2/15/2020

15.feb

「MONKEY vol. 20」

柴田元幸さんの編まれている「MONKEY」20号に絵が掲載された。
switchの新井敏記さんの筆による、不思議に引き込まれ、少しひりひりする小説のための絵。

2/13/2020

「楽譜のある家」

3月14日に音楽家の阿部海太郎さんと「楽譜」についてのトークをさせていただく。
海太郎さんの待望の楽譜集の刊行を記念したものだ。
会場は東京の西麻布にある旧カニングハム邸。
楽譜集をデザインされた葛西薫さん×海太郎さんの対談も3月7日にある。

お申し込みなど詳しくはこちらの音楽家のサイトを。

2/07/2020

「びろう葉帽子の下で」






刊行されたばかりの山尾三省の詩集「びろう葉帽子の下で」の新版。
絵を描かせていただいた。
三省の屋久島移住後の10年間に書かれた美しい詩が収められている。
表紙は油彩(屋久島で出会ったハマビワ)、本文は切り絵。
カバーに切り絵があしらわれているので、二つの手法の絵がここに出会っている。

また栞に三省の詩について短文を書かせていただいた。あまりに恐れ多い。
とても良い本。関わることができて光栄だった。

また、11日からは本書の刊行を記念し東京のTitleで展覧会が行われる。
全著作や写真、直筆原稿が並ぶ貴重な展示になりそう。
私も本書に使用された表紙や切り絵、屋久島を思い出して描いた新しい絵を展示予定。
こちら 

山尾三省「びろう葉帽子の下で」
刊:野草社
序文:今福龍太
デザイン:文京図案室・三木俊一
編集:アサノタカオ
376ページ

2/02/2020

2.feb

熊本・さかむらでの展覧会が昨日からはじまった。
店内の雰囲気の薫りたちが素晴らしく、写真を載せられない。
ぜひ現地にてご覧いただきたい。

1/29/2020

「緑と黒の置かれた絵」





久々の更新。
2月からの個展のお知らせを。
熊本に行くのがとても楽しみ。


nakaban

「緑と黒の置かれた絵」

さかむら: 〒860-0842 熊本市中央区南千反畑町5-15 

2020年2月1日(土)~29日(土) 
2日以外日曜休 11:30〜21:30
作家在 初日・翌日

案内カードに印刷された泉の絵。







1/04/2020

4. Jan

殊に冬季は油絵具の乾燥が遅く、気分任せに絵を触っているうちに3色くらいの絵具が混じり合って似たような色になる。
要素の形だけが描かれ、モノトーンの写真に近い状態の、ここまでの作業結果が画面的にも発想的にも絵の土台のようなものなので、そこからいったん離れる。
だから仕事場には乾燥を待つ途中の絵がたくさんある。
このような小休止を経由するというのが油彩の良いところではないだろうか。
その時間にこのまま思っていた方法で進めて良いのかどうかを考える。

そして、時間が経てば重ね塗りができる状態になるのだが、そのときはもう下地を作っていた頃の気分ではない。
よってその絵を進めるとすれば、別のコンテキストの形や色が割り込んでくる。
そのことによって絵の中に違和感が生まれるということは嬉しいことだ。もちろん新たなる不安でもある。
ウインドアイという小説に描かれていた別次元への窓のようなものが絵に開くわけである。
しばらくの間その違和感を眺めると、より高みにある調和を目指すことになる。
一つずつ階段を登っていくような作業。
登るだけでなく降りることもある。
油彩は塗り重ねるものなのでundoができる。(しかし浅はかなストロークをふるった記憶を表す埋没したマチエールまではundoできないのだが)


絵の完成は何処なのかを探るが、真剣に考えているわけではなく身体任せなところがある。
完成とは階段の頂上まで昇ることではなく、途中の踊り場でやめるという状態のことが多い。
良い眺めとは必ずしも「頂上にて」とは限らないからである。

年から年中それをやっている。今年もきっと。

12/30/2019

30.dec

わわわっと。
こもって絵を描いていたらもうこんな日こんな時間に。
個人的な習作なので何の締め切りもない。
なのに焦燥感が、とてもある。
でも掴んだ。少しだけ次のところに行く鍵を。
ほんの少しだけだ。
鍵は掴んでもすり落ちてしまうだろうか。
少しの勇気を足して絵具に混ぜるんだ。
休憩中はコーヒーにも混ぜろ。
次のところに行けばその鍵は潔く捨てよう。
持っているものは自分という存在だけ。
自分のあらゆる動きをしっかりと見ること。
絵はそれとイコールの存在だ。
とても単純だ。
勇気が要る。

12/20/2019

20. dec








最近、絵具が楽しい。
チューブから出した絵具に触れずして触っているような感覚があって、その性質の違いを味わって描けるようになった(今頃かよ)

絵具というものは先ず「色」だ、という先入観があって、抽象的に見てしまう。なので実際のフィジカルな顔料と油の練り物であるということを意識しないでこれまでやってきたような気がする。
メーカーによって結構手触りが違うのだ。butteryと表現するそうだがバターのような滑らかな筆触の絵具は天国にいるかのような幸せになれる。でも硬い絵具を固い筆でザクザクと潰すのも嫌いじゃない。

そういえば特別な鮮やかさのある色がいくつかあって、それらの絵具はwilliamsburgというメーカーのコバルト系など高価なものを使っていて大切にチマチマ使っている。虎屋のようかんを切るような感じ。そのせいもあるがそういう特別色ってワンポイント使用なのでチューブの残量があまり減らない。もっと使った方がいいと思う。
たまには大胆に背景の大面に鮮やか色を使ってみるのもいいかもしれないな。

今は黒の絵具がほしい。本当の黒というのも鮮やかさとは無縁のようでいて実は鮮やかさが必要なのではないだろうか。なかなか良い絵具が見つからない。黒ではなく、あるメーカーのカッセルアースやペリレングリーンなどの方が黒を感じたりする。黒を作るために濃いブルーとアンバーを混ぜたりもする。良い絵具を探している。


12/15/2019

「岐路の前にいる君たちに」

鷲田清一さんの式辞集「岐路の前にいる君たちに」。
「君たちへ」ではなく「君たちに」。
一文字違うだけで本を実際に手渡す感じがする。

表紙の絵を描かせていただいた。
見晴らしのよい場所に立つために(しかしそこすらも通過点でしかなく)歩くひとを。
「岐路」って大人になって死ぬまで続くので、一生ものの本になるかも。


本屋さんに並ぶのは19日頃。

朝日出版社刊
装丁:鈴木千佳子

12/12/2019

糸杉とねずみのハンカチ


swimmieの新しいハンカチを制作させていただいた。

ツイルのラフな透け感もうつくしい「CYPRÈS」は荒野に立つ糸杉の絵を図案に。
ピクニックに持っていくサンドイッチを包むのにいかがだろうか?



そして、あざやかに黄色い「USE IT OR LOSE IT」は干支のねずみをテーマにしたハンカチ。
自分で言うのもなんだけどとても可愛い。
それでいてコラージュの紙のモノ感まで再現。
トムとジェリー世代なのでチーズが主張している。

swimmie銀座店ほか、お取り扱い店で手にとっていただけたら嬉しい。

nakaban