絵本の画を制作していた。
内田麟太郎さんの作品で、近未来の戦争を描いた作品。
近未来。この世に生まれ落ちた時からネット漬けで、大切なことの優先順位もぼやけてしまい、命の重みなども忘れるが、それでも何かに気づいていく近未来のひとたち。
「ひとのなみだ」という題名がつけられており、6月に童心社から刊行されたらぜひ手に取っていただきたい絵本。
内田さん渾身の作品だと思う。
このような絵本が今まであったのだろうか、と思うし、このような時代になってしまったんだなあとも思う。
それで、締め切りもやってきて、東京から編集者さんが(ナント)安浦の仕事場まで絵をとりに来てくださった。
お渡し間際に色々手直しできたので、来ていただけてよかった。
今日から別の絵本の画。
この次の絵本はノスタルジックで驚くべき美しいお話で、どうしても必要な色がふたつあり絵の具を発注。
W&N社のインダンスレーンブルーとマツダのオーロラピンク。
南の国から戻って来た燕が飛び交っている。