1/15/2026

15. Janvier



ライブをします。


もうすぐ、17日 kicellと  名古屋のバブーシュカ

24日 OTTOと  広島の傘のフクマ

2月1日  Lanternamuzica   鹿児島のLAGBAG MUSIC TOGO HALL


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キセルとの再会が楽しみ。

キセルの前のアルバム「ザ・ブルーアワー 」も好きだったけど、新しいアルバムはすさまじい。

このアルバムを聴いていると、いや、キセルの今までのどのアルバムにも「その」ニュアンスがあったのだなあ、と気付かされるが、「その」の部分を的確に言い表わすことはできず、強いて言えば「キセル感」という単語で言うしかない。その純度が高いのが、作家としての意思が強く伝わってきて嬉しいし、尊敬してしまう。

「観天望気」からの曲、やってくれるかな。わたしもごそごそ、あれこれ 準備した。


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広島でのOTTO のライブも迫ってきた。

OTTOの田中庸介さんと助川太郎さん。南米の音楽を中心に世界中の幅広い民衆音楽へのリスペクトを独自の音楽に昇華する素敵天才なお二人。

彼らのツアーの旅の途上、広島公演にゲスト参加。

音楽の力でフクマの店内が異国の酒場や食堂になったり石畳の広場になったりしそう。

田中さんは一緒に作品「ponto nodal」を作ったニャボセボの田中さんでもあります。

わたしは絵を描くことしかできないけど、世界あちこちのいわゆるworldmusicをアトリエで聴きまくり、Latina誌を愛読していた世界のフォークロア音楽ファンなので、僭越だけど絵と音楽が「合う」と思います。

ゲストに呼んでいただいて本当にうれしい。そしてフクマさんえでライブをするのは本当に楽しい。


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そして久しぶりのランテルナムジカ。

鹿児島の楽団 LAGBAG MUSIC ORCHESTRAとの共演。今トウヤマさんとオーケストラの上山さんがその日のためだけに意見交換しながら曲をアレンジしているらしい。音楽家どうしのそういう共同作業はカッコよくて羨ましい。ランテルナムジカとしても本当に久しぶりで気分盛り上がっている。子どもたちの作った作品も投影予定。

トウヤマさんの最新作「音楽室」も培って来られたものの極まりのような作品で、ピアノひとつの研ぎ澄まされたような曲が多い。キセルのアルバムと共時的に通じるものがあると思うのはわたしだけだろうか。


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自分にしては珍しくライブが続く。音楽家の凄さを思い浮かべて書いていたら自分でも元気が出てくると思ったのでちょっと書いてみた。

でも誇張はしていない。本当にすごい人たち。

今年はどんどんライブやりたい。


本屋 Title10周年記念展「本のある風景」

 

10周年を迎えた、東京荻窪の本屋 Title。
現在記念展が開かれており、錚々たる画友の方々に混ぜていただき、わたしも2点の絵で参加中。どちらも本が描かれた絵。
ぜひお出かけください。

本屋 Title10周年記念展「本のある風景」⚫︎
『本屋Title 10th Anniversary Book 転がる本屋に苔は生えない』⚫︎


1/12/2026

11. Janvier

 


Lanternamuzicaの打ち合わせで久々にトウヤマさんの音楽室に。
あれこれ話していると、どんどん降雪量が増えてきて早めに退散することになった。
犬がいるのだがいつも絶対吠えられる。
犬に吠えられるというのはどこか悲哀があって滑稽で好みな状況だ。
家に入ったり出たりを15分単位で繰り返していたおもしろい黒猫は死んでしまった。さみしいな。

トウヤマさんの家はオフグリッドだ。電気、水道といったライフラインを外部のインフラ供給と繋いでいないエネルギー自給の生活。薪が命。
時には苦労しながら、それすらも楽しむパンクな生活。

帰り際、庭のミツバチの様子も見せてもらう。
寒いのでミツバチも巣箱の中で丸まってるはず。
この子たちはわたしの仕事場のニホンミツバチの分家集団なのだ。
ミツバチは意外と冬でも活動している。とっても働き者。
それに引きかえわたしは、と思う。


1/09/2026

8. Janvier

「 古都 (Eard Ceaster) 」



名古屋での二ヶ所 「babooshka」 と「ON READING」での展覧会は12日まで。
ふたつのお店は歩いて15分ほどの距離。
この連休にお出かけください。

1/07/2026

New Year






今年もガルバンゾー!















12/31/2025

31. Décembre


Harlowe = hara「野ウサギ」+ hlāw「丘、塚」
Mere = 「入り江」
ハーロウメア。

だれの心の中にも、そのひとだけの地図がある。
わたしの中にもあるのだろうか。
でも、その地図を最後にテーブルの上にひろげたのはいつだろう。


12/30/2025

【MV】takeo toyama 「waiting」

 



トウヤマタケオ 「待つ」

作中の人形などのオブジェ、背景画などを担当させていただいた。
楽曲はランテルナムジカでもお馴染みの「待つ」。
監督は音楽家ご子息の映像作家、トウヤマヒビキ氏。
俳優(黒住尚生氏)の演じる実写部分とモーションで動く人形のカットが組み合わされ面白い映像になっている。
なお実写のカットは8mmカメラで撮影されている。すごい。

音楽家のアトリエで生み出された100曲から珠玉の29曲を選ばれ再構成されたアルバム "music room" は配信のみのアルバム。
>apple music などから。
最高なのです。ぜひ。


「待つ」アルバム"music room" より 
作詞・作曲:トウヤマタケオ
油絵・小道具製作:nakaban
出演:黒住尚生、トウヤマタケオ 
タイトル:nakaban
英訳:Suzu Toyama
映像:トウヤマヒビキ

12/29/2025

29. Décembre

 

荻窪の本屋Title、はや10周年。記念の本を送っていただいた。
店主・辻山さんの10年の歳月の断片のテキスト、ゆかりの方々の祝福のテキスト、多くの画家の絵画作品、おいしいカフェコーナーのアヤコさんへのインタビューなど。読みどころ見どころはたくさんあるけど辻山さんの詩が特に印象的。
編集は「ことばの生まれる景色」でもお世話になった川口恵子さん。デザインは根本匠さん。
先月川口さんからいただいたメールでnakabanさんが表紙見たらびっくりしますから〜とおっしゃっていたので密かに楽しみにしていた。

表紙は見覚えのあるような、ないようなTitle開店準備期間の当時のスケッチ。
本文にもロゴマークの制作途中のメモやスケッチが多数掲載されていて驚きだ。
お店の内装はちゃんとした本職のデザイナーの方がいらっしゃる、というのに勝手に店内の雰囲気スケッチを描いてるというのがかなり冷や汗ものである。
いや、あれはロゴマークをデザインする前の助走として必要だったのだ。多分…。
そんなスケッチも、10年経ちこの本の装画としてお役に立てたし、ドキュメントとして残していただいたということで良かったのかな。

Titleのロゴ、あっさり決めたつもりだったけどあれこれ試していたのだな。
辻山さんがこれからものすごくがんばって、このTitleは本屋さんの新しいスタンダードになるんだろうなだと感じたので、堂々とした感じのロゴにしたかった。
でも定石通りに太めの書体を描いてみたら違った。
安心感があって、愉快で楽しめる。でもそれだけでは足りない。
弱さ、微細さの領域を大切に守っているひとたちのための、灯りのような本屋さん。
「i」の丸が灯火のように大きいのはそのような意図だった。

(余談)ロゴはできてしまったが「本屋」の部分、あとから追加になって、これも手描きで、なんだかバランスとるのが難しくなって、本体と同じくらい時間をかけたかもしれない。

12/28/2025

28. Décembre

 

この絵は「車窓」というタイトルで、今、名古屋のbabooshkaの壁に展示されている。
「すべては過ぎ去って行く」とは言うけれど、まず、ものごとをいとも簡単に「すべて」と言い切り、葬ってしまうのは乱暴かもしれないし、「過ぎ去って行く」と言うのも本当であろうかと思えば自信がおぼつかなくなって来る。

「主題」が自分の知覚範囲に入っているか、というON/OFFというものの、それらのスイッチとは風景の絵の場合、都市の壁や山や建物、暗闇や霧といった遮蔽物であり、あるいは単純に距離そのものである。
空想上の空間で絵を描いているときにも全く同じことが起こるのが面白い。

遮蔽物こそが描いているものだと言い換えることもできる。
それを描くことによってその向こうを思い描く自由な空間を他者に提示できる。
その向こうに物体ではなく「人々の生活の断片」や「祝日」といった、形無きものを設定することも可能。
しかし、この絵の向こうの部分は絵を見てくれる他者のための聖域であり、絵の細部の裏設定すみずみまでに画家は踏み込まなくてもいいかなとも思う。

さて、遮蔽物には描くべき形がある。しかし遮蔽物に囲われた「主題」にはなんと!形が「ない」のである。
ここが非常に面白い。この矛盾を味わうには絵を描くことが最適であり、絵をやっていて良かったと思うポイントなのである。

目の前に(←見えないが)「それ(主題)」が現れると言うことはなんて素晴らしいことだろう!
「それ」はいつから在ったのだろう。「それ」に気づいた自分を褒めてあげたい。
と、肯定マターで日々刻々思い直すことは大切なことで、絵を描くときに忘れないようにしたいことだ。

12/23/2025

Subsequence vol.08

 


畏友、井出幸亮氏が渾身の編集で世に問う「Subsequence」誌の最新号。
コミックを描かせていただいた。
このコミックは、TANGIBLE & VISIBLEという題で、とにかく登場人物の青年がいろんなものに触る、触る。。眺める、眺める。。歩く、歩く。一話目からずーっとこれ。
雑誌の、濃密なコンテンツの終盤ページに載っており、このコミックは息抜き担当なのである。
ぼーっと眺めるようにめくっていただけたら嬉しい。
今までの号のどの表紙も工芸誌らしく、なんらかのオブジェクトの図像があしらわれていたが、今号は意味ありげな空白の表紙。
sense of somethingは予感や気配など、簡単に言語化はできないが確かに存在するフィーリングを意味する。