12/30/2013
2013 → 2014
年は区切られますがずっと絵を描いています。
仕事が遅いせいですね。以前より確実に筆の進みが遅くなっています。
10年前より少しだけ考えて描くようになったかもしれません。
生きているうちに描ける絵にも限りがあるのだなあとも思います。
一枚一枚の絵にとりかかる時はいつでも不安です。
私は果たしてあたらしい絵が描けるのだろうか?
不安な気持ちは年々強くなるばかり。
この不安とともだちになりたいのですが…。
どこを見渡しても変化の多い昨今なので来年はどうなることかわかりませんが、それでも自分なりのパッションのある絵を描いていきたいです。
2013年もありがとうございました。(礼!)
nakaban
12/27/2013
12/22/2013
12/16/2013
年末年始は熊本で展覧会です
年末年始の熊本で展覧会です。
場所はantique&cafeさかむら。そして橙書店の2カ所同時開催です。
ほどよく離れた、つながっていないようでつながっているふたつのお店。
冬の熊本をお散歩いかがでしょうか。*
nakaban 個展 とんだりはねたり2013.12.20 (金) 〜 2014.1.18 (土) 日曜休 11:30〜21:30
さかむら (熊本市中央区南千反畑町5-15 tel 090 9397 6501)
http://sakamuratakeshi.com
とんだりはねたりな新作展。
油彩とデッサンを展示します。
作家による手製の額入り。
nakabanの“旅するブックシェルフ”
2013.12.20 (金) 〜 2014.1.18 (土) 12/31.1/1休 11:30〜21:30
橙書店+orange (熊本市中央区新市街6-22 tel 096 355 1276 )
http://www.zakkacafe-orange.com/
世界各地を舞台にした書籍からインスピレーションを受けて制作された十数点の絵が橙書店にならびます。 もちろん書籍もならびます。
ポルトガルからはじまる旅は、フランスの路地裏、スイスの湖畔、
ポーランドの木の机、インドの雑踏、中国の詩の世界、アメリカの食堂、
ペルーの密森、アフリカの石の町…とどこまでも続きます。
絵を眺め、ページをめくって、素敵な世界旅行に出掛けましょう。
2013.12.20 (金) 〜 2014.1.18 (土) 12/31.1/1休 11:30〜21:30
橙書店+orange (熊本市中央区新市街6-22 tel 096 355 1276 )
http://www.zakkacafe-orange.com/
世界各地を舞台にした書籍からインスピレーションを受けて制作された十数点の絵が橙書店にならびます。 もちろん書籍もならびます。
ポルトガルからはじまる旅は、フランスの路地裏、スイスの湖畔、
ポーランドの木の机、インドの雑踏、中国の詩の世界、アメリカの食堂、
ペルーの密森、アフリカの石の町…とどこまでも続きます。
絵を眺め、ページをめくって、素敵な世界旅行に出掛けましょう。
この展示は東京から始まり名古屋、福岡と巡回して来ました。
実際に書籍を手に取っていただけます。
実際に書籍を手に取っていただけます。
すこしづつ新作を書き足しています。
今回の追加の新作の絵は2枚。いい感じに仕上がって来ました(←まだ描いてる)
今回の追加の新作の絵は2枚。いい感じに仕上がって来ました(←まだ描いてる)
12/13/2013
ダブルフェイマス“6variations”
さあどこにあるでしょう?
この“6variations”はCDと本という体裁になっていて、本の方に絵で参加させていただきました。
この作品にストーリーを与えているのはダブルフェイマスの20年という歴史。そしてクラウドファンディングという方法で歴史を共有するかたちでつくられたという事。●
このアルバムが素晴らしいのはバンドの6人の音楽だけに留まらない技能(編集、料理、企画とかetc)が結集して一つのパッケージにまとめられているということ。でもレシピとかダンスとか謎の地図とかいろいろ入っている中でなにより音だけで今のダブルフェイマスを表現していること。
自分もがんばらねばという刺激を久々にもらいました。続けるというテーマがこの作品がひそかに強烈に発しているメッセージなのだと思います。時代はいろいろアレになりつつあるけど対抗手段は続けるということ。続けられなくなった時にどうすればいいか?その答えは頭をひねってやっぱり続けるということなんだ。
そんなことを強く思いました。
もの作りをしている人は特に刺激を受けるはず。
ぜひ買って聴いてページをめくってください。
double famous.com
12/06/2013
Frederika・えんぴつで描いた壁画
photo by mari kakuta
三重県、近鉄四日市駅前のFrederika。
2013年11月に移転のため閉店しました。
四日市と言えば、の「ラジカフェ」の二号店。
珈琲とドーナツのおいしい町の喫茶店。
最近はライブのステージとしても大活躍。
2009年夏、フレデリカをつくる事になって、オーナーの川村さんはほとんど寝ずにあれこれあれこれやっておられました。
そんな中私もロゴや看板のデザインをさせてもらって、オープンの直前に四日市に行って真夜中に壁画を描いたのでした。
フレデリカにはピカピカのgrafのテーブルが並んでいました。キッチンとは別にバーカウンターがあり、そこにはいろんなお酒が置かれて出番を待っていました。
壁画を描きながら真夜中に気になるいろいろなお酒をこっそり味見…お酒が強くて梯子の上で酩酊目眩。ブログには書けない内緒の出来事であります。
あ、そうだ試作品のドーナツを差し入れしてもらって凄くおいしかったのもよく覚えています。
がやがや普段使いの駅前の喫茶店だからこそ、聖域であるようにしたかった。
それと、この店らしい新鮮なサラダのようなあかるい感じ。
だから固めの鉛筆でさっと描くのがいいと思った。
というわけでほんの4年前なのにとても懐かしく思い出しました。
惜しまれつつのひとまずの閉店。来年にはまた四日市の別の場所にオープンするそうです。
この壁画が消えてしまうのがやっぱり残念で、まりちゃんに写真を撮ってもらいました。素敵な写真をありがとうございました。
12/04/2013
11/28/2013
11/28
11/10/2013
11/05/2013
11/03/2013
10/31/2013
10/25/2013
10/17/2013
saudade booksの新刊
saudade booksの新刊が出ました。
『瀬戸内海のスケッチ』
著者 黒島伝治
選者 山本善行
小豆島の知られざる作家、黒島伝次の珠玉の短編を編んだアンソロジー。
『「一人」のうらに』
著者 西川勝
放浪生活ののち、小豆島で没した俳人尾崎放哉の伝記。
装幀 加藤賢一
装画を描かせていただきました。
ザンジバル島、ブラジル、タイ、インドネシア、沖縄といった土地を題材にした本を刊行して来たsaudade booksの新刊は、小豆島の本。
この新刊もまたsaudade booksのテーマである「旅」という視点に貫かれた本です。
この二冊に関わる事が出来て本当に嬉しいです。
この絵を描くために小豆島に行きました。
島の夕暮れの海は本当にあのような色彩になります。またもう一冊のように外洋のような濃く青い海を見ることもあります。そんな時、瀬戸内を越えて海で繋がった遠い異国に想いを馳せてしまいます。
*この二冊、さっそく19日の宮島ブックトレイルにて紹介いたします。是非手にとってみて下さい。
saudade books
10/16/2013
10/11/2013
19日は宮島ブックトレイルです
きたる10月19日。
広島の厳島は「町家通り」にて本の市が開かれます。
それが宮島ブックトレイルです。
nakaban家の書店「リブラリア・ポンペウ」も出ますよ。
青木隼人さんの音楽会もあります。
くわしくはこちら↓のlinkをご覧ください。よろしくどーぞ。
miyajima booktrail ●
10/09/2013
小さな演奏旅行記
小さな演奏旅行。
10/4 まずは東京、富ヶ谷のnewportに行き、トウヤマタケオさんの新作「飛ばない日」のリリースを祝うイベントに。
私も阿部海太郎さんやwindbellの富田さんとDJをするという得難い経験。
ライブではウーリッツァーが登場。トウヤマさんはウーリッツァーにのせてビートルズやアメリカのフェイバリットを歌っていました。これらの歌とは長い付き合いなのだとか。さまになっていました。
楽しかった。いいイベントでした。
(そのイベントでは、トウヤマ、nakaban、windbell選曲のCDをお土産CDにしたのですが、曲目を知りたい人はメールください。)
10/5
新幹線あさま号で軽井沢へ。
列車が駅に着くと上田公演を企画してくれた柳澤友子さんが待っていてくれました。
車でぐんぐん森を進む。紅葉し始めた森の中に町がある。初めての軽井沢。
到着した会場はくぬぎの木が数本生えた中庭と大ホールが連なった、オーケストラの練習場でした。そこでライブを企画してくれた麦小舎の藤野麻子さんに会いました。初めて会ったという感じがしない。笑。
ホールにはbooknickの会場として沢山の本が並んでいます。準備をしつつ、並んだ本を楽しみました。友人である松本のtonicoあやさん、横浜greenpointの赤木さん、松本のLittle booksellersの中川さんたちが出展されていました。いつもお世話になっている方ばかりです。そして日が暮れて、出番が来ました。
ライブのはじまり。いつもの事ながら用意してあった道具が暗がりに行方不明になったりアクシデント満載のはらはら演奏でした。この日のみの曲もあったり、ふたを開けてみれば大変でした。
10/6
しなの鉄道で上田の町へ。
上田の坂をぐんぐん登って行くと今日の会場の山崎邸がありました。古民家の土間に布とランプとピアノだけが。カッコ良すぎ。
さらに柳澤さんチームががんばって会場を組み立てて行きます。
この日のライブは昨日とはまた違った意味で試練でしたが、充実の内容。トウヤマさんの新曲も良かった。終盤、とても気に入った絵が描けたけど、塗りつぶしてしまった。
となりにはパン好きは避けては通れないパン屋「ルヴァン」があるのですが、イベントの食事パンを作ってくれました。店主甲田さんとも会えました。嬉しかったな。
小谷村のHAUS GRAPHICの高木二郎さんにも再会。
最初から最後までたのしいツアーでした。
なんとランテルナムジカはこれで早くも今年最後の演奏でした。気が早いけど、また来年。
このライブを企画してくれた麦小舎キジブックスの藤野麻子さん、柳澤友子さん。それと素敵なフライヤーを丹念にデザインしてくださったウチダゴウさん、そしてトウヤマさん。本当にありがとうございました。
10/01/2013
ランテルナムジカのライトボックス
またまたランテルナのライブが近づいて来ました。
今度は北軽井沢と上田に参ります。
いてもたってもいられず、ライブで用いるライトボックスを調整しました。
箱の内部を照らすブルーのランプを組み込んでみたりして、何も変わらないだろうと思っていたら驚きの新しい表現が。
自分でも予想しなかった事が沢山起こるのでこんなに楽しく学べることはないです。
学ぶと言っても何かにすぐに役立つ事ではないけど、とても大事な大いなる無駄だと思う。
さてこのライトボックスは一足先に北軽井沢に旅立ちました。
私は東京回りで会場に向かいます。
10月5日6日の軽井沢〜上田
「ランテルナムジカ in 信州 森と蔵の幻燈演奏会」でお会いしましょう!
9/28/2013
市場の猫
市場で魚を狙う猫たちをみました。
それはどこか外国での景色だったと思います。
(モロッコのエッサウィラ الصويرة だったかニャー?)
*
絵本作家どいかやさんにお誘いいただき「ペットショップにいくまえに2013」に出品しています。
link ペットショップにいくまえに ● pdfもご覧ください。
この絵は京都nowakiに。
この「market cats」の兄弟の絵「station cats」は
新潟、十日町の絵本と木の実の美術館に。
もうひとつの会場東京、経堂ウレシカには猫の版画を。
*
ペットの事から始まっていろいろな事を考えましたが此所に書こうとしては消してしまいました。
意味がわからないとは思いますがぐるぐる巡ってたどり着いた結論を一言。
小さなものをばかにする程、気づかない内にその人は立つ場所を小さくしていく。
そういうことではないかな。
9/22/2013
9月 10月 のおしらせ
お知らせ
表紙画を描かせていただいたサウダージ・ブックスの新刊、
『瀬戸内海のスケッチ 黒島伝治作品集』(山本善行選)がいよいよ10月に発売になります。
京都の古書善行堂および東京アートブックフェア(~9/23)にて先行発売との事。
素晴らしい本なので是非ぜひ買いましょう。
お知らせ 2
calo bookshop &cafe の新作手ぬぐい「independent bookshop」が出来ました。
二色使いのとてもかわいらしい仕上がりです。
こちらのcaloのサイトをご覧ください。 ●
お知らせ 3
9月に作った本「十字路と燕」
colonbooksのwebサイトで素敵に紹介頂きました。●
9/20/2013
とんぼの本 そしてとんぼのマーク
新潮社のとんぼの本が30周年を迎えました。
本に冠されている「とんぼのマーク」を30周年に合わせ、一新する事となり、
光栄にもあたらしいマークのデザインをさせていただきました。
このシリーズ8月刊の「神のごときミケランジェロ」池上英洋/著 より新しいマークが採用されてます。
そして、早くも本日発売の新刊、橋本麻里/著『変り兜』と、入江敦彦/著『英国のOFF』が本屋さんに並んでいます。
とんぼの本シリーズは私も学生の頃から親しみ、書棚の風景としてすっかり馴染んでいます。惜しくも絶版になったものも含めどれも面白いのですが、最近のとんぼの本はますますどれも素晴らしくかっこいい内容です。
そんなとんぼの本について、編集部の菅野康晴さんが書かれていますのでここに引用します。
■
とんぼの本は、美術、生活、歴史、
案内書のシリーズです。創刊は1983年。まず10月に『
久夢二写真館「女」』『K2に挑む』、つづいて11月に『
『松本清張カメラ紀行』を刊行しました。そのうち「やきもの」
まも版をかさねています(累計部数の上位2冊でもあります。
んながら絶版ですが、
来30年間で347冊の本を作り、176冊の版が生きています(
シリーズ名の由来を訊かれると「
いから」(と聞いています)とこたえています。
から「決して退かない虫」すなわち「勝虫」とよばれて、
の意匠にも使われました。縁起のよい名でよかったと思いますが、
は勝ち負けではないので、
さを心がけようと思っています。
じつは30周年を機に、
家のnakabanさん。〈
はマークを考えるにあたって、
す。〈素朴で力強く、タイムレスなかたち。神秘的で人なつこい〉
本も、そんな本でありたいと願っています。
■
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
(とんぼの本編集部/菅野康晴)
(引用ここ迄)
そして、全国の本屋さんでとんぼの本のフェアがあるそうです。
新潮社のフェアのページにリンクします。
お近くの本屋さんをチェック。
このフェアで配られる冊子に、珍しくも私の描下ろし漫画「とんぼのマークができるまで」が掲載されています。
ぜひ本屋さんで手に取ってみてください。 (また27日発売の新潮社の雑誌「波 10月号」にもこの冊子が挟み込まれる予定です)
たったひと見開きですが、この漫画を読めば旅に出たくなり、また金沢百枝さんや中村好文さんが「とんぼの本」で著されているロマネスク美術の本が読みたくなる筈です。
さらに嬉しいおまけ、フェアのバナーにも漫画の絵を使ってくださっています。
久里洋二さんの30年活躍先代とんぼが頭にとまっております。
9/17/2013
9/17
削って描いてまた削る。
絵具が乗っかった上からもまた惜しげも無く削る。
すると木の赤い色が露わになりちょっと驚く。
しっかりとのめり込んで絵を描いた筈なのに、表面を削ればやっぱりこれはただの木の板なのだ。
絵は厚さ0.5ミリにも満たないふしぎの世界なんだね。
板の絵をいくつか飾ると、時々強い風にあおられて、ばらばらと落ちて来る。
9/15/2013
「おいしくて、からだにいい オリーブオイルの選び方 使い方」
N.ブランコ、ミッション、コロネイキ、バルネア、マンザニロ…。
所狭しとアパートのベランダで鉢のオリーブを育てている私にすてきな挿絵の仕事が舞い込んで来ました。
それはそれははりきって描きました。
それはそれははりきって描きました。
池田書店刊 「おいしくて、からだにいい オリーブオイルの選び方 使い方」
この本を読んでオリーブオイルをもっと知ろう。
それとレシピの勉強だなあ。
どれもおいしそう。
とても良い本ですよ。
9/14/2013
at nizosha
物語のはじまり。
はじまったばかり。
はじめまして。
マイスター原田和明のみごとな手さばきと頭脳がたのもしい。
オートマタ博物館であり工房であり、喫茶室でもあるautomaton。
外には庭の柿の木、オリーブ、いちじく、ブラックベリー。白いテント。そして広い野原。
秘密の台所にはメグさんの酵母の瓶もあるよ。
物語が生まれる所、アイデアが形になってしまう所。
それが二象舎なんだ。nizo.jp
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