12/08/2019

8. dec


一昨日のこと。
Macから音楽を聴こうと再生をしたら、いつものピアノ曲が違って聴こえた。
とにかく音程が異様に低く、それも歪んで再生されているのだ。

「おやや。スピーカーがとうとう壊れてしまったのか」
と思いipadの音源を鳴らす。
おかしい。これもいびつに聴こえる。
CDPを再生して、ようやく壊れているのが自分の耳だということがわかった(笑えない)。

今は問題が収まったから書くのであるが、ピアノ曲は調がわからなくなるほど歪んで聴こえ、音階が不揃い。ほぼ、シェーンベルクの音楽のように無調。
中域の和音は口琴の音のように跳ねて、その情緒を失っている。
そして低域に至ってはほぼ聴こえない…。
歌ものを聴いてみた。
一人で歌っているはずのセザリア・エヴォラがおかしな音程でハモっている。
とにかく違う惑星で聴く音楽のようなのである。

これは、音楽がもう楽しめなくなるのかーと悲しくなった。

しかしあることに気がついた。自分で歌ってみるとどうも普通に聴こえる。
そのほか全ての音は明瞭に聴こえて、何も問題ない(ように思う)。
無意識に自分が合わせて狂わせた音程で歌っているのか、とも疑ったが、どうやら機械から出る音だけが自分にはおかしく聴こえるようなのだ。(そして、医者からもそういうことがあるのだと言われた)

病院に行き診てもらう。あれこれの検査の後、結局ストレスと睡眠不足という診断がくだされた。自分では楽しくすごしており、ストレスフルな生活をしているつもりはない、と言ったが、それでも身体には影響が出てしまうのだ、と。

そのとき興味深いことを聞いた。心身の傷とは別の、自分の聴こえの認識的な部分のことである。
認識の変化一つで音楽なども違って聴こえるのだと。
違う惑星で聴く音楽のようだ、と書いたがこれも音階の中の音程の、本当の意味での不均質であること、とか歌の倍音的なハモりなどは今まで関心がなかったから、それがたとえ在ったのだとしても、さほど気にかけて居なかったのであって、それがこの「小事件」がきっかけで気になりはじめたのだ、とも言える。最初に出会う違和というものは大きく拡張されて感じるものである。

その後、原因を知って安心したのか「わたしの音程」は少しずつ戻ってきた。
今は街をながれるクリスマスソングを普通に聴いて胸をなで下ろしている。
しかし自分のイメージする音よりは低く、とろみを加えたように聴こえているままだ。

それが正しく聴こえている、という確証もないし、症状(?)が現れる以前の今までの聴こえが正しかったのだという確証もまたない。

ただ、音楽が聴ける、音楽がある、ということのありがたみはより大きくなったと思う。

12/04/2019

11月のおわりと12月のはじめ、松本で。












松本に行ってきた。
歩き、
食べ、
茶をのみ、
話し、
灯し、
描き、
ギターを聴き、
水を眺め、
鳥と目を合わせ、
ブロッコリーの文を書き、
店を冷やかし、
祝い、
雨に濡れ、
鯨の骨に触れ、
ワインをのみ、
黄色い本と小さなフライパンを購って、
ページをめくり、
ストーブにあたり、
猫をなで、
別れ、
帰ってきたよ。

慌てることはあったけど、つまずいていないし風邪もひいていない。

栞日の菊池さん、本・中川のお二人、クチーナの西村さん、そして一年間あちらこちら付き合ってくれた植田真さんに、こんな素敵な仕立てで2冊の絵本を作ってくれた桜井さんに深ーい感謝を。


11/29/2019

「雪待つ部屋」



ああ、今年は20箇所以上を巡った。
そんな今年の個人的ラストライブは植田真さんと。
 明日30日、松本の「栞日」。
 「雪待つ部屋」と題し、冬の到来をその場にいるみんなで祝福する時間にしたい。

 ご予約は、こちら

 映像は先日の京都ライブの記録から編集したもの。

11/26/2019

栞日さんからの手紙


今回の紅茶は、
八ヶ岳の麓〈camino natural Lab〉の
上原寿香さんがブレンドしてくださいました。

---

『みなとまちから』ブレンド
アッサム:ダージリン = 8:2

+ リンデン + オレンジフラワー + コーンフラワー


絵本の中の「ぼく」が店に入って飲む紅茶をイメージ。
ミルクとの相性もよいので、
展示期間限定の栞日の喫茶メニュー
(ストレートティー / ミルクティー)として提供。


---


『とおいまちのこと』ブレンド
アッサム:ダージリン = 2:8

+ レモンバーベナ + ルイボス


絵本の中の「ぼく」が台所で淹れる紅茶をイメージ。
自宅でお楽しみいただく茶葉として、
展示期間中、本・中川の店頭で販売
(1箱10g入り=約5回分)。


---


交差する物語の世界観を汲み取って、
ベースの紅茶(アッサムとダージリン)のブレンド比率を、
逆さまにしてくださっています。


先日、栞日にご来店くださり、
僕も一緒に味の最終確認をしたのですが、
どちらもオーソドックスな飲みやすさの中に、
ユニークな香りや風味が垣間見れて、とても美味しいです。
楽しみになさっていてください。


---

とのこと。

業務連絡なのにその文面に詩的なものを感じたので許可を得て掲載させていただいた。

いや、起こっている出来事そのものもまた詩的というべきか。

お手紙に記された二つのブレンドと絵本の中にひろがる空間の響き合いを夢見ている。
松本での原画展は30日から。

冬を迎えた松本。「栞日」そして「本・中川」でお会いできましたら。

DEAN & DELUCA MAGAZINE


DEAN & DELUCAが雑誌を創刊。
料理ページのカットを担当させていただいた。
サラダやパスタなど4品のDEAN &DELUCAの本国アメリカのレシピがまず掲載されていて、さらに実際に私がそのレシピで料理し思ったことを絵とともに上書きノートするというページになっている。
他のページも素晴らしく、店の歴史を学ぶことのできるページや、あのワイエスのアトリエ、夭折の写真家中村ハルコさんのトスカーナ小写真集、とその構成に驚く。

編集長は松浦弥太郎さん。装丁もみたことのない仕掛けであったり、気軽に買いやすい価格であったりと時代に対するメッセージが感じられる素敵な雑誌だと思う。
ご興味のお有りの方はぜひ手にとってご覧いただけたら嬉しい。

11/25/2019

京都から松本へ。







22日の京都 恵文社のライブにて。


展覧会と演奏会の旅。
植田さんとのユニットもとても良くなっている感触がますます強まる。
ライブの時間はいつも眺めのよいところに立っている気分。

展覧会では、すでに何度も観てきた原画に再会。
それでもじーっと観ていると仕事場に戻って水彩画を描きたくなる。
その京都のnowakiでの展覧会「とおいまちのこと」「みなとまちから」の2冊の絵本の原画展は今日が最終日。

そして絵はタイトルにも記したとおり松本へ。
会場は「栞日」と「本・中川」の二箇所。
30日には初めておうかがいする「栞日」にてオープニングライブ 。

「本・中川」では絵の話をする時間をつくっていただいた。

つまりそれぞれの会場でイベントがあるのだ。
ぜひ上のリンクの小丸(栞日さん)をチェックしていただきたい。

冬を迎えた松本の町。会える人たち。
楽しみ。


11/22/2019

22.nov


今日も今日とて京都へ。
このフレーズが耳から離れず。

今夕は植田真さんと恵文社cottageでライブ。
ライブに名前をつけてあげる。今回は「晩秋通信」。
cottageでは恵文社鎌田さんのcafeも営業とのことで、よい時間になりそう。
京都近くでお時間あります方、ぜひどうぞ。

追伸:本日少しと明日は一日nowakiにて在廊させていただく。植田さんも一緒。

11/20/2019

20.nov










進行中の詩集の挿画を切り絵で。
数日間ずーっと切っていてカタチと化した紙が部屋を覆い尽くした。
使っていない部分の切り残した紙のカタチも面白くて捨てがたい。
はさみという道具を使ってならではの言語、マナーがあるのだなあと思った。
余談であるが貼り付けに無印良品の「しわにならない液状のり」を使った。
素晴らしい製品だ。

11/15/2019

Subsequence vol.2


Subsequence 2号 は黄色い表紙のunforgettable=忘れがたし特集。
今回も漫画 tangible and visible を楽しく描かせていただいた。
コーヒー飲むと頭痛が治る。




11/12/2019

12.nov


これは自分に言い聞かせているのだが、旅も落ち着いたことだし、しばらく仕事場に籠もって作業を。
絵をお待たせしている人がたくさんいらっしゃる。
 がんばろう〜。