
荻窪の本屋Title、はや10周年。記念の本を送っていただいた。
店主・辻山さんの10年の歳月の断片のテキスト、ゆかりの方々の祝福のテキスト、多くの画家の絵画作品、おいしいカフェコーナーのアヤコさんへのインタビューなど。読みどころ見どころはたくさんあるけど辻山さんの詩が特に印象的。
編集は「ことばの生まれる景色」でもお世話になった川口恵子さん。デザインは根本匠さん。
先月川口さんからいただいたメールでnakabanさんが表紙見たらびっくりしますから〜とおっしゃっていたので密かに楽しみにしていた。
表紙は見覚えのあるような、ないようなTitle開店準備期間の当時のスケッチ。
本文にもロゴマークの制作途中のメモやスケッチが多数掲載されていて驚きだ。
お店の内装はちゃんとした本職のデザイナーの方がいらっしゃる、というのに勝手に店内の雰囲気スケッチを描いてるというのがかなり冷や汗ものである。
いや、あれはロゴマークをデザインする前の助走として必要だったのだ。多分…。
そんなスケッチも、10年経ちこの本の装画としてお役に立てたし、ドキュメントとして残していただいたということで良かったのかな。
Titleのロゴ、あっさり決めたつもりだったけどあれこれ試していたのだな。
辻山さんがこれからものすごくがんばって、このTitleは本屋さんの新しいスタンダードになるんだろうなだと感じたので、堂々とした感じのロゴにしたかった。
でも定石通りに太めの書体を描いてみたら違った。
安心感があって、愉快で楽しめる。でもそれだけでは足りない。
弱さ、微細さの領域を大切に守っているひとたちのための、灯りのような本屋さん。
「i」の丸が灯火のように大きいのはそのような意図だった。
(余談)ロゴはできてしまったが「本屋」の部分、あとから追加になって、これも手描きで、なんだかバランスとるのが難しくなって、本体と同じくらい時間をかけたかもしれない。