8/22/2025

22. Août

 





久々の庭。
この葡萄の色、かなり良いと思いませんか?
これは単純に緑〜紫という色彩の配分バランスが良いということではなくて、
この葡萄が生きている時間感覚が色であらわれていることが良いのだ。

8/19/2025

19. Août

今年、広島駅が大幅にリニューアルされた。
駅のビルには新しい店舗が立ち並びキラキラしているが個人的には不満がある。
列車を見ながら何か食べたいのに、そういうロケーションがひとつとしてないのだ。

唯一その感じがあるのが、高架橋で駅ビル乗り入れを開始した路面電車とシチーベーカリーとの組み合わせである。
このような素敵なお店にはキオクレして這入れない、といいつつ既に5回くらいは行ったかも。



8/17/2025

17. Août

 


パリの路地裏を歩いているといい感じの木製のサッカーのゲーム台が捨てられていた。
こんなものが捨てられているってすごいな!と思ったが、ヨーロッパで暮らしておられた小川糸さんのエッセイによると、良かったらどーぞ持っていってください、という意味なのだそうだ。

椅子やテーブルも目撃した。欲しくて、日本への送料を本気で考えたこともあった。
わたしの絵の、野外なのに椅子やはしごが置いてあるのはこういうところから来ているのだろう。
しばらく散歩して戻ってくると小さなサッカーのスタジアムはもうなかった。

現在締め切り大幅遅れのお仕事にずっとかかっている。
制作の疲れは制作で癒すといった感じ。

8/07/2025

7. Août

 




古い絵に上書きした絵がある。
あらためて眺めてみるとあまり良くない。
何が良くないのか。それは元々の絵のマチエールである。
新たな絵とは関係がない「狙いの方向」の痕跡が邪魔で、その絵への没入を阻んでいる。
マチエールを思い切って剥がして描き加えていく。



8/03/2025

3. Août


東京の神保町へ。日本出版クラブで絵本「ひとのなみだ」への日本絵本賞をいただいた。
年間2000点近くも絵本が刊行されているのだと聞いた。
賞をいただいた4冊のうちの1冊が「ひとのなみだ」。とても光栄なことだ。

でも、この受賞は内田麟太郎さんの文章の力と戦後80年というこのタイミングのおかげに違いないから、わたしは調子に乗って浮かれないようにしなければ。
全体的に作家の方々はほわーっと受賞の実感を感じていない風で、むしろ出版社、関係者の方々がにこにこで嬉しそうで、ほっこりする情景だった。とにかく良かった。
文章をお書きになった内田さんと、童心社の方々と喜びを分かち合った。

翌日、東京都写真美術館のルイジ・ギッリ展。
とても好きで、影響を受けている写真家なのは間違いない、と言いたいところだが、写真集などを開くと途端に良さがわからなくなる。
本当にわたしはギッリが好きなのか。
なので確かめに行った。やはり現物のプリントは違った。
滲み出る黄色に裏打ちされたアイスグリーンは写真集でもじゅうぶんに美しいがやっぱり本物は別物。モランディのアトリエよりも惹かれる写真がいくつかあった。

写真家の素敵な言葉があったのでメモした。
「風景を初めて、そして最後に見るかのように見るとき、人は世界中のすべての風景に属しているという感覚を得る」

7/26/2025

26. Juillet




いつもどんなことを考えながら絵を描いているのかについて(大したことは考えていない)。

この二つの絵の状態はそれぞれの良さがある。
上の画像。その場所(パサージュ)にいる感じは出ているけど、飾る絵としては違う。
サボテンの鉢がある下の画像の方が現在の状態だが、お店の黒いフレームや青い看板の効果が薄れてしまった。
こういうふうに絵は描く時間より本当は眺める時間が大切なのだ、ろう。

7/23/2025

23. Juillet

 

緊急で静止画を回しております。

この灼熱の1ヶ月、当作業場では100枚チャレンジ中。
なかなかの歯ごたえ。
ここが完成、と思うところまで仕上げて比べてみると、途中の方が良かったりする絵もあり、仕上げたものをもう一回崩すかどうか、本当にむずかしいところ。
暑さで判断力、集中力もにぶっている。















7/20/2025

21. Juillet



いきなりだけど、AI は数年後にAGIという汎用性を備えた自律的な存在に進化すると言われている。
Artificial General Intelligence。
それがドラえもんのような人類の良き友人になるのか、人類イラナイ、と滅ぼしてくるような脅威になるか。
人間の好奇心、つまり技術の進化は止められないわけで、今人類がいるのはその歴史の境目なのだ。

そのAGIとどのように付き合うか。
その「運用」というよりAGIが、むしろ人類より上位の知的存在になってしまうので「契約」みたいな感じになるらしい。
わたしたちの仕事などは、ほぼほぼ全部無くなり、今の段階で何も対策を考えていないと社会が混乱する恐れがある。

最初はホワイトカラーが仕事をうばわれるという影響を被って、すぐにブルーカラーも同様となるという。
AIは既にロボットの身体を持ち始めていて、今は人間がせっせと改良しているが、AIロボットがAIロボットを、365日不眠不休で、日に何度も自分で自分の身体をアップデートするような環境を獲得すると、もうあっという間。

そうなってくると「自分には関係ない」と言っている人も無視できないはずだ。
わたしもちょっと前までは自分には無縁の世界と思っていた。

絵の話で言うと「やっぱり原画の魅力には勝てないですから〜」と言うわたしのライバルはしっかりとパレットを持って、そのくせ絵の具で手を汚さないAGI画家になるだろう。数年以内。

選挙があったが、これから世界中の選挙でAGI との付き合い方が争点になってくるだろう。
と、そんなことをいう人もまだほとんどいないので、ここに書いておこうと思って。
原子力発電所の爆発、ワクチンの被害、わたしは数年前倒しで言って的中させて来た。この誰も読まないブログで。

AGIのそういう分野に詳しく、問題意識を持つ方が国にもひとりくらい必要だろうと考えていた。
ということで昨日は「チームみらい」の安野氏に票を投じた。
まあ無理だろうな〜と思っていたら、朝、確認したら1議席獲得していた。

ここは対立をしない政治という方法も提示しているし、AIを使いながらむしろ人間中心であり、いわゆるテクノクラート志向とは違う印象。うまく言えないが不思議と「日本」を感じる。なかなかいいなと思っている。

いつも思うのだが、ほんとうに投票率が低い。選挙の投票に行ったら一人当たり五万円程度の減税をプレゼントしたらどうか。
もしそれをするならば本人確認もぐんと厳しくなる筈だから、不正選挙を疑われることなどもおおきく減少すると思うのだけど。

7/14/2025

「新・仕事のお守り」

 



ミシマ社刊 「新・仕事のお守り」の絵を担当させていただいた。
章ごとに数点の線画があって、それぞれの絵が繋がるようにうっすらストーリー仕立てにしてみた。

全ページ良い言葉ぎっしりだから付箋が必要ない本だなと思った。

本に記された刊行日は7月24日。
装丁:寄藤文平・垣内晴

6/23/2025

傘のフクマ nakaban新作

 


Photo: Daigo Fukuma


雨の季節。
広島の「傘のフクマ」では、しゅんしゅんさんや立花文穂さん、僭越ながらわたしなど、広島の画家とのコラボレーション傘が制作されている。

まず、上の写真。
ブルーの方が日傘「青い庭」
これは「Tiny Courtyard」という題で販売されていた第一作目の模様をリミックスしたかのような色変りバージョン。日傘と書いたが雨傘としても使用できる。

もう一方は日傘「版画」
ブルガリアの弦楽器Tambouraの古楽器バージョン(マニアックすぎる)の図柄が見えるが、イチジクの葉っぱや抽象的なパターンなどさまざまな版画を一面ずつあしらっているリッチなモノクローム傘。こちらも同様に雨傘として使用できる。

そして下の写真のペールブルーの傘、こちらは「Early Morning」(下の写真)。
旅先での早朝を表現した。

この「Early Morning」の美しいページが作られているので、リンク先をぜひごらんいただけたら嬉しい。→

傘「版画」「青い庭」もitemページに掲載されている。