6/19/2014

ファイアル島の夜

このまえ訪れた屋久島への行き帰りの飛行機はプロペラ機だった。
フライト中に窓越しに回転するプロペラを見ているとこんなのでよく飛行機が飛ぶなあと感心する。そしていつも自分はプロペラの真横の座席に座っている。あのときもそうだった。ポルトガルのリスボンからプロペラ機に乗ってアソーレス諸島に向かったフライト。もう8年前になってしまうのか。プロペラ機に乗ってアソーレス諸島で最初に降りたのがファイアル島(Ilha do Faial)。
空港のそとには緑の芝の丘しかみえない。タクシーでなんとか町にたどりついて投宿。町を散歩した。濃い霧、バー、民家の庭先にとりのこされた昔の砲台。galp社のガソリンスタンド、入江のむこうの煙突。閉店した電気屋、階段と教会。そして数秒ごとに変わる天気。雨が降ったり虹が出たり。スケッチしても紙がふやけて鉛筆が乗らない。
わたしはこの島のこのオルタ(Horta)という町がアントニオ・タブッキの小説「島とクジラと女をめぐる断片(Donna di Porto Pim)」の舞台だということをしらなかった。嫁は知ってたみたいだけど。オフシーズンのさみしーい雰囲気の港町と鯨を象ったネオンと遠くに見える隣のピコ島のさんかくの山の記憶が今ごろになってようやくタブッキの小説の世界と符合する。もう一回あの群島に行きたい。それでなんだかいろいろ思い出してしまい描いたのがこの絵「ファイアル島の夜」。
小豆島MeiPAMでやってる「eto chito zu」展に並んでいます。
(結局展覧会の宣伝かよ)

6/17/2014

「グリム兄弟を追いかけて」

pferdemarkt_hameln

ANAの機内誌「翼の王国」5月号の記事「グリム兄弟を追いかけて」がweb上で読めるようになっております。
文=井出幸亮 写真=相馬ミナ 絵=nakaban
思い出深い仕事になりました。どうぞご覧ください。 

6/15/2014

6/15

島では早寝早起き。宿で絵を描き、セルフうどんを食べて、マルナカスーパーでお惣菜を買い、ホームセンターに行き、海岸を歩き、異国から運ばれて来たばかりの300年のオリーブの木をさわり、展示の初日に照れ、となりのレジデンスの作家さんと話し、サッカーに熱狂するひとたちを見る。そんな島滞在でありました。

6/14/2014

小豆島MeiPAMにて。


間に合った。今日から展覧会「eto chito zu」スタートです。
自分で言うのもなんですがすごくいい展覧会ができました。ぜひ来てください小豆島に。

6/11/2014

EXPO: eto chito zu


小豆島、土庄の美術館MeiPAMで展覧会を開催します。
6/14〜8/31
休館日 : 金曜日 ※2014年6月中旬より変更いたします。
2014年6月6日(金)、6月13日(金)、6月18日(水)、6月25日(水)
(以降、毎週水曜日が休館日となります)

3フロアにわたりテーマごとに3つの展示。
入場料300円が必要になります。
展示の詳細はこちらをご覧ください。

8/2日には植田真さん(!)のギターを迎えライブイベントをします。
「遠い町の食堂で聴いていたラジオのように」

6/09/2014

巻かれた紙とオリーブの木



オリーブの木を描くのはむずかしい
オリーブの木を描きながら何故か巻かれた紙の事を思うし
巻かれた紙を描きながらオリーブの木のことを思い出す
二つのものを設定しそのあいだを歩いてみる
もちろんそれはこの二つの組み合わせでなくてもいい
どんな関係でもいい
よりみちもあり
けれどその二つの関係を理屈で考えないことが大事だ
商業的な情報にヒバクしないことが大事だ
モチーフに向かうことは理屈では説明できない
けれど個人史のなかでは深い根拠がある
あるいは自分をだまして信じこませる
すぐにだまされる自分のおろかでかわいいところ。

6/06/2014

いいえ、とんでもございません



倉地久美夫「いいえ、とんでもございません」
今日発売。

初めて聴いて以来その歌の数々が頭から離れません。
過去や未来を超えた(孤独の)瞬間、地点から届いた歌だと思いました。
「倉地久美夫」の歌とギターと並走する「波多野敦子」率いる弦楽。
この二つのうねりが紡ぎ出す音楽は今までこの地球上になかったものです。
歌が、音楽が好きな人はぜひこの歌集を聴いてみて欲しいです。
音楽をただBGMにして楽しみたいだけの人は聴かなくてもいいかもしれませんが…
個人的にはこのように聴いておくべき作品というのはやはりあるのだなあ、と思います。
windbell
reconquista

6/05/2014

6/5 thanks

屋久島から帰って来ました。
悪天候で乗るはずの飛行機が欠航。
滞在が一日延びました。
けれどとてもいい休息になりました。
登山で筋肉痛ですがむしろ元気になって帰って来たような感じ。
屋久島にはたしかに何かがありますね。

歩き回った屋久杉の森の齢を思うと心がグラグラしました。その目眩の感覚を残しておきたいと思います。
岩場や沢山の種類のこけから滴るおいしい水、真夜中の嵐。写真家の山下大明さんに真夜中の光る森を案内してもらったこと。山を囲むいくつもの集落のたたずまい。原画展に来てくれたまっすぐな瞳の人たちの顔もわすれられません。この旅にさそってくれた松田素子さんときたむらさとしさんにははじめから最後までお世話になりました。そして展覧会を制作してくれたアノニマの山川さん、ギャラリーの田平さんにも感謝を。

田平さんは飛行機にのりそこねたわたしを助けてくれました。
自然に触れたのもよかったけれど、旅を通して新しい友人が出来たのが一番嬉しかったです。ありがとうございました。

展覧会の情報はこちらをご覧ください。

出版社ニーハイメディアのwebサイト
[manmoth school]で絵本「わたしは樹だ」を紹介してくださいました。


6/03/2014

6/3

天気には勝てません。
おいしい「三岳」ごちそうになりました。

6/01/2014

kagoshima


火山灰を浴びながら鹿児島の街を歩いていたら偶然ダブルフェイマスの坂口さんと会う。さらに偶然にイラストレーターの江夏さんもやって来て流れでしょうぶ学園。
木の上でコーヒータイムしました。しょうぶ学園すごくいいところ。江夏さんは初対面なのにそのあと湯豆腐飲み屋「ごん兵衛」に連れて行ってくれました。あー楽しかった。ありがとう。