12/20/2025

20. Décembre





ルイス・バラガンの建築物のようなカラフルな壁が楽しいbabooshka。
ポストカードのような大きさの小品から、画集に未収録の新作群、いささか大きすぎる無垢の木の立体を出品した。つまづかないように注意。

12/19/2025

19. Décembre


今日から名古屋のbabooshkaとON READINGで個展がはじまる。

程よい距離で往来できる二つの会場。ぜひおでかけいただけたら嬉しい。

本日はだいたいbabooshkaにいて、明日はON READINGにいる。

こわくないのでどうぞお声がけください。

展示詳しい情報はふたつ前の記事をご覧いただけたら。





12/16/2025

画集 In Modest Blue

 

生まれてはじめての画集ができたので呆然としている。
呆然としてピンボケで書影を撮ってしまった。

20代に絵を描き始めてたころから、画集は夢だった。
「50歳くらいに出版できたらいいなあ、画集」と思ってたらほぼその通りになってしまった。
ELVIS PRESS/ON READINGの黒田くんが一生懸命に企画、制作、デザインしてくれた。
本当にひろう神ならぬ友あり。
作れたのが今でほんとうによかった。
いまより自分が若いときに画集をつくっていたら、若描きすぎて、自分でダメ出しと後悔の嵐だっただろう。(わたしの場合。世の画家さんは素敵な画集を何歳のときでも作りたいと思ったときにどんどんつくってほしい!)

100枚以上の2025年描き下ろしの絵は、わたしが長い制作の月日を経て収集してきた、興味惹かれてきたモチーフ、主題を集大成的に散りばめたもの。

街路や窓辺、テーブルの上の水に入ったコップ、鉄道、本やお皿などのさまざまなオブジェ、それに非物質的な要素(光源、シチュエーション)に至るまで、ここになんでもあります。
わたしの画に親しんでくれているひとにはきっと満足していただけると思う。

192ページのとても分厚いハードカバー。
価格は税込で3850円。
この内容にしてはとても安価と好評だ。というか、トーキョーアートブックフェアではこの値段で大丈夫なのかと心配されていた。

19日からそのON READINGでの原画展と、バブーシュカの個展があるので遊びに来てほしい。バブーシュカの個展もこの画集の引力に引かれてしまったのか少し関連があるような絵になった。

今、そのバブーシュカに最新作の絵を送ったので、ようやく一息ついてるところ。
明日から名古屋に会期前に早入りして少し仕上げの制作もするつもり。綱渡り人生。

In Modest Blue ELVIS PRESS site

12/10/2025

10. Décembre

 ダ・ヴィンチwebでの「うちゅうじんになるみ」作者の星野智幸さんへのインタビュー。

⚫︎

この謎めいた絵本のガイドになりそう。

100年後だから、ああ、なるほど、星野さんはやっぱりすごい。そうだな、そうなったらいいなと思いながら読んだ。

絵を描くときは、描いている対象のオリーブの木になる、ハトになる、ハトが見たオリーブの木になる、などの視点の変換が必要だから、制作が行き詰まった時などはこの絵本を開いたらいいかも。初心を思い出すことができるかもしれない。

12/07/2025

Tokyo Art Book Fair へ

11日 12日 東京にいる予定。  Tokyo Art Book Fair2025  の

ELVIS PRESS / ON READINGのブースにちょこんと座っている。
制作中の絵が順調に進めば、だが。

画集『In Modest Blue』の先行発売なので立ち会いたいなと。
サインOK(←えらそう)。

12/01/2025

solo expo 「In Modest Blue」&「ハーロウ・メアから遠く離れて」


 
12月になった。
わたしは檸檬の木に袋を被せた。

19日からなんと名古屋の2ヶ所で展覧会を開いていただくことに。

ひとつは本屋さんの on reading 画集「In Modest Blue」(ELVIS PRESS)の刊行記念展。
ギャラリーには画集に収録された絵が展示販売される。
この画集については今年ずっと作業してきたし、思い入れがありすぎるのでまた書きたい。

そしてもうひとつはbabooshkaでの新作展。
「ハーロウ・メアから遠く離れて」
今めっちゃ描いてる。

これらの映えない絵の良さを自分でも研究してぐいぐい推していきたい。
制作はダウジングロッドを持って「簡素」でも「古色」でもないところを探しているような感じ。
この何年か、modestという言葉が思い浮かぶ。
これは表現の傾き加減のことで、わたし自身が奥ゆかしい〜とか謙虚な人間であるとゆうわけではないです。

研究発表のような二つの展覧会。どこかでお会いできたら嬉しいです。

ギャラリーの情報(場所 営業日時 最新など)はこちらへ >

11/26/2025

PAPIER LABO.からジグソーパズル

 



東京のPAPIER LABO.からなんと、ジグソーパズルが発売された。
はこがカワイイ。。

少なめのピースのパズルだが自分でも遊んでみたら、あれ、難しい? と楽しめた。
この絵は昨年、阿部海太郎さんと牧野植物園でコンサートをした時のポスターのために描いた"vegetation#1"。

PAPIER LABO.で販売中のほか、牧野植物園のショップでも販売される予定があるとのことで嬉しい。


11/21/2025

キセル nakaban LIVE (2026年1月17日)

 



キセルとのライブ再び。
前回のライブはキセルの二人のおかげで会場の雰囲気も最高で、美しい春の一日だった。
今回は真冬の公演。
わたしはライブペインティングetc.を投影する「幻燈」担当として演奏に参加。

来月12月の19日から名古屋のカレー屋さんbabooshkaで展示をさせていただくことになっており、その詳細は当方の遅筆でまだ間に合っておらず(ごめんなさい)、本日はその会場で行われるライブのお知らせでした。

チケットは明日11月22日から発売 問い合わせはbabooshkaのインスタグラムへ 
昼夜2回の公演予定。 → ⚫︎

10/24/2025

絵本「うちゅうじんになるみ」






ついに完成。
2023年の暮れに星野智幸さんと100年後えほんシリーズの一冊が作れるかも、と絵本編集者の筒井大介さんから連絡をいただいて、それから楽しみにしていて、送っていただいた最初のテキストを読んだとき、すごい絵本になりそう、と思いながらも、このテキストをどうやって絵本にしたらよいのかと途方に暮れた。わたしとわたしでないものの境界は、本当はないのではないか、すべてはひとつなのか。でもこの世界には多様な生物が活動していて、身振りと言語があり、文化がある。それはなぜなんだろう。そんな大きなテーマがありそうだ。でもこの絵本での星野さんの語りかたはとても無邪気で思わず笑ってしまう感じ。

やはり絵にすることがむずかしくて行き詰まっていたときに、星野さんから「ひとでなし」というその当時最新の小説を送っていただいた。知らなかった誰かの人生を早回しですべて見せられてしまったような体験をして、圧倒されてしまった。誰にでもなれて、何歳のそのひとにもなれなければ書けない作品。分厚いこの本を読み終えて、何か不思議な気持ちのまま絵本の絵のラフの仕上げに取り掛かった。
絵巻のように一気に駆けていく絵本になりそうだった。「だまされ屋さん」の絵を描いた時とはまた違う感じ。疾走感ばかりではいけないので、漫画のようなコマ割りのアクセントを入れた。絵に鉛筆の跡をのこしたり、ミスで擦れてしまった絵の具の跡をそのまま残したり、ノイズ感を出してみた。絵にも喋らせたかった。この絵本にはアリや梅、死骸、サラリーマン、猫、キノコなどの発するさまざまな言葉が交響している。絵の言葉もあるよ、ということをこっそり言いたかったのかも。だって絵本だから。

10/19/2025

19.Octobre




これは同じ絵なんだ。
カップをコレクションのように並べると面白いかな!
と盛り上がったが実際描いてみると全然面白くなかった。
ひと月悩んで塗りつぶした。

カップ一客だけ残った。さみしそう。