。
問い合わせが殺到している状態に持って行きたい所。
>
産廃場を撤廃させる為、今が最大のチャンスです。
また、多くの方に拡散していただきますよう重ねてお願い致します。


***
(転載おわり)
19日まで締切が伸びたそう。


三原、竹原の水源が汚染されている。

有害な「だし汁」の素は、県外からの産業廃棄物。
お時間おありでしたら署名をお願いします!

ご署名お願いします!>> https://t.co/sF2922RbU9


追記: 

こういう業者。

https://news.yahoo.co.jp/articles/2cd3c6a2d4423620d40d11fcc708437132351cfd


メモ)産業廃棄物とは?

●事業活動に伴って生じた廃棄物のうち 法令で定められた20種類

燃え殻、汚泥、廃油、廃酸、廃アルカリ、廃プラスチック類、紙くず、木くず、繊維くず、動 植物性残さ、動物性固形不要物、ゴムくず、金属くず、ガラスくず、 コンクリートくず及び陶磁器くず、鉱さい、がれき類、動物の ふん尿、動物の死体、ばいじん、輸入された廃棄物、上記の産業 廃棄物を処分するために処理したもの

●特別管理産業廃棄物

産業廃棄物のうち、爆発性、毒性、 感染性その他の人の健康又は生 活環境に係る被害を生ずるおそ れがあるもの


出典:「環境白書」環境省

https://www.env.go.jp/recycle/circul/venous_industry/ja/history.pdf


7/04/2023

4.Juillet

 


明日から大阪のmarthaさんにて「あのカフェに行きたい」という題で展覧会。




カフェのコーナーでの小さな展覧会だけど、それなりの点数はあり、全て新作。
タイトルのわりにあまりカフェの絵ばかりになっていなくて、これではいつもと変わらないというツッコミを入れた。自分で。

7日は久しぶりのランテルナムジカのライブも開催。
楽しい七夕の夜になると思うので、ぜひどうぞ。




7/03/2023

3, Juillet


創元社のnoteでの 「風景のレシピ」は70番で無事終了。

終わりにあたり「あとがき」のようなものを書いてみた。
風景についての考えは、あれを言ってしまえばおしまいの究極で、あとはそれを自分の人生で ちょこちょこ実感していくだけかも。

こちらをどうぞ。

6/17/2023

17. Juin

翻訳家の柴田元幸さんが編集される雑誌「MONKEY」内にて、小説の挿絵を担当させていただいた。
ポール・オースターさんの新作短篇「幻肢」

MONKEY vol. 30 特集 渾身の訳業 (switch publishing)

どのページも面白そう。ぜひ。

6/14/2023

14. Juin

創元社ノートの“風景のレシピ”  

ストックしていたレシピのアイデアはすぐに底をついてしまい、毎度新作を3つずつ描いている。
とても楽しい。

「眠りの運河」はオーロラ色。
絵本「よるのむこう」をつくっていた頃を思い出して描いた。

「せとうちぐらし」は瀬戸ふるさと農園の岡田和樹さんにうかがった、夢のような昔の瀬戸内の話を思い出しながら。
こんな風景を取り戻したいという願いを込めて。

「砂漠の彼方の町」は蜃気楼の町に行ってみたい…という気持ちで。
大きく広げて眺めてほしい絵。

6/10/2023

“あのカフェに行きたい”

 



7月に行われる展覧会とライブのお知らせ。

20うん年前、わたしよりちょっと年上の先輩がたがカフェ・ブームを起こして、そのころ何を仕事にして生きていったらいいのかわからなかったわたしは、すごいなあと眺めていた。カフェ・ブームはその当時わたしが住んでいた大阪でも花びらき、新規開店も続いて百花繚乱だった。行動力溢れる大阪のひとの凄さを思い知らされた。カフェの周りを小惑星のようにカレーや本、ブラジルやエレクトロニカ、モンドミュージックの音楽が周回していた。

カフェが嫌いな人はいない。カフェのマスター、スタッフ、客、コーヒー焙煎士、ライブにやってくる旅の音楽家やお菓子を納入するひと。町の息遣い。その店の佇まい。みんないい。
この地上の、さまざまな幸せの形のひとつがカフェであるだろう。
ということで、わたしは今でも深い尊敬を持ってカフェの周りのひとを眺めている。
カフェ・ブームに少し遅れて絵を描きはじめて20何年が経った。

街を窒息させたコロナ対策、マスメディアによる恐怖の植え付けは、少々過剰過ぎて、カフェ好きのわたしには痛手な出来事だった。
今となってその過剰さの一因が、わたしたちの健康っていうよりも、ある種の利害関係が呼び寄せていたことが明るみになり始め、このことに怒る人がまだまだ周りにいないのは歯がゆい思いだ。
まあそれはまた別の話として、その失われた時間への悔しい気持ちもこれらのカフェ画連作にわたしは込めているような気がしてきた。だからネガティブなことだけどそれも転じて良きことへの力にするということで、ちょっと書いておいた。
カフェ画はいま、まだ描き始めたばかりで、海外を旅したときの本当に自然体な。さまざまな街の小さなカフェのうれしかった印象もしっかり描いてみたい。いまからまだまだ描くのだ。

marthaには行ったことがなかった。
トウヤマさんからいい店よとたまに聞いたりはしていたけれど、そういえば、わたしが大阪の堀江という街に住んでいた時に読んでいた街のフリーパーパー「堀江ほうぼう」にお名前が載っていたような気がする。このしっかりと作られたペーパーに載っていたお店は、どこも間違いがなかったので、その後関東に引っ越してしまって、行けなかったことをときどき思い出していた。

先日、出張の折、はじめてお店を見に行った。ブラウンとブラックを基調にした、スタジオのような隠れ家のような素敵な空間だった。
店と街路の境界に異様に大きく育ってしまったユーカリが銀色の葉を揺らしていた。

展覧会、ライブとも素敵なものになるよう頑張ります。
ランテルナムジカのライブは久しぶり。

*****

“あのカフェに行きたい”
nakaban exposition    2023. 7/5(水)〜7/21(金)

marthaの営業時間は、日・祝のみ10:00~20:00で、月〜土曜日は、11:30〜20:00 火曜定休日です。ワンオーダーお願いします。

Lanternamuzica Live  7/7(金) 
18:30 open 19:30 start
takeo toyama (music)
nakaban (magic lantern drawings)

Ticket Fees:
予約 3500円、当日 4000円 (+別途ドリンク代500円) *お食事もできます!
ご予約は、marthaのメールにて info@marthanet.com

more info:
instagram: @dining_cafe_martha

“ランテルナムジカ”については、こちらをご覧ください。
https://lanternamuzica.blogspot.com




6/03/2023

3. juin

 


あっぷる製品の修理とアップデートを承り。

一か月もその大きさに圧倒されてた。(ごめんなさい)
深刻な亀裂が散見されたのでまずはパテ塗りから。

5/30/2023

30.Mai

 

創元社noteの「風景のレシピ」は64番に到達〜。

5/27/2023

27.Mai

 


5月があっという間に過ぎていく。
おかげさまで忙しくてずーっと仕事してた。いろんな本の絵。
最近三日だけ福岡に行って「望雲」でのまりぼんさんと早川ユミさんの展示を見てきた。
とても良かった。お二人とゆっくり話せたのもよかった。
絵を見にいく立場になって、見にきてくださるひとの気持ちがわかった。

たまにはこんなきれいな青も。
青には緑寄り、赤寄りとあるのだけど最近の好みで、赤寄り(Red Shade)の方を用いることが多い。夕暮れのなかに佇む青。
都市の夕暮れの青は照明の効果があるので緑寄りもいいかも。

緑寄り(Green Shade)だったらフタロのターコイズが思い浮かぶ。
すてきな色だが使いこなせていない。
えぐいレベルで発色が良くて、パレットの絵の具の混色したのを一瞬で台無しにしてしまう。
筆洗液も全部その色に染まる。
一日に一回はそれをやってしまう。何年たっても全く学習していないのだ。。
でもターコイズブルーはじつにすてきな色だ。

5/13/2023

13.Mai

 



約一年前に制作が停止してしまった絵。
雑誌「暮しの手帖」に提案した2枚のうちの一枚。
これのお昼のヴァージョンの絵が表紙になった。
少し加筆してみようかな…



5/11/2023

トートバッグ

 



こちらは松本の本・中川さんが送ってくれたトートバッグ。
印刷されている画像は、ロゴデザインをさせていただいた時のスケッチのヴァリエーションから採用された。
本・おやき・サンドイッチ。

本・中川で購入できるはず。使いやすい。
正式のロゴを使用せず、あえてハズしを入れてくる大人の遊び心にやられました。