10/24/2025
絵本「うちゅうじんになるみ」
10/19/2025
10/17/2025
17.Octobre
発売中の雑誌「illustration 248」の」描く人のスケッチブックという記事にひと見開き、スケッチブックが掲載されている。
スケッチ、iPadですることが増えてきてるけどやはりスケッチブックっていいなあ。
メイン特集のモノクローム特集も素敵だった。
公開中の映画「秒速5センチメートル」のパンフレットに扉イラスト掲載。
全体的に非常に凝りに凝った作りのパンフレット。デザインは大島依提亜さん。
星野智幸さんの文章による初めての絵本。
また改めて書かせていただきます。
9/27/2025
27.Septembre
このころ蚊が必死にまとわりついてくる。生きる力がすごい。
ミツバチの巣箱を脅かすスズメバチを毎日十匹以上捕殺。
そのほかヘビとかアナグマにも会った。
アナグマは敷地内の排水溝に住んでいたのだが、嬉しくて何度も見に行ったせいで居なくなってしまった。
コルテン鋼板で囲って土ベッドを作ってみた。
ちょっとだけDonald Judd風の畑になった。
9/05/2025
"ひがたの舟"
ひがたの舟
作詞・作曲 齋藤キャメル
編曲 WATER WATER CAMEL
月と海がいつも私たちを
静かに見守ってる
ひがたの舟の上で私たちは
長い長い旅をしている
月と海の神秘の恵みが
私たちの身体に流れている
よか宵
漕ぎ出す
ひがたの舟を
*
イラスト・アニメーション:nakaban
コンポジット・CG Moving Image:仁田原 力
アートディレクション:対対/tuii
8/22/2025
8/19/2025
19. Août
駅のビルには新しい店舗が立ち並びキラキラしているが個人的には不満がある。
列車を見ながら何か食べたいのに、そういうロケーションがひとつとしてないのだ。
このような素敵なお店にはキオクレして這入れない、といいつつ既に5回くらいは行ったかも。
8/17/2025
17. Août
こんなものが捨てられているってすごいな!と思ったが、ヨーロッパで暮らしておられた小川糸さんのエッセイによると、良かったらどーぞ持っていってください、という意味なのだそうだ。
椅子やテーブルも目撃した。欲しくて、日本への送料を本気で考えたこともあった。
制作の疲れは制作で癒すといった感じ。
8/07/2025
7. Août
8/03/2025
3. Août
東京の神保町へ。日本出版クラブで絵本「ひとのなみだ」への日本絵本賞をいただいた。
年間2000点近くも絵本が刊行されているのだと聞いた。
賞をいただいた4冊のうちの1冊が「ひとのなみだ」。とても光栄なことだ。
全体的に作家の方々はほわーっと受賞の実感を感じていない風で、むしろ出版社、関係者の方々がにこにこで嬉しそうで、ほっこりする情景だった。とにかく良かった。
文章をお書きになった内田さんと、童心社の方々と喜びを分かち合った。
翌日、東京都写真美術館のルイジ・ギッリ展。
とても好きで、影響を受けている写真家なのは間違いない、と言いたいところだが、写真集などを開くと途端に良さがわからなくなる。
本当にわたしはギッリが好きなのか。
なので確かめに行った。やはり現物のプリントは違った。
写真家の素敵な言葉があったのでメモした。
7/26/2025
26. Juillet
いつもどんなことを考えながら絵を描いているのかについて(大したことは考えていない)。
この二つの絵の状態はそれぞれの良さがある。
上の画像。その場所(パサージュ)にいる感じは出ているけど、飾る絵としては違う。
7/23/2025
23. Juillet
7/20/2025
21. Juillet
いきなりだけど、AI は数年後にAGIという汎用性を備えた自律的な存在に進化すると言われている。
Artificial General Intelligence。
AIは既にロボットの身体を持ち始めていて、今は人間がせっせと改良しているが、AIロボットがAIロボットを、365日不眠不休で、日に何度も自分で自分の身体をアップデートするような環境を獲得すると、もうあっという間。
そうなってくると「自分には関係ない」と言っている人も無視できないはずだ。
わたしもちょっと前までは自分には無縁の世界と思っていた。
絵の話で言うと「やっぱり原画の魅力には勝てないですから〜」と言うわたしのライバルはしっかりとパレットを持って、そのくせ絵の具で手を汚さないAGI画家になるだろう。数年以内。
選挙があったが、これから世界中の選挙でAGI との付き合い方が争点になってくるだろう。
原子力発電所の爆発、ワクチンの被害、わたしは数年前倒しで言って的中させて来た。この誰も読まないブログで。
ここは対立をしない政治という方法も提示しているし、AIを使いながらむしろ人間中心であり、いわゆるテクノクラート志向とは違う印象。うまく言えないが不思議と「日本」を感じる。なかなかいいなと思っている。
7/14/2025
「新・仕事のお守り」
ミシマ社刊 「新・仕事のお守り」の絵を担当させていただいた。
章ごとに数点の線画があって、それぞれの絵が繋がるようにうっすらストーリー仕立てにしてみた。
全ページ良い言葉ぎっしりだから付箋が必要ない本だなと思った。
6/23/2025
傘のフクマ nakaban新作
雨の季節。
これは「Tiny Courtyard」という題で販売されていた第一作目の模様をリミックスしたかのような色変りバージョン。日傘と書いたが雨傘としても使用できる。
ブルガリアの弦楽器Tambouraの古楽器バージョン(マニアックすぎる)の図柄が見えるが、イチジクの葉っぱや抽象的なパターンなどさまざまな版画を一面ずつあしらっているリッチなモノクローム傘。こちらも同様に雨傘として使用できる。
旅先での早朝を表現した。
6/05/2025
4. Juin
今日は広島の幟町、MioBarに大きな絵を届けた。
ここはオープン以来幾度となく通っている好きなイタリアン・バール。
遠方から友人が来たら、じゃあMioBarに行こうかと考える。
でも、今ではすっかり人気店になってしまい、予約なしにはなかなか入れない。
わたしは自分は絵を描いてます、ってあんまり他人に言わない。
でもやっぱり…と、あるとき店主、宮西さんに自己紹介代わりに「ランベルマイユコーヒー店」を差し出したところ、その場で絵の制作を頼まれた。
店を改装するから現在の店の様子を描き残してくれないか。
客もスタッフもみんなこの空間が好きで、思い出がいっぱいだから、絵に描いて残して欲しい。
え、変えるの?と驚きお店をあらためて見渡した。
それから2年くらい経ち、改装も出来上がって絵を届けることができた。
わたしはドアを開けて、お店がかなり変わっていたのでびっくりした。ダークウッドや大理石、漆喰などがふんだんに使われ、重厚でかっこいい。
何んでも美味しいお店で、そしてコーヒーも絶品。
宮西さんはイタリア現地のバリスタのコンテストで優勝するようなお方。
広島に来たらぜひこのMioBar行ってみて欲しい。
5/19/2025
19. Mai
5/15/2025
本日21時から。
東京の西荻窪のURESICAで現在開催中の展覧会、植田真 × nakaban の “parallel stamps” の作品群がURESICAの Web shopに掲載される。
購入もいただけるが、丁寧に撮影された作品画像が並んでいるので、ご多忙な方や遠方で来られない方、わたしたちの作品を展覧会気分でご覧いただけたら嬉しい。
↓
5/10/2025
10.Mai
庭、風景、旅。土を連想しながら制作した画の連作を展示していただいている。
いろいろな土地で土を手に乗せてみる。石が砕けてできた砂や雲母片、枯れた植物や動物の死骸などの有機物、貝殻のような有機物と鉱物の中間のような存在、炭化した木の組織、苔類の粉末、陶片や貝殻などの存在に気づく。
その土は、この世界の真の多数派である大量の微生物の棲家である。無数の微生物が呼吸をしてついには風を起こし、木々を揺らしているのがこの世なのかもしれない。
また絵具というものも広義にとらえると土のようなものである。
それを塗るという行為はとてもプリミティブで、スピリチュアルな、ある意味時間を超えていることだ。
表現も大切だが、その前にそのような裏打ちがなければならないと考えている。
会 期:2025年4月24日(木)〜5月11 日(日)
13:00〜19:00(CLOSED 4/30 , 5/7)
会 場: 本の轍(松山市 春日町13-9 春日ビル2F)
5/08/2025
8. Mai
5/01/2025
1. Mai (展示本日から)
4/29/2025
4/27/2025
27. Avril
本日も本の轍へ。
移転オープンされたばかり。とても賑わっている。お店のロゴマークは福田さん。
外壁の看板にはVan Morrisonの No Guru, No Method, No Teacher.という言葉。
4/26/2025
26. Avril
松山。早起きして船に乗ってやって来た。
観光港からてくてく歩いて伊予鉄に乗る。
素晴らしい電車からの眺め、ミカンばたけ、カラスノエンドウやケシの花。
潮風にさらされた板を纏った家屋。いいところ。
光の質感の違いがより「南」を感じさせる。
というわけで、今日から二日間「本の轍」に居ます。ぜひどうぞ。
4/22/2025
22. Avril
荷は無事に瀬戸内海を渡ったようだ。
タブロー制作はしばらく時が開いたので(別のお仕事をしていた)
ちょっと制作気分も変わったのか、絵の雰囲気まで変わったような気がする。
絵の話以外のことだが、額の木の部分、今回自分で製材した。
板を薄く加工するのはとっても大変なのだが、このたび設備が整った。
わっぱの弁当箱とかギターとか、薄くした板をさらに曲げてあってすごい技術だと思う。
4/19/2025
nakaban EXPO『Soil from other land.』

nakaban個展『Soil from other land.』
13:00〜19:00(CLOSED 4/30 , 5/7)
会 場: 本の轍(松山市 春日町13-9 春日ビル2F)
これは最近のわたしの好きな言葉で、
発想や絵の具を混ぜ混ぜしながら完成を目指す絵画と、
これらはとてもよく似ている。
条件が整えば、
そのようなわけで、
words by nakaban
新店舗のこけら落としは、画家・
呉の海沿いにある小さな町のアトリエで、
近年のテーマとして取り組む「土」や「円環」
昨年の夏に訪れたnakabanさんの庭にはたくさんの無花果に
4/26〜27は作家在廊予定あり。
4/27 には、
四国では初となる展示です。
”じわじわ良くなっていく絵“を、
昨年のブラックバードブックスでの展示に続いて、自然、庭をテーマに描いている。
今回は特に客土という言葉を思いながら描いている。
でも絵の具も土みたいなものだから、何を描いても(結局)よし。
4/13/2025
12. Avril
春になってツバメが戻ってくるころ、ミツバチの巣箱が騒がしくなったら分蜂の兆候。
巣箱の表面がミツバチだらけの真っ黒になる。
ミツバチを見慣れていない人が見たらびっくりしそうだ。
この時、ミツバチは巣分かれの見送り集団と出発集団に分かれるようだ。
出発集団は巣箱の近くの木や軒下に塊を作り、しばらくそこでモゾモゾして、そこから新天地へと飛んでいく。
これを見送るのもいいが、養蜂をする人たちはその塊を丸ごと捕まえて、巣箱を増やしていくわけである。
梯子をセットして、群れたミツバチの近くで待機する。
枝にとまった蜂の集団がスイカのように丸くなって、枝から垂れ下がってくる。
そして機を見て虫取り網でその塊を掬い取る。
この塊の状態は、一見恐ろしいのだが、実際はミツバチたちはおとなしい状態なのだ。
だが、その塊を網に掬い取ればミツバチはさすがに驚いて、大騒ぎになる。
すかさず網の口をダンボールでおさえ、雑に蓋をする。
ぽろぽろと隙間から蜂が逃げていくが、そのまま網を新しい巣箱の場所に運び、
巣箱の脚の部分、(説明が難しいが、木や鉄でできた天板のないテーブルにようなもの)に網を載せる。そのときまだダンボールは被せたままだ。
ミツバチでいっぱいの網の上に巣箱の最上段を被せる。
日本ミツバチの巣箱はただの空洞の枠を重ねているものなのだが、この巣箱のトップだけにはスノコ構造の空間が開いた蓋があり、そこが新しい蜂の巣の起点になる。
蓋をしていたダンボールをゆっくりスライドさせて抜き取る。
すると、ミツバチたちは網の部分から被せた巣箱へと昇っていく。
ミツバチは暗いところに集まる習性があるのだ。
この集団の中に女王蜂がいないと失敗だ。(実はわたしは先日失敗している)
しばらく待って空っぽになった網をそっと取り外し、代わりに巣箱の出入り口部分のパーツを台に乗せ、その上に蜂でいっぱいの巣箱のトップを載せる。
さっそく出入り口付近にミツバチが出てくる。
そのミツバチが、出入り口で羽根をバタバタさせている。
女王蜂のフェロモンを周辺に撒き散らして、外を飛んでいる後発の仲間を呼んでいるのである。
すなわち、女王蜂がこの巣箱に収まっているということを表わす。
ミツバチは新しい巣の周りを惑星のように周回して位置情報をチェックする。
そのとき、そばで観察しているわたしもチェックされる。
もちろん刺されるということはない。
一日経っても蜂が逃去していないのでこれで分蜂は完了。
というわけでミツバチ が二群になった。
追記>
その後逃げられ、また捕まえ、また逃げられ、また捕まえた。
4/12/2025
EXPO: "parallel stamps" nakaban + makoto ueda
parallel stamps
nakaban / 植田真、2014 年に開催された展覧会 「夜明けまでにはまだ時間がある。」から 11 年── 切手やポストカードをモチーフにしたあらたな試みを どうぞお楽しみください
live event:
「手紙は夜更けにやってくる」 nakaban(lightbox)× makoto ueda(guitar)
5 月 1 日(木)17:30 入場/ 18:00 開演 2,000 円(未就学児無料/小学生半額) 定員 30 名/事前予約制(uresica.net で販売)
URESICA
〒167-0042 東京都杉並区西荻北 2-27-9 03-5382-0599
4/02/2025
2. Avril
2/16/2025
16. Février
北極の冷たい空気が天体の回転の遠心力であふれて、ときおり日本の上にかかる。
それで冬がさらに冷えているようだ。
キッチンのオリーブオイルもすっかり固まってしまった。
他人事のようだが、この時期、制作する絵も灰色のものが多い。
自分には珍しくある仕事で映像を制作している。
梅はまだ咲かない。去年より1ヶ月以上遅れている。
ミツバチが何匹か寒さに脱落して死んでいる。
それでも巣箱の中で丸く塊を作って暖めあっている。けなげだ。
この丸い塊全体が本当に一つの生命体のようである。
年が明けてから果樹をたくさん植えた。
洋梨、プルーン、ネクタリン、アーモンドなど。
果樹は超密植になってしまった。
ほぼバラ科なので、虫にやられたり病気になってしまうかもしれない。
南国系果樹のチェリモヤやロンガン、アセロラは面白そうだから植えてみたが寒さで枯れてしまう。レモンも先端部がきびしい。
香りコニファーのブルーアイスを数本植えた。ブルーアイスは何本あってもいい。
この庭、去年は棘のある野苺を取り除いていたが、今年は
つる日日草を抜いている。つる植物はぐるぐる巻きにすると枯れる。
逆に巻かないと陽に晒しても青いままでずうっと枯れない。これが不思議だ。
2/08/2025
8. Février
2/04/2025
3. Février
マチエールは漆喰。以前より下地に何かを使うことが増えた。
1/15/2025
トークイベントのお知らせ
2月8日、東京の青山ブックセンターでトークイベントが行われる。
この「まど・みちおの絵本」シリーズでわたしが担当したのは「水はうたいます」という作品。****
「まど・みちお没後10年記念 まど・みちおの絵本シリーズ スペシャルトークイベント」を開催します。
登壇者は、ささめやゆき nakaban あずみ虫 きたむらさとし
の画家4名。松田素子が編集者として司会をつとめます。
1/14/2025
14. Janvier
この冬。なんだか埋めもの?のような作業ばかりしている。すうすうと風が入ってくる壁の隙間を木やパテで埋め、空いた庭の穴(狸が掘った)を川から運んできた砂で埋め、自分の歯を歯医者さんに埋めてもらった。
絵を描くスイッチが入らない。のでまずはパネル作りをする。たてものの修繕用に買った材が結局パネルになっていく。電動工具が吐き出した木屑をブロワーで飛ばす。最近これが楽しみ。
ある日、あまりに冬の山がきれいなので山に入ってみた。
それでいろんな発見があったので気に入って、ほぼ三日に一どのペースでどこかの山に入っている。
この辺の山のふもとは全て墓地になっていて、その参道の奥に道が続いていて神社があったり、荒れ果てた登山道に入り口があったりする。
この町でこれらの墓を通り抜けて山に入っていく変なひと、わたししかいない。
地元の人に聞くと「昔はみんな山へいっとったけどねえ、今ごろは山は怖いけえー」という。松茸とか獲れるらしい。
山はあまりにも無人で、その結果降り積もった葉っぱで道はふかふかでベッドの上のようだし、道自体が崩れてなくなっているところもある。
人が通らなくなると道は消滅する、と当たり前のことを思った。
最近は植物の中でも椿が好きで色々研究していたが、山には野生の椿がたくさんあって嬉しくなる。鹿のツノとかも転がっている。アトリエに飾ったらかっこいいかなあと思うが拾う勇気がない。それより薪になりそうな枝を集める。
わたしの絵本、「トラタのりんご」のように廃業の果樹園が山中にたくさんあることを知った。棚田式になっているが石垣も崩れかけている。柑橘類は皮が厚いので動物も食べない。
この冬は西日本はいつもより暖かくもあり、雪が降らない。でもこれを小春日和って呼びたくなるわけでもないような違和感がある。
ミツバチは冬眠してたのに、暖かい冬のせいかまた働き始めている。このまま春になってしまって大丈夫なのだろうか。





































