3/30/2010

mama!milkの新作

4月4日に出るmama! milkの新作。
何かと話題だなーと思っていると、旅からもどるとポストに入っていた。
京都発のご本人たちから。ありがとう。
以来この2枚のアルバムを取り替えつつ、ついついくりかえし聴いている。
これぞ音楽を聴く楽しさだね。
彩色豊かな「Parade」と素描のような「Quietude」。
この2枚、とても相性がいいと思う。
ジャケットデザインもそれを物語っている。

前作の「Fragrance of Notes 」も良かったけど今回も本当に名盤。
多くの方に聴いて欲しいと思います。

shooting star bag



一点もの。数年前につくって貰ったもの。
どんだけほうき星好きなんだ私。

3/29/2010

レタブロ3

つづき

四角のブリキ板を切っているうちに変形版も作ってみたくなった。

乾燥中。この光景楽しい。
気長に…。

3/28/2010

旅おまけ 平戸へ



家族旅行ご一行、五島の有川港を出て、佐世保へ。
「フレッシュありかわ」という名のこの船は今まで乗った船の中で一番小さい。船の中はカーペットルームしかなく、乗客全員が横になっている。睡眠をとる訳ではなく、船酔い対策で横になるのだ。海は船が飛び跳ねる程荒れていた。

佐世保まで来たら、ここからさほど遠く無い平戸にも足を伸ばすことになっている。
駅前ターミナルから西肥バスに乗って平戸へ。
平戸はポルトガル(1550~1561)、スペイン(1584~???)、オランダ(1609~1641)、イギリス(1613~1623)と続いた南蛮貿易の行われた港町であり、当時平戸の島はFIRANDと呼ばれたという。(この後南蛮貿易の窓口は最終的に長崎の出島となる。)
このように平戸は実に興味深い町なのである。
しかし実際平戸に着いてみると歴史散策というコンセプトだった筈がただの甘味処巡りになったのであった…。了。





五島列島の教会


五島列島の教会巡り。
心を動かされたのは印刷物で予習していた魅力的な建築遺産にではなく、今も受けつがれる精神的な遺産(たとえそれが暗い過去が醸成せしめたものだとしても)に、だった。
隠れキリシタンの時代から、その限りなく過酷な場所にある集落に今も住み続け、祈り続けている人々が居る。それだけで十分に重たい。重たすぎる。
だからこそ、教会そのものだけでなく、集落、海の波濤、木の一本、石ころのひとつひとつが印象的な佇まいとなって目に映った。

五島の教会建築群は現在長崎県によって世界遺産に出願されているという。もし仮にこれが世界遺産に選ばれたなら、経済的な面で喜ぶべき事なのかもしれないが、それは大々的なキャンペーンにより観光客が大挙してこのような僻地にまで押し掛けて来ることを意味し、このような静かな祈りの場所という性質は失われてしまうだろう。

3/25/2010

旅行中


五島列島 GOTO archipelago

3/21/2010

映像を二編up

明日も強風+黄砂で飛行機やばいかも。行きたいなあ長崎。
とつぶやいて、本題。

lanternămuzicăのページでも告知しておりますが、
先日行ったライブの映像を二編、vimeoにアップしました。

今回アップの映像は記録素材そのまま編集なし。
すべてライブそのままであります。
そして音もビデオカメラが拾ったものをそのまま…。
音にこだわる男、トウヤマさんにごめんと謝ってのアップであります。

というわけでライブを振り返るに、やはりおもしろい→つづけたい。
活動を継続します。
こちらにランテルナムジカの簡単な説明や、
いろいろな所に呼んで欲しいです、というお願いや、過去の文を載せたり、いろいろ書きました。
よろしくおねがいします。

レタブロ2

レタブロ、明日から旅に出るので塗料の乾燥も含め出発前にやっておきたい。27夜まで留守にします。

つづき。腐食が進んで怪しい模様が…。思うような感じとは違うので残念。
しかしミクロの凹凸が増え絵の具は乗りやすくなった筈。

角をとるため曲がり嘴のカラスで落とす。
破片が飛ぶこともある、万が一の事に備え、切る瞬間は目を閉じる事。こえーっす。
角は鉄ヤスリでさらに丸める。

気分転換に頂き物の別素材(古い茶缶)もばらす。
こちらはエージングが進んでおり、すでにいい感じ。
どうするか検討中。

ブリキ板に戻って。
とりあえず油絵の具を塗っておく。今は描画というより厚い被膜をつくりエッジの危険を除去するのが目的。



土や砂をかけてみる。これらも2度、3度と塗られるうち、覆われてゆく。ここは遊ぶ所。
龍角散。I'm a mad scientist.

リンシードオイルで砂を馴染ませる。
(つづく)

レタブロ・プロジェクト


今までと違う支持体で画を描こうと思う。
そこで頭に浮かんだのがメキシコ等で観られる奉納画のレタブロ(retablo:ex-voto)である。
福岡の古いもの大好き、ギャラリー望雲さんのリクエストでもある。
素材はブリキではなかろうかという事になった。
そこで旧い大きな衣装ケースを入手し、分解する事にした。

切り出しの計画(無計画な計画)、カラスに似た金属用のはさみで切ってゆく。
切り口が露出しめっちゃ危険である。

側面は変なレリーフが入っているので使えない。が他のものに使おう。
しとめた獲物に捨てる部位なし。

1時間後。
あっという間にペラッペラに。勝った。
軍手もしなかった割に手を切らなかったのが優秀。
本当はエッジの処理をどこかの地面でガリガリやりたいが通報されてしまいそうである。
多摩川の河原にもって行こうか。

表面のコーティングを剥がさねば塗料が乗らない。
サンドペーパーする。塩水を加える。錆び狙い。こういう事は本に載っていない。

フムフム面白そうな感じになって来た。
今日はここまで。
これから絵の完成まで今からおそらく数ヶ月かかるだろうか。

3/19/2010

シュレ猫本、爆売れの件


通称シュレ猫のこの文庫本『シュレディンガーの哲学する猫』。
一年以上前に出た本なのに(それも文庫版の再版なのに)
何故かここに来てABC六本木店で爆売れ。参考 との噂。
なんと文庫週間ランキング2ヶ月連続1位だそう。
すごいPOPかなにかあるのかな???(興味)

私もひとこといいたい。
『この変な猫の表紙にグッと来たあなた。中にも不思議なシュレ猫さんのカットがたんまり入ってますぞー。』

前からいいなあと思ってたもの



3/18/2010

電球の話

東芝、白熱電球の生産を打ち切り 120年の歴史に幕

白熱電球がLED電球に置き換わりつつあると言う事です。
音楽のファンで、真空管アンプでアナログ盤でないと!というひとがいる。あるいは料理は炭火でなきゃいかん、とか。家具は木のものでなければ、とか。これからは電球もこういう事になるのだろうか。だとすれば私も旧い人間となりガンコ親父の仲間入りである。電球は白熱電球、それもクリア球に限りますですよ。
白熱電球はカフェやショップでの演出装置としては欠かせないもので、これがすべてLEDになったら無味乾燥な空間になるだろう。需要はまだまだあるとメーカーに言いたい。
買いだめしておいたほうがいいのだろうか。
たぶん白熱電球にそっくりなLED電球ができるのだろう。でもやっぱり本質のところで違うと思う。
白熱球はただ光を見ているのではなく熱の波動を見ているという感じがいいのです。LEDはなんだか静止していてかぎりなくブレない。光線も目に刺さるような感じだ。

3/17/2010

LANTERNAMUZICAの記録ページ



先日のラジカフェのライブで撮ってくれたまりちゃんの写真が良かったので、ここにアップしようと思ったのですが、しばし黙考。
このブログの記事の中に埋没してしまうのはもったいないので別ページを作りました。

LANTERNAMUZICA

3/15/2010

たまに更新するnakaban.com


nakaban.comアップしました。
昨日は駅の絵。今日はコーヒーの缶。
webはblogのお手軽さに比べると手間が大変だけど、
ちょっとずつ絵が増えると楽しい。

イルカ漁

最近読んだニュースでやっぱり気になるのがイルカ漁や捕鯨の件。

映画を撮ったりと今イルカ漁に猛烈抗議中の当のアメリカ、キーウェストで、イルカの焼いたのを出す店があったが、その皿は注文する気になれなかった。
やっぱり昔水族館で観たイルカがかわいくて人懐っこく(知的で)神秘的だったからである。
その時もちらりと思ったものである。
それでは、牛や豚やニワトリは、かわいくて、知的であり、神秘的な存在では"ない"のだろうか?と。

イルカや鯨は殺すな、というその理由はイルカは知能が高いから、人間の友達だから、という意見がやはり多数。
よくわかる。
でもこれは裏返せばどうか。
劣っているものは、友達でないものは、あるいは昔から食材扱いの牛や豚だったら殺しても問題ないというレッテルを貼る事になるのでは?そして何に依ってその優劣の基準をもうけているのだろうか?

こういった抗議はイデオロギーに立脚して訴えているわけだから、どんなに正義への自信があっても結局は『価値観のおしつけ』であり、『自己満足』の世界なのではないかな。ヒロイズムに酔うとろくな事にならない、という手本でもある。知らない間に政治的に利用されていたりもする。

もちろんこういう残念な結果になる浅はかさは人間として生きている以上、どこにでも付いてまわる出来事だし、私だって日常のくらしの中でついやってしまう失敗であるのだが (自分のしゃべりたい事だけを一方的にしゃべる等…これも立派な押しつけと自己満足である。ガクッ…)。
他者の敷居にことわりなく立ち入らず、がオトナな態度だと思うのだがいかがだろうか?

3/14/2010

次の展示は

大阪の吉田さんよりおしらせあり。FLEURON展、無事終了との事。
『月夜と少年』。時代の狭間にひっそり存在するような、控えめで、不思議で、非常に良い感じのギャラリーでした。
今後このギャラリーと組むときはジックリとやりたい。面白そうな事がいろいろできそう。

次の展示は東京に戻って、国分寺のswitch pointです。switch pointといえばかざりたくなるのが "薄明シリーズ"。陰影のあるこっくりとした風景の絵を展示したいなと思います。期間は6月の3日から13日まで。
いいタイトルないかな…。

3/12/2010

長崎に行こう

遠い昔、5歳にもならぬ頃ではなかったか。
長崎に行った(連れて行かれた?)事がある。仲の良い親戚どうしの旅行で車に分乗して行ったのだった。茶色いマイクロバスだった。永遠の様に長い移動中、私はずっと上の前歯を車の窓枠にあててガタガタガタと頭蓋に伝わる振動を楽しんでいたのだった。どうでもいい。

長崎では階段の踊り場のような所で人ごみの中、祭りの龍が踊っていた。両親が皿うどんをうれしそうに食べていた。グラバー邸の紫色の花。記憶はメカスのフィルムのような断片で、もう本当にそれくらいしか覚えていない。
とにかくスゴい昔だ。

急にこの月末に家族で行ってみようと言う事になった。
妻がマイルをものすごい大変そうな交渉の末、航空機チケットに換えた。

時間があったらやっぱりスケッチしたいと思う。
川原慶賀の絵を観たい。
ポルトガルの足跡もたどりたい=つまりお菓子を食べたい(?)。
あと五島列島にも行く!ここではウチワエビを描きたい。
おすすめ情報あったら教えていただけたら嬉しいです。単なる家族旅行です。

3/11/2010

mobile


FLEURON展で吊るしたモビール。
バルサ材とわら半紙の軽いもの。写真はピンぼけだが、通常のモビールとしてはありえない形になってしまって、軽い素材ならでは。面白いです。
展覧会は14日までです。詳細は二つしたの記事参照。

こちらはcaloのモビール。
鉄と木。書物を模したオブジェ。
レジの上でもう6年(!)くるくる回ってます。