12/19/2010

"Sir John Alot"



"Sir John Alot" John Renbourn (ex: pentangle) 1968
Transatlantic TRA 167
(正確にはSir John Alot of Merrie Englandes Musyk Thyng & ye Grene Knyghteという長いタイトル)

このアルバムが好きで、CDを長らく聴いて来たけど (東京に出てきて最初に購ったCDなのだ。)このたびLPをゲット。
それではレコードに針を落としてみましょう。
うーん、やっぱりいいですねえ。
前半はWilliam Byrdなどルネッサンス期の曲をじっくり聴かせ、後半(B面)はジャズ&ブルース&フォーク&インドな展開。
若かりし頃はA面の古楽の雰囲気が好きだったけど今はB面が好みであります。
聴き飽きるという事が無い素晴らしいアルバムです。
冬はこれです。

12/17/2010

本の展覧会 『artist book』


photo: matsuda miki(kirigiris

藤沢のatelier Kirigirisにて本の展覧会 『artist book』が開催されます。
本日、明日、明後日の三日間のみ。

趣きある会場とともに、さまざまな作家の本にまつわる表現をおたのしみください。
nakabanはコラージュブックやオーロラブックを展示しています。

artist book

Artist
青木真緒・井上光太郎・井上望・内田紫陽子・太田省吾・太田良子・小川敦生
金子悠美・サイトウナオコ・nakaban・名雪宏治・福島かほり・本多麻美
本田恭子・松本菜々・安川千秋・山口洋子・山口洋佑

2010年12月17日(金)・18日(土)・19(日)
12:00 - 18:00

atelier Kirigiris
251-0052
神奈川県藤沢市藤沢536-2
tel.0466-53-3088
info@atelier-kirigiris.com

12/14/2010

12/14


わにわにわに

わにわにわにわに

12/11/2010

本のイラストレーション

12月発売の本のイラストレーションをいくつか手がけました。
それぞれ、どれもいい本です。


『みんな、どんなふうに働いて生きてゆくの?-自分の仕事を考える3日間 II 』弘文堂
著: 西村 佳哲 装丁: 入江泉&青木隼人



王のパティシエ ストレールが語るお菓子の歴史』白水社
著:
ピエール・リエナール、フランソワ・デュトゥ、クレール・オーゲル /大森由紀子 監修/塩谷祐人 訳
装丁: 森デザイン室



『テコちゃんの時間 久世光彦との日々』平凡社
著: 久世朋子 装丁: 櫻井久

12/09/2010

今、あえて楽譜



楽譜とはなんだろう?
現代の音楽家が楽譜をつくる意味とは。
きっとiTunes時代の今こそ意味がある事だと考える。

秋のはじめ、トウヤマタケオさん、阿部海太郎さんと会い、その時すでに進行中だった楽譜プロジェクトについて話し合った。
お二人から楽譜出版への意気込みがグッグッと伝わってきた。
デザイナーの麻衣子さんも含めこのメンバーでなければできない仕事をしよう、と決意。

真夜中、たったのひと見開きなのに、黙々とおたまじゃくしを描く。
ピアノが無いのでバンドネオンで試奏。するとつぎつぎ見つかる描き間違い、電子メールでも次々と"神経質な"修正依頼が駆け込んでくる。
みんな誤植がこわいのだ。
それをつぶさに修正していく。
やはり楽譜を残す事の重み、それは計りしれないもので、なにかとんでもなく無謀な事をやっているのではないだろうか、という不安をあじわった。
しかし、与えられた楽しみはその不安を上回るものであった。

少しづつ、トウヤマタケオさんのentréeという短い曲にかけられた魔法の一端がみえて来た。
さいしょ、私にとってはタイポグラフィー&印刷的な興味から始めた作業であった筈が、しだいに楽譜という言語そのものへ魅せられ引き寄せられていった。
音楽的な内容に踏み込んだ意見も作曲家本人にどんどん出した。出せる様になった。今思い出せばおそれ多い。
やっぱり楽譜って面白いな、と思った。
(西洋のこうした文化基準がかつて世界中へ侵略・伝染、したのだ、という歴史の暗い部分含めての苦い味わい…でもそれが言語というものなんだなあ)

デザイナーの麻衣子さんも活版の印刷所と凄くたいへんなやり取りをしたらしい。
当の活版印刷所も過去に例をみない大作業だったとか。
完成した今ではつくった人、受け取った人、みんながにっこりしている。
よかったよかった。そろそろ次の曲に行きます。

*楽譜は主にトウヤマタケオ・ライブ会場で販売されております。直近では12日、横浜!

12/07/2010

バスクケーキ2010


間に合った!
このケーキ、最後にフォークで絵が描けるのが気に入っている。

去年の

11/28/2010

11/29

8日間の旅から帰って来ました。
福岡、大阪でたくさんの素敵な人に出会いました。
この経験を胸にしまって、またしばらく東京で頑張ってみます。
ありがとうございました。



大阪、京橋夕景


福岡のけやき (zelkova tree)

ランテルナムジカ開演前

福岡の名書店kubrick


"望雲"の展示風景

福岡・喫茶トネリコの花

『ランテルナムジカ
』。
今回とてもフェアーな表現が出来るようになって、嬉しかった。
同時に新たな局面、不気味な切り口がパックリと口を開いた。
このユニットの伸びしろ、おそるべし。
まだまだ面白くなりそう。
つぎは多分東京で!

11/26/2010

ランテルナムジカの旅















先日の大阪2カ所の公演より。

ランテルナムジカのスクリーン。
そこで瞬時に生まれては消えて行く画。
まさにエフェメラ(かげろう)的な画たち。

リアルタイムにみんなと共有する。
さらに音楽との共振。
こんなに面白いことってそんなにない。
思えばこんな旅の絵描きさんに憧れていたっけ。

明日はここ福岡の教会で今年おそらく最後のライブです。
まだ席あります。
でもそんなに残ってない、との事。
ぜひ遊びにいらしてくださいませませ。
チケットのお問い合わせはこちら。

11/25/2010

retablos


and more....
まだまだあります。

ちょっとお祭りのよう。
あやしげで楽しい。
くどいけど
falsificado(ニセモーノ)なのです。

11/24/2010

レタブロ・贋作展





福岡の望雲さん、という単語を今年何度つぶやいただろう?
いよいよ展覧会はじまります。

グッズ、本などもたくさんあつめました。
レタブロ・贋作展@望雲
2010/11/25〜 12/6 

27日、ランテルナムジカのライブもあり。
詳しくは上記望雲さんのwebにて。

11/21/2010

ランテルナムジカ


もうすぐ出発だけど、ランテルナムジカ仕込み中!
ちょっと高まる気分。
明日(もう今日だ)のチャルカは満席。
大阪大東市のアクロスと福岡九州キリスト教会館の公演は残席ある筈!

http://lanternamuzica.blogspot.com/

今回は沢山絵を描こうと思います。
絵をステージの上で描くというのはのはワクワクします。
トウヤマさんはどんな仕込みをしているかな。
乞うご期待。

11/20/2010

闇雲に



私の絵の描きかた。

すこし変わっている。
プラン無し。
順序立てていない。
つまり全くの手探りで描いているのだ。どうなるか、本当にわからない。
画材はたまたま目に留ったものを用いる。そして描く、というより闇雲に塗り始める。
ドローイングだったら何枚も捨てながら紙にかいていく。

でも、途中で、さかなや風景、文様のかたちがひらめく。
そうか、この絵はさかなの絵なのですか?
と、自分でびっくりする。
そこでやっと少しずつ方向が定まり、終わりが見えて来る。
さかなであればコンブの絵を描く。
するとコンブの方が熱が入ってしまい、よし、この絵はコンブの絵にしよう、となる。
そのあともラーメンの絵になったりする。
どんどん変わって行き、塗りつぶしたり、逆さにしたりする。
ノコギリで絵そのものを切断する。
半年間しまい込む。

最終的には思いもよらなかった絵になる。

これは例えるならば、献立の決まらないままスーパーマーケットに行き、食材を夢遊病の様にかごに放り込んで、帰って来て、ワクワクしながら厨房に立つ様な感じなのだ。

無計画すぎる。
しかしそうやって出来た料理にはその日の気分が刻印されていることだろう。
ストーリーがあるだろう。
これが絵描きにとってはやや重要。

この料理、うまいかまずいか、食べてみてのお楽しみ。

11/18/2010

チャルカで展覧会開催中!


嗚呼、ここはパリヰのシヨーウインドウか。

と、なにやら楽しそうであります。
北堀江チャルカにてnakabanミニ展示中です。

チャルカのHPをのぞくと…
【 窓辺のミニギャラリー 】
ランテルナムジカpresents 「nakabanの世界」
展示期間 11月17日(水)~12月1日(水)

と壮大なんだか小粒なんだかわからないタイトルでいい感じなんです。

チャルカのオリジナル文具のスケッチブックとラベルブックは私も開発スタッフなのでそういうのも並んでおりますようです。

11/15/2010

イスパニア


イベリア半島を訪れた人はそのとりこになり、かぶれる。
しかし熱は大抵、いつのまにか醒めてしまう。
が、その熱は燠火のように心の中に残っていて、
ふとした瞬間、どうしてもまた行きたくなる。
あの緩ーい時間に身をまかせていたくなる。
2月頃に行けないかな?家族で!
ポルトガルから入って…
古いイスパニアの地図を模写していると旅の計画をしている様な気分になった。
tarraconen=Hispania Tarraconensis
とくにタラゴナの町は歴史好きとしては見ておく必要ありそうだ。

11/14/2010

本の仕立てなおし







気分転換。
家から5分の近所にてaoba artの企画、ユトレヒトの江口氏によるワークショップに参加。
本を(泣く泣く?)断裁、電子書籍化 &残った紙素材を編集&再製本という流れ。

本というものを別の角度から味わう事が出来た。
断裁機のざくっという感触や再製本でのコーディネートが面白かった。
表紙は江口くんが市で見つけてきたイタリアのファブリアーノの古紙。

電子書籍のデータはCDROMでもらった。
まだ観ていないがipadなどで楽しめるようだ。
(もちろん個人で楽しむという前提)

ところで、この画家さんの絵、あらためて素晴らしい。
ロシアの風景画のレベルは高く、こんな画を描く画家さんが何百人も居るのです。

11/12/2010

end of autumn



散歩していると、行き交う人々の足もとの百合の木やポプラの落葉の色彩が綺麗で、ちょっと写真に残したい、と思った。しかし所用に巻き込まれ一日経つ間に木枯らしが吹き、その色彩は何処かへと飛ばされてしまった。あとはカサカサとした枯れ葉が残るのみ。ちなみに一番下の画像は樹皮から剥がれ落ちた苔。