4/02/2026

2. Avril

四月。新芽が芽吹く、花がひらく。一日経てばもう雰囲気が変わっている。

どの色も印刷では再現できない色。

零れ種から生えてきたのか宿根なのか、あちこちに生えているヤグルマギクを移植し、育てることにひそかに情熱を注いでいる。

なんてことはない花だ。でも惹かれる。

このヤグルマギクは、丈夫でたくさん増えるのに、野山ではなかなか見かけない。


移植した小苗もひと月も待てば銀緑の茎がスルスルと伸びて、蕾も膨らみ、もうすぐ咲きそう。

小苗から枯れるまで、終始眺めていると、すごくゆっくりと花火が打ち上げられているみたいだ。