鳩の美しさには以前から着目していたのだがいつも通り過ぎてしまう。
このまえ、鳩をアップルペンシルで描いてみたら上手く描けなくて散々だった。
それでもグリグリと苦し紛れに塗っていると、詩人のアーサー・ビナードさんが自転車でやってきて、ipadの画面を覗き込んで「鳩だねえ」と言った。
わたしは「鳩ですね」と言うしかなく…。
忙しいアーサーさんだけど街で時々お見かけすることがある。おいしそうな人参を持って歩いていたり誰も見向きもしない草薮の中の石碑の説明文を読んでいたりする。
アーサーさんがお話を書き、スズキ・コージさんが絵を描いた、「そもそもオリンピック」という新しい絵本が出た。最高なので、ぜひどうぞ。