銀行に行った。
ハンコをあたらしいものに取り替えて口座をあたらしいものに変えて、としていたら小一時間もかかった。人間はなんでこんなことをするのだろうか。
銀行のおねえさんはシートに記入した僕の職業をみて「絵がお上手なんですね」と言った。
えーっ。と思った。上手いかどうかは自信ない。
夏にアボカドを描いていたら時が経って熟れてしまって、それは絵にもならず食べ物にもならなかった。
かわいそうなアボカドを空想で加筆してみた。
ありもしない赤い影が不気味だ。
少しだけアボカドのムースグリーンの味が甦ってきた。
12/21/2016
“楽興の時”
阿部海太郎さんの名曲"Monents Musicaux (Thème)"の為の映像。
登場する役者さんは、100年前のフランスのコロタイプ印刷のポストカードたち。
[MV] From the album Cahier de musique / 音楽手帖 2016
Piano : Umitaro Abe
Oboe : Erina Sakimoto
Clarinet : Midori Nakashima
Violin : Kumiko Kasugai, Shiori Takeda, Erina Sato, Kazuha Takahashi, Ayuko Sakamoto, Chisato Maehara, Megumi Kasugai
Viola : Kazuhide Iino, Emi Hashimoto
Cello : Kazune Koshikawa, Masateru Nishikata
Contrabass : Yuki Nagata
Composed and arranged by Umitaro Abe
image by nakaban
12/20/2016
12/17/2016
12/15/2016
2017年最初のライブのお知らせ
よるもや通信集 (野分編集室) 幻燈少年より
ブライアン・エヴンソン『ウインドアイ』刊行記念
【広島公演】
会場:光明寺會館(広島県尾道市東土堂町2-1)
日程:2017年1月22日(日)
開場:13時30分 開演:14時 終演:15時30分
料金:予約/2500円+1オーダー 当日/2700円+1オーダー
定員:40名さま(全席自由)
出演:柴田元幸(朗読&トーク)、nakaban(幻燈)
出店/協力:ホホホ座尾道店コウガメ
翻訳家・柴田元幸の朗読ツアー in 岡山・鳥取・島根・広島
*
柴田元幸さんの朗読ツアーに広島の部(尾道の光明寺会館)に幻燈で参加。
今回はまんがのモデルにも使ったポストカード プロジェクターという幻燈機をひっぱりだそうかと。
近代のロスト・テクノロジーともいえるこの道具を使いこなせるか、チャレンジだし楽しみ。
詳しくはこちら。
【広島公演】
会場:光明寺會館(広島県尾道市東土堂町2-1)
日程:2017年1月22日(日)
開場:13時30分 開演:14時 終演:15時30分
料金:予約/2500円+1オーダー 当日/2700円+1オーダー
定員:40名さま(全席自由)
出演:柴田元幸(朗読&トーク)、nakaban(幻燈)
出店/協力:ホホホ座尾道店コウガメ
12/08/2016
せとうち暮らし20号
「せとうち暮らし」20号が出た。
今回は本の特集。
表紙、カット、選書ページで絵本の選書。いつも以上にたくさん関わらせていただいた。
表紙、カット、選書ページで絵本の選書。いつも以上にたくさん関わらせていただいた。
個人的にはなんと言っても「文化船ひまわり」。
小説になりそうな本と人の物語があったことを知りくらくらした。
基本的には図書館船なのであるが巡回映画も運んだ。
電気の無い島の講堂や広場で発電機で映写機で映画。。
なので文化船。
スタッフは船で寝泊まりし、新鮮な瀬戸内の海の幸を分けてもらったり釣ったりして食したという。
生口島に保存されている船でみたキッチンはとてもコンパクトだった。
生口島に保存されている船でみたキッチンはとてもコンパクトだった。
待ちに待った本が船に運ばれて港に着く。
到着をしらせるドナウ川のさざなみの音楽が港町になりひびく。
こういう風に本に接してみたい。
到着をしらせるドナウ川のさざなみの音楽が港町になりひびく。
こういう風に本に接してみたい。
11/30/2016
「そして、暮らしは共同体になる。」
アノニマ・スタジオ刊、本日発売。
ジャーナリストの佐々木俊尚さんの本「そして、暮らしは共同体になる。」のカバーの画を描かせて頂いた。
僕にとって今は「ふわふわ」とした時代で、とらえどころが無い。
この社会をなんと表現したらいいのか、とか何が価値なのかと探すように考えることが多い。あと今から世の中どうなっていくのかとか (あまり悲観視しないようにしてる)。
この本には僕の知らなかったヒントがたくさん書いてあってとても勉強になった。
等身大な視点からの仕事観や歴史観が感じられて安心して読み進める事ができる。
面白いことにレシピが本文に挟まれるという構成で、それがとても美味しそう。
簡潔で美味しいレシピからこの本で語られていることのエッセンスを感じる事もできるようでもある。
漆原悠一さんによる装丁もさりげなく凝っていて素敵。ぜひ。
等身大な視点からの仕事観や歴史観が感じられて安心して読み進める事ができる。
面白いことにレシピが本文に挟まれるという構成で、それがとても美味しそう。
簡潔で美味しいレシピからこの本で語られていることのエッセンスを感じる事もできるようでもある。
漆原悠一さんによる装丁もさりげなく凝っていて素敵。ぜひ。
11/30 (御礼)
11月の2つの版画展が終わった。
福岡の版画展。すばらしいしつらえの中で絵をみせてくれた望雲さん。
広島の版画展。僕と版画の間のストーリーを丁寧に伝えてくれた84さん、
すばらしい額を作ってくれたイサドさん、
そして見に来てくれたみなさん、ありがとう。
絵を買い求めてくれた人にはもっとありがとう。
絵を飾ると毎日少しずつ変化する微かに聴こえる旋律を奏でてくれると思う。
そして複製可能であるところにアドバンテージがある版画なのに2カ所の絵が重複しないという。
そんな無理をした自分をいたわってあげ…る暇はなく。
次は東京で本と言葉を題材にした展示がある。近日発表。
では、また。
福岡の版画展。すばらしいしつらえの中で絵をみせてくれた望雲さん。
広島の版画展。僕と版画の間のストーリーを丁寧に伝えてくれた84さん、
すばらしい額を作ってくれたイサドさん、
そして見に来てくれたみなさん、ありがとう。
絵を買い求めてくれた人にはもっとありがとう。
絵を飾ると毎日少しずつ変化する微かに聴こえる旋律を奏でてくれると思う。
そして複製可能であるところにアドバンテージがある版画なのに2カ所の絵が重複しないという。
そんな無理をした自分をいたわってあげ…る暇はなく。
次は東京で本と言葉を題材にした展示がある。近日発表。
では、また。
11/26/2016
本・中川 open
長野県松本市にオープンした書店「本・中川」。
この一風変わった名前の本屋さんはナカガワミサトさんが仲間たちと作ったお店。
ロゴをデザインさせていただいた。
ナカガワさんにはお世話になっており、オファーをいただいた時は嬉しかった。
ロゴデザインはいつも難しい。
デザイナー気取りでやってしまいがちな上から目線にならない事が大事だ。
だって僕は何ひとつ知らないんだから。
長野の空気の美味さや森のふかさを知らない。ナカガワさんの本への思いをふかく知っている訳ではない。テーマの本という物体のこともじつはあんまり知らない。
だから散歩するように到達点に近づいていった。
そう、ダウジングの振り子やロッドが鉛筆であるかのように。
本・中川という文字はシンメトリーなので縦書き式でデザインしていたが、僕が図案を描くと焼き鳥の串みたいになってしまった。鳥類好きのナカガワさんに悪いし横書きに変えたら森林のイメージが浮かんで図案が進み始めた。ナカガワさんがそもそも内装を森の中のようにと考えていたと言ったので驚いた。
honnakagawa.com
この一風変わった名前の本屋さんはナカガワミサトさんが仲間たちと作ったお店。
ロゴをデザインさせていただいた。
ナカガワさんにはお世話になっており、オファーをいただいた時は嬉しかった。
ロゴデザインはいつも難しい。
デザイナー気取りでやってしまいがちな上から目線にならない事が大事だ。
だって僕は何ひとつ知らないんだから。
長野の空気の美味さや森のふかさを知らない。ナカガワさんの本への思いをふかく知っている訳ではない。テーマの本という物体のこともじつはあんまり知らない。
だから散歩するように到達点に近づいていった。
そう、ダウジングの振り子やロッドが鉛筆であるかのように。
本・中川という文字はシンメトリーなので縦書き式でデザインしていたが、僕が図案を描くと焼き鳥の串みたいになってしまった。鳥類好きのナカガワさんに悪いし横書きに変えたら森林のイメージが浮かんで図案が進み始めた。ナカガワさんがそもそも内装を森の中のようにと考えていたと言ったので驚いた。
honnakagawa.com
11/22/2016
nakaban solo expo “estamps”
11/19/2016
福岡・望雲での版画展20日 日曜まで

福岡から帰って来てあっという間に時間が経ってしまった。
展示も早くも最終日が迫っている。
最近の展示ではマットも自作で制作し額装してある。
これはとても手間がかかる作業なので発送前はちょっと慌てる。明日は同ビル307号室で飲食も出来るとのこと。
望雲さんに「てのぎ」さんの話をきいていたら、おいしそう。
食べ物はすごい。絵はかならず食べ物に負ける。しかし、いつしか絵は食べ物を超えてほんとうの食べ物になる。
だから画家は長生きする。
僕は長生きする人が増えてほしいので絵を飾っていただくだけでなく実際に
「よし、自分も描いてみよう」
と思ってくれるような絵を目指しているのである。
と思ってくれるような絵を目指しているのである。
おいしい食べ物もおいしい絵もぜひどうぞ。
→望雲のFBのリンク
11/12/2016
11/07/2016
10/26/2016
11月は版画月間
久々の西での活動。版画の展覧会。
福岡の望雲にて12日から。
広島の84にて24日から。
以前と比べて初回に刷る枚数を減らしている。
そうした方が気持ちが入るような気がして。
新しい図ができるとうれしくて沢山刷りたくなるが。
版画の小型ローラープレスを買ったけどゴム版画には向かないことがわかりショックを受けている。
パスタでも作ろうかと。
蓬文様は広島の河岸で採取したものを標本にして取ってある。
秋の河岸を歩いているとオレこんなことしてて大丈夫かな、と心配になる。
挿絵の仕事が続いたので報告。
小さなカットばかりだけど町の図案家さん気分で。
[kiite] 郵便局に置いてある雑誌。おにぎり特集の絵。さり気ないけど実は力作のカット。
[母の友] 寺尾紗穂さん全三回の巻頭連載。
[せとうち暮らし] 表紙の絵。冬の始まりの頃に次号の20号が出来るはず。
[ミセス] 斎藤薫さん長期連載。
[翼の王国] 岡田カーヤさんによる海外のワインセラーの紹介の連載。
[中国新聞] 月曜日の仏教欄 二階堂和美さん連載「負うて抱えて」
10/15/2016
新刊「フランドン農学校の豚」
新しい絵本「フランドン農学校の豚」が出来た。
さっそく出版社に交渉してくださりOKが出たときは嬉しかった。
「フランドン」はもう少し読まれてもいいのではと思っていた。
結局これもかれこれ5年かかってしまった。
宮澤賢治の話の中でも殊更に読後感の強烈な一編として印象に残っていて、賢治のシリーズに絵を描かないかと編集者の松田素子さんにお話を頂いた際、それならこの話の絵を描かせてくださいとお願いした。
さっそく出版社に交渉してくださりOKが出たときは嬉しかった。
「フランドン」はもう少し読まれてもいいのではと思っていた。
(いろいろ言いたい事はあって書いたけど読書に邪魔かなと思って消した。)
読者の心の中のスペースをおびやかさないよう画はシンプルな版画風にした。
10/06/2016
名古屋。
名古屋にお邪魔します。
来る10月9日はbabooshkaに。
翌10月10日はstudio manomanoに居ります。
会いに来てくださいな。
nakaban
babooshkaは9日に全紙サイズの大作を一点追加予定。
来る10月9日はbabooshkaに。
翌10月10日はstudio manomanoに居ります。
会いに来てくださいな。
nakaban
babooshkaは9日に全紙サイズの大作を一点追加予定。
10/05/2016
9/26/2016
10月・名古屋・二つの個展
「calmo」babooshka
10/1(土)---16(日) 11:30~20:00
会期中休日 10/5(水),11(火)
デッサン・水彩・コラージュ
ペンとインクで彫刻する空間と光
未発表のピアノの小品のように
静かな郊外の風景を描きたいです
10/1(土)---16(日) 11:30~20:00
会期中休日 10/5(水),11(火)
デッサン・水彩・コラージュ
ペンとインクで彫刻する空間と光
未発表のピアノの小品のように
静かな郊外の風景を描きたいです
「小さな絵たち」studio manomano
10/1(土)---16(日) 12:00~19:00
会期中休日 10/5(水),11(火)
手のひらの上にのる扉のような
どこか外国の売れ残りのポストカードのような
夏から秋の終わりにかけての残照を封じ込めたような
そういう絵が描きたいです
*
名古屋の二カ所で展示を。
名古屋のみなさまにはお馴染みの「studio manomano」と「babooshka」。
絵だけ行ってサッカは初日には行けませんが会期中に名古屋に行けたらと思案中。
9/25/2016
9/24/2016
りんごには芯があるように
「りんごは芯があるように、美味しそうに描きなさい」
難しい言葉はいらない。
絵を描くのにその言葉さえあれば美術学校も師匠も必要ないと思う。
父がこの世から去った。
ひとりが好きな父で、普通の親子関係より歳が離れていたということもあり、父というより伯父のような存在であった。
が、やはり最後の時には近く愛しく、息子であることを誇りに思えた。
佳き時代に仕込まれたユーモアの感覚を手放さず、男子たる者、めそめそしない。
言葉ではあれこれ言わなかったけど結局いろいろと教えてくれていたんだな。
なかなか格好良い人だったよ。本当に。
ありがとう。
さよなら、お父さん。
9/13/2016
9/13 「幻覚と覚醒」
tokyo
kobe
翻訳家の柴田元幸さんと音楽家たちによる朗読と音楽のセッションイベントのフライヤーをデザインさせていただいた。
デザインの参考にと送ってもらった短篇『ウインドアイ』by Brian Evenson
鳥肌ものだった。まだ書籍化はされていないようだ。
その読後の熱に浮かされるように描いたのがtokyo公演の方の絵である。
神戸の方は幻覚と覚醒の言葉につられて。
町外れに湧き水がこんこんと湧いています。朗読イベントは一期一会の素敵な時間だからたくさん行われるといいと思う。公演情報、チケットはこちら ●
9/05/2016
9/04/2016
9/03/2016
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