2/26/2019

展覧会 ロマネスクと私




28日からは東京の神楽坂、工芸青花「一水寮」で展覧会。
昨日作品を包んで送ったところ。

Anno Domini 2019 ロマネスクと私
会期|2月28・3月1・2・3日(木金土日)
   3月7・8・9・10日(木金土日)
   3月14・15・16・17日(木金土日)
   *2月28日は青花会員と御同伴者のみ
時間|13-19時
会場|工芸青花
   東京都新宿区横寺町31-13 一水寮101(神楽坂)
出品|nakaban
協力|太田志帆(タイル制作)
   樋口晃史/COZY FACTORY(額制作)


「ロマネスク美術」と「ゾディアック叢書」に捧げる展覧会。
切り絵とタイルを制作した。

神田の古本屋で出会った古びたゾディアック叢書からこんなに物語が広がるなんて。
と書いても頭に「ハテナマーク」が浮かぶ方が多いことだろう。

ロマネスクは中世ヨーロッパの11世紀頃にもっとも盛り上がった建築などの美術(建物そのものに彫刻や絵画も含む)の様式を中心にした文化のこと。それがなんだかとてもいい感触のものなので、不思議でここ何年かすっかり魅了されている。あと僭越なことをいえば、そのかたちは僕の好み(厳密にいえばモノやかたちへの態度の理想?)と極めて近い。と、思いきやそれを裏切る違うものももちろんたくさんある。それもまた不思議と惹かれるものがあるのだ。

そしてゾディアック叢書(Éditions Zodiaque)は当時目立たない存在になっていたそのロマネスク美術を再発見、世間に紹介した20世紀後半に刊行された書籍のシリーズのこと。
修道僧(下の写真がその修道院…今回はこのポストカードの景色を眺めながら制作した)のプロジェクトによる出版物であり、その仕事の端正さたるや。心を打たれ続けて今日に至っている。



そして今回の会場でもある「工芸青花」の本も素晴らしい作品だけど、編集長の菅野さんはずっと以前からゾディアック叢書を先輩としてお仕事をなさっているそうで、尊敬。青花でのロマネスク美術を担当される金沢百枝先生の活躍も見逃せない。

そのことがとても嬉しくて勝手に「青花」を応援させてもらっていた。まさか展覧会をさせてもらう日が来るとは…









ロマネスク美術とゾディアック叢書、この二つの主題にもしご興味を持たれた方はまずは金沢百枝先生の28日トークに行かれて(注:会場は自由学園明日館ホール(目白))その世界に近づくのはいかがだろうか。でももう満席かもしれないけれど、お問い合わせを。

そして僕のトークもまた翌三月一日にあるので(注:会場は展覧会場でもある一水寮)大きくていまだにどう捉えるか考えてばかりのロマネスク美術とその翻訳の仕方とか、ゾディアック叢書のこととか、それにならう本を作ったり発表すること…の姿勢?理想?願望とか、そういうことについて話そうと思う。
ゾディアック叢書は小さくても分厚い本で、仕事場の本棚の半分を埋める勢いになっており、浅学だけれどなんらかのお話をできたらと思う。三月一日、お近くにいらっしゃることのできる方はぜひ。

トーク、展覧会のこと、詳しくはこちら。



2/18/2019

明日は

明日19日。大阪へ。

スタンダードブックスで「ことばの生まれる景色」原画展の初日。
Titleの辻山さんとトークイベントがある。
この新しい本のことはもちろん、今、絵や本について考えていることを話題にして辻山さんのご意見を伺ってみたいと思っている。
トークイベント、詳しくはこちら。

2/16/2019

福岡2か所での原画展

福岡2か所での原画展のお知らせ。

本のあるところ ajiro にて『ことばの生まれる景色』原画展。
そしてブックスキューブリック(箱崎店)では『ぼくとたいようのふね』原画展が。

『ぼくとたいようのふね』原画展
3/5(火)~3/31(日)
場所:ブックスキューブリック(箱崎店)
〒812-0053 福岡市東区箱崎1丁目5-14ベルニード箱崎1F
2018年にBL出版より刊行され好評をいただいている『ぼくとたいようのふね』
大判の油彩原画を明るいアトリウムのようなキューブリックのギャラリーで楽しんでいただけたら。こちらをどうぞ。

『ことばの生まれる景色』原画展
3月13日(水)〜24日(日)
場所:本のあるところ ajiro
〒810-0001 福岡県福岡市中央区天神3-6-8 天神ミツヤマビル1B
ajiroではTitleの辻山さんと本屋と雑貨の店「とらきつね」代表鳥羽和久さんのトークが。ぜひどうぞ。

鳥羽さんが『ことばの生まれる景色』について書いてくださったブログをお読みください。



『ことばの生まれる景色』刊行記念 辻山良雄さんトークイベント「絵と文で本を旅する四十景 福岡編」

『ことばの生まれる景色』(ナナロク社)刊行と「本のあるところ ajiro」でのnakaban原画展開催を記念して、辻山良雄さんのトークイベントを開催します。

「本屋「Title」店主・辻山良雄が、一冊の本とそれを端的に表していると思った一節を選び、画家のnakabanがそこからイメージを膨らませた絵を描く」ーー「ことばの生まれる景色』は、そのようにして作られました。聞き手には、『親子の手帖』などの著書があり、ご自身も本をこよなく愛し、旅する人でもある鳥羽和久さん(福岡・唐人町で学習塾と、本と雑貨の店「とらきつね」主宰)をお迎えし、本書で取り上げた作品を中心に、本を読むということ、本を書くことについて存分に語り合います。

※3月13日(水)~3月24日(日)の期間、 『ことばの生まれる景色』nakaban原画展を「本のあるところ ajiro」にて開催します。合わせてお楽しみください。

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日時:2019年3月19日(火)20:30~22:00(開場20:15)
出演:辻山良雄さん(『ことばの生まれる景色』著者)
聞き手:鳥羽和久さん(「とらきつね」代表)
場所:本のあるところajiro(〒810-0001 福岡市中央区天神3-6-8 天神ミツヤマビル1B)
参加費:1500円
お問い合わせ:ajirobooks@gmail.com(担当:藤枝)
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2/05/2019

「ことばの生まれる景色」at スタンダードブックストア

油彩画のディテールもぜひ楽しんでいただけたら。

青い本、ナナロク社刊『ことばの生まれる景色』原画展は大阪、スタンダードブックストアへ。

「絵と文で本を旅する四十景 大阪編」~『ことばの生まれる景色』
2/19(火)-3/5(火)

スタンダードブックストア

〒542-0086
大阪市中央区西心斎橋2-2-12
クリスタグランドビルBF
Tel.06-6484-2239

そして19日、刊行記念のトークイベントがこちら
残席わずか。ぜひどうぞ。

2/03/2019

3. Feb


あたらしい絵本を描いている。水彩画。
画をおみせできないのがつらいところ。
春の終わりに出せるように頑張っている。
子どもの頃に買ってもらったホルベインの水彩絵具、まだなくならない。

2/02/2019

2. Feb

2月。
今月末から、東京の工芸青花で個展。

ささやかな絵描き人生の途中だけど、過去の場面でみつけた星のようなものがいくつかあったのかもしれない。
それをひとつひとつ繋げ、未完成の星座をえがくような作業。

詳しくはまたすぐ後日ゆっくりと。

ひとまず会場のページをご覧いただきたい。
トークも予定している。 ロマネスクと私