ぴかぴか新刊の本が届いた。
二階堂和美さんの本「負うて抱えて」。
絵を担当させていただいた。
祝島の風景、猫。
二階堂和美さんに初めて会ったのはまだ彼女が東京にいた頃で、どこかのライブハウスだっただろうか。アルバム「また おとしましたよ」の頃。
歌の合間のトークでおいしいお好み焼き屋さんの見分け方とか、ひいきの球団はカープとか広島ねたの話をライブの合間にしておられた。
歌もすてきだが、ことばがとてもスッと入ってくるひとだ、と思った。
それで挨拶をしたら「ガシー」と握手してくれた。 その感触は3日くらい続いた。
また時間が経ち、僕が広島に引っ越してきたときは「おかえり」と言ってくれた。広島にいながらにして仕事ができるのかなあと、あれこれ不安だったので、広島を拠点に活躍する芸術家先輩としてのそういうひとことがちょっと嬉しかった。
さて、この「負うて抱えて」はその広島でひろく読まれている中国新聞での連載が元になったもの。
毎週月曜日に伝統的な「洗心」という仏教のページがあって、そこにコラム枠があった。
その何年か前に彼女が雑誌「真夜中」に書いた「歌は私のなんまんだぶつ」はすごい文章だったので、この新聞連載の絵の依頼をいただいたことも嬉しかったけれど「これが読める地元のぼくたちはラッキーだ」と思った。またいつかはこれは本になるだろうし、なるべきだ、とも思った。
なので僕もとても良い緊張感で仕事に取り組ませていただいた。
絵を送ると、どんなに忙しくてもニカさんはちゃんとコメントをくれる。そういうところが本当にえらい。
というわけで、このことを書き始めたらこの何倍も書けるけれど、ひとまず。
ニカさんと桜井さんという中国新聞の記者、そして僕、の同い年3人で頑張った日々が本になった。
ニカさんの本といえば、の
編集室屋上の林さんの編集で、矢萩多聞さんの素晴らしい装丁で、晶文社から。
最高の形だと思う。