2/28/2023

28. Février "夕闇の港町"



1.夕やみをゆっくりとかき混ぜながら
  暖かい空気に冷涼な風を加えていく。



2.強い波の繰り返しがタペストリーのように織られて
  風景を組み立てていることを意識する。





3.暗い湾の中に家々を浮かび上がらせ、灯りを点す。


4.湾の向こうの、遠くない場所に小山をつくり波の残響を深める。
  手前には波止場をのばし、灯りを連ねる。



風景のレシピ44番に沿って制作。
数年前のレシピを辿っていくと、すっかり忘れていた場所に再びたどり着くことができた。




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2/22/2023

ポスター

 

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2/20/2023

20. Février



昨年はパンを焼き、熱く語る人が目の前に次々と現れた。
興味が出て自分でやってみようと思った。
それが意外にもはまった。これはアラスカの150年前の酵母を継いだサワードー。
なんか仕事で疲れても、真夜中に睡眠時間を削ってまで小麦粉を練ってしまっている。
オーブンの前にいると陶芸作品を焼いているときのような胸の高まりがちょっとある。
ここまで夢中になる自分が不思議だったが、そういう時は後から理由がついてくることが多い。
もしかしたら、ひとつはコオロギ問題に対処するためなのかもしれない。
これから、ありとあらゆる粉ものにコオロギ粉を混ぜてくるという話があるのだ。
由々しきことに、EU圏ではもう本格的に始まっており、製品に混ぜ込まれてあっても成分表示もされないという話もある。
これ、環境によいというのは嘘で、虫の飼育に大量の熱エネルギーが必要になり、しかも人体の栄養には向かない毒性物質。
タンパク質の不足問題を解消するため、などと言われているが、一方で北海道では良質のタンパク源である牛乳が排水口に捨てられている。どうして?
みんなが虫を食べている世界を想像すると、やっぱりあんまりいい感じじゃない。
ヒエロニムス・ボッシュの絵のような、悪魔的な乱世のイメージ。
近年、こおろぎを食べても良いとわざわざ聖書の翻訳が書き換えられた。聖書の翻訳を変えるなんて、相当な根回しがあったようだ。タイムマシンが発明されたのかもしれない。
今、コオロギを推している企業は補助金に目がくらんでいるか、環境にいいことをしている、と正義感に酔っているかのどちらかで、彼らがそれをすごくいいものみたいに言っても信用できない。ワクチンの時と一緒。後から健康に弊害が発生して、誰も責任取らない。
というわけで、わたしは虫さんを食べるのは遠慮させていただく。
それ関係の仕事、絵本や挿絵もできません。
しかし、パンの材料を粉で買い求めるといっても、混ぜ込み非表示になれば、そのなけなしの努力が追いつかなくなるかもしれなくて、そうなったら小麦食をやめるか、小麦を育てるかの二択。
そして、反コオロギ(?)の農家やパン屋、うどん屋お好み焼き屋個人と仲間になり、連携しなければ(お願いして、連携してもらわなければ)ならない。
この人嫌いのわたしでもそう思ってしまうくらいの事態だ。


2/18/2023

18. Février

 




屋久島のどら焼き「やくどら」
島の柑橘「たんかん」が効いた白餡のどら焼き。ごちそうさまでした。

2/01/2023

1. Février

 

広島の新しい建築事務所-ure(ユール)のロゴを制作させていただいた。

デザインは矢吹菜美さん。
http://architect-ure.jp/

-ureの岩竹さん、素敵な建物をたくさん建ててください。