2018年6月12日火曜日

「ぼくとたいようのふね」


「ぼくとたいようのふね」
2018 BL出版 1500yen+tax

新しい絵本はふねの本。
久しぶりにストーリーも書いた。

真夜中に始まるという点では「よるのむこう(2013)」と兄弟のような絵本。
この表紙の男の子の持ってるランタン風の舟。
これが何の説明もなく登場しているという。
この舟は出雲の郷土玩具のランタン舟がヒントなんだけど
男の子が町の祭りか何かで買って来たんだろうね。

と、他人事のように書いているけど物語の登場人物というものはもう絵本の中で勝手に行動するもの。そして物語の周りには無数の物語が当然のようにあって、それを感じさせる絵本をこれからは意識的に作りたいと思った。

木靴のような舟の形体は運河なんかで見られるナローボート。この形が好きで木の立体作品として舟を展示したことがあった。それを見てくれた編集の筒井さんが舟の絵本をつくりませんかーって。
いいよねーと言っておきながらやっぱり3年くらいかかっちゃった。
ごめんなさい。

表紙にあしらってくれたデザイナーの椎名麻美さんの書体が可愛い。
編集は上述の通り筒井大介さん。

今回はおはなしの終わり方がちょっと気に入ってる。

ぜひよろしく。

2018年6月8日金曜日

8.june

このころ考えていたことは、絵を描く人の糧について。
(糧という言葉はちょっと素敵だなと思っている。宮沢賢治のおかげだろうか。カテ。音がきれい。)
作品の発表の後の世間の反応とか、お金とか、絵を描くことの到達点にはいろんな目的があるだろうけど、それは果たして到達点だろうか。
そしてそれは糧になりうるのだろうか。
僕は違うと思う。
絵を描く人の糧とはまさに絵が描けるんだぞーというそのこと自体だ。
目的地は中継地に接続される。
その無限ループのような回路がぐるぐると絵に力を与えた。

このインスタグラム時代であれ、お金ではない、評価の数ではない、と時にはムリして強がって見せることも自分に言い聞かせる意味でも必要ではないか。
青い画学生の発言そのものでごめんなさい。

などと難しい顔をしてあれこれ宿題のカットを書いていると新しい絵本が届いた。
「ぼくとたいようのふね」
この絵本について近々書こうと思う。(今日じゃないんかい)

2018年5月28日月曜日

28. May


blackbird booksに絵を送った。

今回はオリジナル作品としてペン画を描いてみた。
花森安治さんの絵を長年傍らで見ておられた暮しの手帖社のある方に教わったペンで。
花森さんは決してペン先を捨てなかったんだね。とその方は言っておられた。
今はなんとなくその理由がわかる。摩耗したペンのそれぞれの個性がいとしい。

いちど外出して作業場に戻るとペンが机からころがり落ちて床に刺さっていた。
これにはどきりとさせられる。
数年に一度これがある。
これも一つの時計だろうか。
そのペン、描けなくなったかなと思ったら描けた。

巡回原画展である「窓から見える世界の風」も複数会場で見て下さっている方もおられる。
そんな方たちへの花束として。







2018年5月21日月曜日

「もしも絵が言葉であるとしたら」


blackbirdbooks

『はじまりが見える 世界の神話』
阿部海太 原画展 5/8-5/27

『窓から見える世界の神話』
nakaban 原画展 5/29-6/17

阿部海太さんとトーク。

2018年5月20日日曜日

20.May

今日はREADAN DEATの「窓から見える世界の風」展示最終日。在廊予定。
それこそ窓から景色と風を見ながら絵を描いたりお客さまとお話したりする時間にしたい。いい天気だよ。

2018年5月16日水曜日

16.May

東京にいてあちこち打ち合わせ、仕事してるふりを。
合間に蕎麦を5分で食べたりDコーヒーで2時間読書などしながら。

辞書を持ち歩くのが好きで昔の漢字辞典や貿易用語辞典などを鞄に入れている。
今はフランス語の語源辞典dictionnaire étymologiqueを。
これはとても面白くて最低限の情報から却って文化、風習、地形が映像になって浮かび上がってくるかのよう。
言葉はすごい。そして辞典はとても重たい。

さて今日は風が強い。五月の風。
明日は広島 readandeatで風の本「窓から見える世界の風」のトークが。
風の本も辞典的な要素があり旅人さんに持ち歩いて欲しいと張り切って作った本。

5/17(木)トークイベント「風に想いを馳せてみる」

著者である気象学者・福島あずささんと画家・nakabanさん、この本を担当した編集者・内貴麻美さんをお招きしてトークイベントを行います。福島さんによる世界の風のお話に交えながらそれぞれの視点で本書の魅力に迫ります。

2018年5月14日月曜日

松本から

本・中川で展覧会「夜明けまでにはまだ時間がある」開催中。
6月3日まで。
salon & salonでのライブも楽しかった。
植田さんのギターと夕暮れ時の優しい光が相まって開け放った窓からは町の音も聞こえてきて。
久しぶりの人にもたくさん会えた。
湧き水もこんこんと湧いていてちょっと飲んでみたり。
松本はやっぱりいいところ。


2018年4月30日月曜日

広島、松本 & 東京。




ふと周りを見渡せばゴールデンウィークだった。
5月3日、広島、松本。二つの本屋さんで展覧会が始まる。


一つは広島READAN DEATでの「窓から見える世界の風」展
会期中にトークイベントあり。著者の福島先生、編集の内貴さんと。
3人で話すというこれは滅多にない機会。

「窓から見える世界の風」は絵が沢山あるので屋久島のGallery Tabiraと二カ所の同時展示ができてしまうことに。凄い。Gallery Tabiraは15日まで。

創元社よりご恵投頂いた「はじまりが見える世界の神話」(阿部海太絵)もとても素晴らしい作品だ。

5/3(木/祝)ー 5/20(日)
5/17(木)トークイベント「風に想いを馳せてみる」

著者である気象学者・福島あずささんと画家・nakabanさん、この本を担当した編集者・内貴麻美さんをお招きしてトークイベントを行います。福島さんによる世界の風のお話に交えながらそれぞれの視点で本書の魅力に迫ります。

ご予約

もう一つは松本 本・中川での「夜明けまでにはまだ時間がある」展 植田さんと。
いつか行ってみたかった本・中川でこの展示ができる幸運を噛みしめている。

nakaban/makoto ueda 夜明けまでにはまだ時間がある
5/3(木)ー 6/3(日) 
5/12(土)には salon as salonで植田さんのギターとライブ。
植田さんと約一年ぶりでとても楽しみ。
salon as salonでのライブは2011年以来。
ご予約 → info@honnakagawa.com




そして。
同じ3日はランテルナムジカとして東京 Vacantでライブが。
10年目を迎えたランテルナムジカ、今年は大いに活動するのでよろしく。

The lantern man’s song
”lanternamuzica” in TOKYO

ご予約
個人的にこんなに日程が重なることはあまりないので5月3日を通り過ぎた後は世界が違って見えそう。
みなさん佳きGWを。


2018年4月25日水曜日

Mistletoe



夜の散歩道
やどりぎが ぽんぽんと林を彩って
それ自体が灯りのように 道を照らす
金枝に覆われたランプ
ナイトバードたちが 実をついばみ
その種子を どこかに運ぶ
次にやどりぎが育つのは どの枝だろう


久しぶりにswimmieのハンカチをデザインさせていただいた。
「やどりぎ」を意味するMistletoe。
65センチの大判 (!)。
綿100%。

光に透かすととてもきれいだ。
まだ発売前かな?
発売されました。swimmie 店頭にて。


追記

5月3日、東京Vacantでのランテルナムジカ公演でも発売とのこと。
ぜひ。





2018年4月21日土曜日

Atsuko Hatano Cells #2

音楽家波多野敦子さんの新作。

彼女が長いあいだ暖めていた作品群のリリースがいよいよ始まる。

凛々しい、けれど包み込まれるこの感覚は出会ったころの昔から一貫した彼女の音楽ならではのもの。
絵を描きながら聴いているけどもう、とても良い。

長めの三曲のCDなのだが三枚の奥深い絵画を眺めているような感覚になるからだ。

このような作品が未来に残っていくんだろうなと思う。



2018年4月18日水曜日

「夜明けまでにはまだ時間がある」

nakaban / makoto ueda  夜明けまでにはまだ時間がある 

展覧会 5月3日(木)- 6月3日(日)

本・中川
水・木・日12:00-18:00 金・土・祝12:00-19:00 月・火 休 

松本の本・中川さんで「夜明けまでにはまだ時間がある」の展覧会。
植田真さんと。
松本で。
あの・本・中川ではじめての・新作もあって・あの本ももちろんあって。
サロサロさんでライブもあって・お楽しみに。


Live 5月12日(土)

salon as salon (松本市中央3丁目5-10)
open:17:30 start:18:00
makoto ueda(music) nakaban (magic lantern)
ticket: 前売り2000円+1Drink 当日 2500円+1Drink
ご予約→ info@honnakagawa.com




2018年4月11日水曜日

Wind, Window, Word & World vol.2






屋久島のgallery TABIRAでの「窓から見える世界の風」原画展
Wind, Window, Word & World 後期が始まる。

4月15日から5月15日まで。

新緑もりもりの佳き時期の屋久島。
お出かけの際はぜひ屋久島空港となりのgallery TABIRAへ寄って欲しい。

フェリーの荷物規制の問題で(何が起こってるのか知らない)すんなり届かないと言われた心配な荷には今展のための新作を入れた。
大きいのでロールにして入れた。
冬の屋久島を描いたその絵は自分にとっては新しい段階に誘ってくれる大切な一枚になった。

山本二三さんとの同時展示(~4月22日)との事でとても光栄だ。

*


nakaban expo
Wind, Window, Word & World
「窓から見える世界の風」原画展

前期:2月5日ー3月10日 終了
後期:4月15日ー5月15日

open 11:00-17:00 不定休
〒891-4207 鹿児島県熊毛郡屋久町小瀬田815-31 TEL&FAX 0997-43-5956


窓から見える世界の風
福島 あずさ 著 / nakaban イラスト
刊行年月日:2018/02/21
ISBN:978-4-422-70109-7
判型:B5判変型 188mm × 164mm
造本:上製
頁数:112頁

2018年4月6日金曜日

Apr.6




本の制作が続く。
2月に「窓から見える世界の風」が出せて、ほっと余韻に浸る間もなくこの「ぼくとたいようのふね」の仕上げに入っていた。
編集者TさんやデザイナーSさん、印刷屋のディレクターさんなど優秀な人に恵まれてぐんぐん進むこの絵本。
作と絵を両方担当した絵本は久しぶりな感じがする。
これは刷り見本で、実際はもっときれいな発色になるそう。凄そう。

2018年3月31日土曜日

mar.31

L'Eglise Saint-André de Bayonne

熊本、南千反畑町「さかむら」での展示「アブラエカタブラエ」。
今日まで。

2018年3月28日水曜日

mar.28


ランテルナムジカの九州ツアーも終了。
望雲さん、すずくむりさん、そしてお客になってくれた皆さん。
ありがとう。

熊本に居残り。
熊本では「さかむら」「長崎次郎書店」そして「長崎書店」の三ヶ所で展示中。
是非ご覧頂きたい!

2018年3月22日木曜日

ことばの生まれる景色 Ⅲ

庄野潤三「夕べの雲」より







ランテルナムジカの九州ツアー中だが、明日23日から東京の書店Titleで展覧会がスタート。
「ことばの生まれる景色」ももう3回目。
R.ブローティガン、太宰治、夏目漱石、武田百合子 etc.の12点。
この展覧会、いつもギリギリまで画を描いていて、最後には「もはやこれまでか」というくらいにピンチに追い込まれるんだけどページをめくると言葉があるからありがたい。なんとか間に合っている。


●nakaban × Title exhibition 「ことばの生まれる景色 Ⅲ」
日時 :2018/3/23(金)~ 2018/4/8(日)
会場:Title
九州・熊本でも展示をさせていただいているし、本屋さんが画家の発表の場として大事になって来た。とひしひし思うこの頃。

2018年3月18日日曜日

個展のお知らせ「本屋さんの中の街角」

BLUE-PIANO-TIME


熊本の新町電停付近、路面電車がカーブする一角に見えてくるのが長崎次郎書店。
瓦屋根の和洋中の混じったなんとも不思議で素敵な建物。

その、長崎次郎書店で展示をさせていただく。
題して「本屋さんの中の街角」。
小品を選びに選んで。並べて見たら何故だか海の絵が多かった。版画も選んだ。
今回も自分でじっくり額装した。
最近の僕の絵の発表ではマットなどを自分で切って塗装額装したものが多い。
額装が出来上がってもまた絵の方を描き直したりしている。
そのフィードバックがなんとも興味深い。
小さな絵でもやっぱり時間がかかる。

29日 在 次郎書店予定。

●「本屋さんの中の街角」nakaban個展
日時:2018年3月19日(月)~4月8日(日)10時30分~19時※最終日のみ18時まで
場所:長崎次郎書店
〒860-0004 熊本県熊本市中央区新町4丁目1−19
電話 096-326-4410(さーじろーしょてん)

先日お報せした通り、熊本では「さかむら」でも展示中。
さかむらのあの空間を思い浮かべて描いたのでシックな展示であり自分も早く見に行きたい。
27日 在 さかむら予定。

●「アブラエカタブラエ」nakaban個展
~3月31(土) 11時30分~21時
場所:さかむら

そして、27日からはさかむらの近くの長崎書店(県外の人に説明すると長崎次郎書店とは別の書店)で2月に出た「窓から見える世界の風」原画展。

●「窓から見える世界の風」原画展
日時:2018年3月27日(火)~4月8日(日)10時~21時※最終日のみ18時まで
場所:長崎書店

「長崎書店」も素晴らしい書店で熊本に行ったときは毎回行ってしまう。

さらに。

ランテルナムジカの九州ツアー。
The lantern man's songと題して。

福岡 Papparayray 23日、

波佐見モンネポルト24日、

と続いて熊本ライブはsazaeにて26日。

ランテルナムジカは会場のみで販売の作品集を仕込んでいるので来る人は楽しみにしてて欲しい。今回のツアータイトルになったlantan mans'songも収録。



● The lantern man's song ランテルナムジカ 


2018年3月5日月曜日

mar..5






立体作品は久しぶり。
でもそんなに複雑なの作れない。
だからこそ種も仕掛けも丸見えな工作で面白がってみたい。
くの字型のボードに劇場の書き割りのように建物を描くだけでそこに街区が現れる。
顏を近づけたら街の広場に立っているような気分になるかも?なる。
わたしはやった。顏に絵の具が付いた。
単純なアイデアを大切にしたい。
今はくの字画で悦に入っているけれど将来的にはコの字型にも挑戦したい。

熊本のさかむらに送って着いてあのかっこいい部屋に街区が出来ている筈。

●『アブラエカタブラエ』 nakaban個展
3月1(木)~31(土) @さかむら

2018年2月24日土曜日

Lanternamuzica から



久々のライブは九州ツアー。

2018年2月23日金曜日

feb.23





2018年2月22日木曜日

アブラエカタブラエ




a b u l a e c a t a b u l a e a b u l a e c a t a b u l a e a b u l a e c a t a b u l a e a b u l a e c a t a b u l a e a b u l a e

アブラエカタブラエ。

来月からの熊本の「さかむら」での個展。
店主の坂村さんの命名で一発で気に入ったタイトル。
語尾のaeがラテン語のよう。

3.1~3.31
立体油画の「コワンな夜」シリーズ他、タイトルの示す通り、油彩を展示。
特別なアンティーク額に収めて。
古額のニスはがしの薬品の匂いで倒れそうになりながらこれを書いている。
熊本の町では告知ポスターが貼ってくださっているのが楽しいこと。
偶然が重なって熊本ではランテルナムジカもある。

そして熊本での展覧会、さらに今回は同時開催が。
少し開始時期をずらして。
ポスター画像をクリックしてご覧いただきたいの心。

さかむら


a b u l a e c a t a b u l a e a b u l a e c a t a b u l a e a b u l a e c a t a b u l a e a b u l a e c a t a b u l a e a b u l a e


2018年2月21日水曜日

「窓から見える世界の風」

本日発売。「窓から見える世界の風」
世界を吹く50の風を気象学研究者の福島あずさ氏が気象学、民俗、歴史学、とさまざまな角度からわかりやすく解説した世にも珍しい風の本。
出版社は創元社、デザイナーは納谷衣美。企画・編集は内貴麻美。

考えてみると風というものは二つあるのでは?
窓の外、今も吹いている世界を巡る風と、自分の中を吹く心のざわめきを起こす風。
僕は台風などが来てずぶ濡れになろうと実は自分には関係なく感じていて、却って自分の内面の風の方にはとても感心がある。仕事柄そうなってしまう。
でもその二つの風は比喩ではなく本当に同じものなのかもしれない。とこのころぼんやり思う。
証拠など出しようがないけれど。
そう思うようになったのも長い時間をかけてこの本に絵を描く毎日があった結果かもしれない。
ちょっと暑苦しい言い方をすれば風を念じて描いていた。
それで、絵を描くのはあっという間だったように感じていてもやっぱり気づいたら1年以上かかって描いていたのだった。
とても良いテーマだったので、描くのが楽しくて描き終えるのがもったいなかった。
やっぱりあっという間だった。

屋久島のGallery Tabiraでは原画展を開催中。
この本の絵と同時に描いていた習作的ないくつかの絵も販売している。屋久島に行かれる方は是非ご覧いただきたい。

2018年2月12日月曜日

feb.13


冬の屋久島。
外では風がびゅうびゅう。
ブルー
グレーの海に閃く波が白いよ。
でもギャラリーはとても静かで暖か。

前は無かったピアノとコントラバスが風に共鳴して無音の音楽を奏でていた。
島に着いて二日目、編集の内貴さんがはるばる本を届けてくれた。
嬉しい。自分でもずっとめくっている。
Gallery Tabiraで先行発売。
人も自然もたくさんの事を教えてくれる。
だから屋久島を去るのはいつも名残惜しい。
田平さん、ありがとう。






2018年2月8日木曜日

ミアキスのカット




今書店に並んでいる雑誌「ミセス」3月号特集内、
読み物動物学者・今泉忠明先生に聞く「知っておきたい犬と猫の心理」
…のカットを描かせて頂いた。

ミアキスという犬と猫の祖先にあたる動物の存在を初めて知って衝撃を受けた。
そしてそれを人に話したらみんな知っていた。
知らなかったのは僕だけかい。
線画のカットは楽しい。


2018年2月2日金曜日

feb.2



frosty morning.
冬には冬の絵。
コートを着て外に出よう。

2018年2月1日木曜日

feb.1


こちらは屋久島の島内限定で掲示されている展覧会ポスター。
ポスターという宣伝方法が好き。
屋久島では殊に宣伝力があるだろうと思ったけど唐辛子100円に負けてるけどそれも含めて嬉しいような。

2018年1月28日日曜日

「窓から見える世界の風」



新しい本のお知らせ。
窓から見える世界の風」(福島あずさ 著 創元社 刊)

2月21日刊行。
世界の様々な土地から風を集めた本。
風が人々のくらしと文化に大きく関わることがよくわかる本。
見えないものを強く感じながら旅をすることの出来る本。
完成が見えてきてお知らせできて嬉しい。
去年はずっとこの本の制作に付ききりだった。
実は今も編集さんとデザイナーさんが印刷屋さんで
厳しく立ち会いチェックしてくださっている。

頑張ったので原画展のお知らせ。

屋久島のgallery TABIRAに呼んで頂き、2期に分けて行われる。

nakaban expo
Wind, Window, Word & World
「窓から見える世界の風」原画展
open 11:00-17:00 不定休

前期:2月5日ー3月10日
後期:4月15日ー5月15日



屋久島にいると海辺で、森の中でとてつもなく遠くから吹いて来る風を感じる。
風が遠くから吹いて来るのは当たり前だけど、強くそれを意識させられる。
それと屋久島には風に吹かれて沢山のひとが訪れる。
そんな場所であるから、ぜひこの本の紹介をさせてもらいたいな、とお願いした。
お願いしたのはまだ本が出来るかどうか心配な一年前のことだった。
約束が果たせそうて嬉しい。
この機会に屋久島に。いかがだろうか?

(初日には本は間に合わなくて2月中旬からギャラリーで先行販売予定。ここでもお知らせしたい)



屋久島以外でも続けて原画展を行うので続報したい。

2018年1月21日日曜日

Jan. 21




自分の絵の中では風景と風景は相互につながっている。

飽かずに風景を描き続ける限り長い旅をしていることになる?
絵を観てくださっている人も良かったらご一緒に。
昨日までのcaloさんでの展覧会で絵を購って下さった方への感謝の言葉。
良かったら。

今回の展覧会は旅先の絵だったが基本的にはスタジオでは空想の風景を描いている。
どこでもない風景を描き続ける意味。
はっきり言ってそれは子どもじみた妄想ではないのか。
つまりいわゆる中二病であり自分以外には意味の無い行為なのではないか。
あるいは空想の世界と現実のどっちがえらいのか。
現実の世界こそは空想に含まれたものではないのか。(語彙力がなくて)

風景というものがもっとも輝いて見えるのは移動している時である。
その逆の静止の極に絵がある。その意味が何かあるんじゃないかとか。

2月には「窓から見える世界の風」という本が出るのだけど、著者の福島あずささんの本でもあるに関わらず挿絵が多く絵のあとがき的な文章の頁を戴いた。
テーマが「風」で「窓」なのでこことばかりに風景を好んで描く理由をちらっと書かせていただいた。
この「世界の風」はなかなかの本なのでまたすぐに紹介させて頂こうと思う。

2018年1月18日木曜日

展覧会から


ドノスティアはサン=セバスティアンという町の名前を バスク語で読んだもの
読み方が二つあってややこしいけれど 歴史を感じさせてくれる 
店の名前もバスク語で名付けることが好まれる 
ドノスティアは世界一の美食の町なのだそう 
バルでワインとおつまみを食べ朝食は小さなカフェでオムレツを食べた 
とてもうまかった
そんな町のホテルに備え付けのコップを描いた

迷路のような地下鉄の駅に翻弄させられたけど何か楽しい
いつも事故で不通になっているパリの地下鉄
到着する前に車両のドアが開くなどとってもワイルドなパリの地下鉄


これは漫画的なタッチの絵にしてみた
実は広島の中央図書館の閲覧室の記憶を描いたもの
窓に向かったテーブルがあり本を読んだり勉強できる
一面に広がる街路樹がきれい
殊に冬は枝の重なりに目を奪われる

****

大阪の本屋さんcalo bookshopでの年を跨いで長く飾って頂いた展覧会もあと二日。
今回は新しい試みで、絵の側に言葉を付させて頂いた。

なんてことはない文なんだけど(そして今その文を眺めてみたら直したくてうずうずしたけど)モチーフの大半が遠い場所なので何か書いた方がいいのではないかと。それに絵を見ている時に絵に含むものを多層的に感じてもらいたいと思った。
と、云いつつ実は自分で自分を納得させたかっただけ、という作業なのかもしれない。

というわけで展覧会の最終日はいよいよ20日。

さて、一月は包んだり送ったり書いたり計ったりしているうちにひと月が経っている。
ので月末は絵をしっかり描かなければ。






2018年1月12日金曜日

jan.12


赤と青。
二つの絵はもうそれぞれ変わってしまったけど描き始めに記念写真撮っておいた。
油彩における下地は古典的にはオーカー色で描きなさい等と教わったけど僕はその時の気分で何色でもOK。
こういう二つを画板に並べてDJのように進めるのが好きだ。
この二つの場合赤と青は混ざっていく。最終的には何とも言えない灰色の領域に向かう。両者はそうなると何らかの関係性をもつ兄弟の絵である。
などと一人で勝手に夜毎思うことも楽しい。
一つは売れて行き一つは僕のところのファイルに収まったとしても何らかの関係が二つの絵の間に見えない糸がピーンと張られる。