屋久島、GalleryTABIRAでの「わたしは樹だ」原画展 とうとう本日最終日!
でもこれで終わりじゃない。
たびらさんときちんとお仕事をすることになっていろいろやっています。
また屋久島行くだろうなあ。
http://tabira.biz/THEARTSFACTORY.html
6/30/2014
6/30
世界の半分以上がバーチャルになったこの状況も板について来たこの頃、雑踏の中に突然あらわれた焼身自殺の生々しさに頭をひっぱたかれた。
おまえ、少しは目を覚ませというメッセージを感じた。
しかしショックはそれだけではなかった。
焼身する紳士すらもツイッター投稿のネタにしようとスマートフォン片手にむらがる群衆。
もういちど頭をひっぱたかれた。
このままでいいはずはない。
おまえ、少しは目を覚ませというメッセージを感じた。
しかしショックはそれだけではなかった。
焼身する紳士すらもツイッター投稿のネタにしようとスマートフォン片手にむらがる群衆。
もういちど頭をひっぱたかれた。
このままでいいはずはない。
6/29/2014
聖コージの誘惑
植田真 × スズキコージ 28.6.2014
早起きして新幹線。
姫路市美術館に行ってきました。
煉瓦づくりの美術館に入るとマイヨールの裸婦像に「ズキン蝶ネクタイ」をつけようとして熱烈交渉中、職員を困らせているスズキコージさんがおられました。
今日はライブペインティングを観に来たのです。
写真(許可いただいて撮影)にあるのは全ていままでのライブペインティング。
ライブペインティングはコージさんのライフワークでもあります。
わたしが見たのは2011年冬の吉祥寺以来、かなあ。
ハイボルテージな植田真さんのギターとともに5時間の長丁場。
これがですね、すばらしい絵なのでした。行って良かった。
今回の絵は言葉ではもちろん表現できませんが例えていうなら空想のベネチアのカーニバル絵巻のようであり、潮風と共に黄金の蜜が天国から溢れてタイタニック号や魔物たちとともにこっちに押し寄せてくるような感じでした。
客席から見ていると時の経過とともに画家の輪郭がぼやけて絵にとけこんでいく。
私の辞書の中の、これを言ったらはおしまい欄に「波動」という単語がありますが
やっぱり最後に残るのは「波動」だなということです。「絵の中に入るのはオレの得意技」スズキコージさんは後でそう言っていました。
そう。コージさんの波動にのみこまれてなにもかもが原初の永遠に還っていくのでありました。
姫路に行ったというよりどうやらちがう世界にいってきたようです。ただいま。
「スズキコージの絵本原始力展~聖コージの誘惑~」
6/26/2014
6/24/2014
6/21/2014
6/21
板に文様を描き込んでいく。(楽しい)
このあとpatinaニス(vernice invecchiante)を塗ってみようかと。
patinaとは古色という意味。
古びた世界を錯覚してみたい。
古いというかむしろ新しいあれですか。あったらいいな、どっかにあるでしょう。
そういう画面をみてみたい。
ただニスを塗った後だともう加筆できないのだ。(クヨクヨ)
6/19/2014
ファイアル島の夜
フライト中に窓越しに回転するプロペラを見ているとこんなのでよく飛行機が飛ぶなあと感心する。そしていつも自分はプロペラの真横の座席に座っている。あのときもそうだった。ポルトガルのリスボンからプロペラ機に乗ってアソーレス諸島に向かったフライト。もう8年前になってしまうのか。プロペラ機に乗ってアソーレス諸島で最初に降りたのがファイアル島(Ilha do Faial)。
空港のそとには緑の芝の丘しかみえない。タクシーでなんとか町にたどりついて投宿。町を散歩した。濃い霧、バー、民家の庭先にとりのこされた昔の砲台。galp社のガソリンスタンド、入江のむこうの煙突。閉店した電気屋、階段と教会。そして数秒ごとに変わる天気。雨が降ったり虹が出たり。スケッチしても紙がふやけて鉛筆が乗らない。わたしはこの島のこのオルタ(Horta)という町がアントニオ・タブッキの小説「島とクジラと女をめぐる断片(Donna di Porto Pim)」の舞台だということをしらなかった。嫁は知ってたみたいだけど。オフシーズンのさみしーい雰囲気の港町と鯨を象ったネオンと遠くに見える隣のピコ島のさんかくの山の記憶が今ごろになってようやくタブッキの小説の世界と符合する。もう一回あの群島に行きたい。それでなんだかいろいろ思い出してしまい描いたのがこの絵「ファイアル島の夜」。
小豆島MeiPAMでやってる「eto chito zu」展に並んでいます。
(結局展覧会の宣伝かよ)
6/17/2014
「グリム兄弟を追いかけて」

ANAの機内誌「翼の王国」5月号の記事「グリム兄弟を追いかけて」がweb上で読めるようになっております。
文=井出幸亮 写真=相馬ミナ 絵=nakaban
思い出深い仕事になりました。どうぞご覧ください。 ●
6/15/2014
6/15
島では早寝早起き。宿で絵を描き、セルフうどんを食べて、マルナカスーパーでお惣菜を買い、ホームセンターに行き、海岸を歩き、異国から運ばれて来たばかりの300年のオリーブの木をさわり、展示の初日に照れ、となりのレジデンスの作家さんと話し、サッカーに熱狂するひとたちを見る。そんな島滞在でありました。
6/14/2014
6/11/2014
EXPO: eto chito zu
6/09/2014
巻かれた紙とオリーブの木
オリーブの木を描くのはむずかしい
オリーブの木を描きながら何故か巻かれた紙の事を思うし
巻かれた紙を描きながらオリーブの木のことを思い出す
オリーブの木を描きながら何故か巻かれた紙の事を思うし
巻かれた紙を描きながらオリーブの木のことを思い出す
二つのものを設定しそのあいだを歩いてみる
もちろんそれはこの二つの組み合わせでなくてもいい
どんな関係でもいい
もちろんそれはこの二つの組み合わせでなくてもいい
どんな関係でもいい
よりみちもあり
けれどその二つの関係を理屈で考えないことが大事だ
けれどその二つの関係を理屈で考えないことが大事だ
商業的な情報にヒバクしないことが大事だ
モチーフに向かうことは理屈では説明できない
けれど個人史のなかでは深い根拠がある
あるいは自分をだまして信じこませる
あるいは自分をだまして信じこませる
すぐにだまされる自分のおろかでかわいいところ。
6/06/2014
いいえ、とんでもございません
倉地久美夫「いいえ、とんでもございません」
今日発売。
初めて聴いて以来その歌の数々が頭から離れません。
過去や未来を超えた(孤独の)瞬間、地点から届いた歌だと思いました。
「倉地久美夫」の歌とギターと並走する「波多野敦子」率いる弦楽。
この二つのうねりが紡ぎ出す音楽は今までこの地球上になかったものです。
歌が、音楽が好きな人はぜひこの歌集を聴いてみて欲しいです。
音楽をただBGMにして楽しみたいだけの人は聴かなくてもいいかもしれませんが…
個人的にはこのように聴いておくべき作品というのはやはりあるのだなあ、と思います。
windbell
reconquista
6/05/2014
6/5 thanks
屋久島から帰って来ました。
悪天候で乗るはずの飛行機が欠航。滞在が一日延びました。
けれどとてもいい休息になりました。
登山で筋肉痛ですがむしろ元気になって帰って来たような感じ。
屋久島にはたしかに何かがありますね。
歩き回った屋久杉の森の齢を思うと心がグラグラしました。その目眩の感覚を残しておきたいと思います。
岩場や沢山の種類のこけから滴るおいしい水、真夜中の嵐。写真家の山下大明さんに真夜中の光る森を案内してもらったこと。山を囲むいくつもの集落のたたずまい。原画展に来てくれたまっすぐな瞳の人たちの顔もわすれられません。この旅にさそってくれた松田素子さんときたむらさとしさんにははじめから最後までお世話になりました。そして展覧会を制作してくれたアノニマの山川さん、ギャラリーの田平さんにも感謝を。
田平さんは飛行機にのりそこねたわたしを助けてくれました。
自然に触れたのもよかったけれど、旅を通して新しい友人が出来たのが一番嬉しかったです。ありがとうございました。
展覧会の情報はこちらをご覧ください。●
出版社ニーハイメディアのwebサイト
[manmoth school]で絵本「わたしは樹だ」を紹介してくださいました。●
6/01/2014
kagoshima
火山灰を浴びながら鹿児島の街を歩いていたら偶然ダブルフェイマスの坂口さんと会う。さらに偶然にイラストレーターの江夏さんもやって来て流れでしょうぶ学園。木の上でコーヒータイムしました。しょうぶ学園すごくいいところ。江夏さんは初対面なのにそのあと湯豆腐飲み屋「ごん兵衛」に連れて行ってくれました。あー楽しかった。ありがとう。
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