2018年10月21日日曜日

「Make the Fire」

山尾三省「火を焚きなさい」(野草社)

山尾三省(Yamao Sansei)は東京生まれ、屋久島で生涯を終えた詩人。
表面的には定着したとも言える戦後日本でも始まった自然回帰ムーヴメント(1960~ 脱大量消費社会、エコロジー、暮らし、オーガニック、地方移住、etc. )のラディカルな火付け役のひとりでもある歴史的にも重要な運動家。
しかしそののち、インドやネパールの放浪の旅をし、多くの詩人と出会い、また東京から屋久島への移住を経て彼の社会運動は変化し、ついには個人の静かな内観を大切にし、哲学的な洞察に富んだうつくしい詩を書く詩人となった。
多くの詩が遺され、今では世界中の詩人からリスペクトされている。



最近の屋久島でもまた、三省さんが〜、と親しく呼ばれているのを聞いた。(屋久島には山尾三省を記念するオリオン三星賞という子どもたちの詩の賞まである。この子どもたちの詩が「星座」という詩集に纏められ、これがまたおそろしく良いのだ。)
その山尾三省の新装詩集を編んでいるので…と編集者の淺野さんから絵のご依頼をいただいた。そしてなぜか、本書の完成にはぜひ漫画が必要、と言われてしまい。僕の受けたプレッシャーをおわかりいただけるだろうか。
果たしてお役に立てたのだろうか。
悩みに悩んで締め切りの迫るなか、本文に漫画「Make the Fire」「屋久島植物さんぽ」を描かせていただいた。カバーの焔は最後の最後に。
デザインは文京図案室の三木俊一さん。
表題作の詩「火を焚きなさい」。本当に素晴らしい。
本物の焚き火をみつめているような詩の体験。
本編のうつくしい詩の数々を偶然に開いて読むのも楽しい。
「キャベツ」や「食パン」や「草の生えている道」の詩なんてのがある。
最後におさめられた早川ユミさんの解説も良かった。
本を閉じてふと思ったのだけど、山羊の乳とインスタントコーヒーで作った三省式カフェ・オーレをいつか飲んでみたい。
できれば屋久島かフランスの田舎町で。




2018年10月17日水曜日

17. oct







流れていく秋の日々。
南へ北へ旅して回った。
幻燈ちかちか。
ピアノぽろんぽろん。
本をよみよみ。

あちらこちらで親切にしてもらった。
ありがとう。

帰って来て原稿がりがり。
だいぶ溜め込んでしまい。
はっきり言って非常事態。
お待たせしていてごめんなさい。

2018年10月11日木曜日

「ぼくとたいようのふね」原画展

「ぼくとたいようのふね」の原画展が本日より東京駅横オアゾの丸善丸の内本店にて。 
3Fの児童書コーナーで31日まで。
船旅への憧れをぎゅっと絵にした画。
ご覧いただけたら嬉しい。

2018年10月7日日曜日

幻燈列車


平賀車両基地でのリハーサル風景。
台風25号に悩まされたけれど運行決定の許可が降りた。
秋色に染まる弘前→黒石間の往復。
本日18時35分に出発進行!


若干の席が残っているので、もしご興味を持たれご乗車されたい方は弘前駅改札の係員にお尋ねを、とのこと。

2018年9月28日金曜日

ランテルナのツアーへ

from "Turpentine"

ランテルナムジカのツアーに出発。
台風に向かって。

現在位置はこちらで確認を↓。(台風ではなくてランテルナ。)

ランテルナムジカの長い長い長い秋のツアー

2018年9月26日水曜日

L'ombre その他の新作




版画の展示をFält(フェルト)で開いていただくことになった。
Fältは大阪池田にある隠れ家のようなギャラリー。
駅前からさらに丘を登っていく。丘の上からはいい眺め。違う時間が流れてる。

L'ombre その他の新作
2018年10月6日(土)~10月28日(日)
11:00~18:00
※火・水曜日 休み

新作はもちろん過去の作品に手を入れたり楽しく作業。
今回は額をCOZY FACTORY:樋口晃史さんが作ってくださった。
これがまた素晴らしい額!

会期中には同じ池田市にあるカフェのギャラリーのショップでもあるGULIGULIでランテルナムジカのコンサートも。とてつもなく素敵な会場なのでこちらもぜひ。

2018年10月27日(土)
場所:GULIGULI gallery
開場:18時 開演:18時30分
料金:3,500円 未就学児は無料

GULIGULI
https://www.guliguli.jp/


〒563-0024 大阪府池田市鉢塚2-10-11
tel / 072-734-7603 mail / info@guliguli.jp
11:00〜18:00 (cafe Lo.17:30) 火曜close
◎ 阪急石橋駅東口改札より国道176号線沿い徒歩13分



◎ 阪急池田駅で下車、国道176号線沿い徒歩20分
GULIGULI・Fält 共同企画

2018年9月24日月曜日

筆洗いバケツの自作

油絵の発色を濁らせないために筆洗い(Brush Washing Bucket )はたくさん欲しい。
でも筆洗いはちょっと値段が高いのだ。
高いのはいいのだがその単純な仕組みにしては割高感があり買ってしまうのは悔しい感じがする。

そこで画材屋さんでは諦め100円ショップのDで計量カップを買い、それを片手に色々探したところキャンベルスープの缶とサイズがぴったりなことが判明。
さすがウォーホールがモチーフにしただけはありますな。
(トマト缶は少し大きいのでだめだった)

スープはランチでいただくなどして計量カップと組み合わせて見るとぴったり。
わー。嬉しい。
ただ計量カップはステンレスだったので穴を開けるのが大変だった。
釘で思いっきり叩いて底の変形したところを金やすりで削るとやっと穴が開いた。
すごく大変だったので6個しか穴を開けられなかった。
最初から底穴が空いたカップがあればそれを元に探すのがいいかも知れない。
でも100均で材料が入手できるというのが大事だから…

画家のどなたかへの有益な情報になりますように。


2018年9月19日水曜日

Ronde et Pointue

ランテルナムジカのライブ会場のみで販売している作品集(ダウンロード式)に一曲追加。
ピアノとドローイングの4分間。
これで合計30分の映像作品になった。
ダウンロードコードを持っている人は差し替えてみてほしい。

2018年9月13日木曜日

Nyabo Sseboの1stアルバム

本日リリース。
Nyabo Sseboの1stアルバムの絵を描かせていただいた。
リーダーの黒川さんにまだ作りかけのCD-Rをいただいて以来ずっと聴いてる。
本当にいつまでも聴いていられるアルバム。
この黒川さんのルーツでもあるショーロやタンゴ(それもジュンバ!)とか、南米の音楽の香りがする。
でも何よりこれはトーキョー発のオリジナルの音楽だと思った。
なのでジャケットの絵はトーキョーの真ん中でバリバリ活躍しておられるデザイナーである飯田郁さんに自由に料理していただいた。

しばらくして絵の色はピンクとグリーン、オレンジ、モノクロームに振り分けられてデザインの案が届いた。盤面は黄色。
びっくりした。
とっても洒落た一品になったのでは?
そんなジャケットに包まれた、散歩をしていたらいつの間にか旅をしているような9曲。
本当に最高なのでぜひ聴いていただきたい。

















2018年9月12日水曜日

ランテルナムジカから



2018年9月7日金曜日

nakaban+植田真 live session(Kyoto)



nakaban+植田真 live session 

京都へ。いよいよ明日。
植田さんのギター、エレキだろうか、アコギだろうか。
どんな音楽なんだろう。絵はどんなのを描いてしまうのだろうか。
いつも何が起こるかわからない。
ライブの前と後では世界が変わって見える。
いつも楽しみ。

9月8日(土) 開場:17:00~ 
開演:18:00~19:30(*延長になる場合があります) 

【ご予約方法】
参加人数とお名前、代表者の電話番号をお知らせ下さい。
・nowakiにて
mail:nekononekata@gmail.com
tel:075-285-1595(11~19時のnowaki 営業時間内)

ライブ以外の時間はnowakiにいる予定。
絵本の「ぼくとたいようのふね」原画展がnowakiで。

2018年8月31日金曜日

「翼の王国」9月号

ANAの機内誌「翼の王国」の9月号。
特集内の「山形」で取材・執筆させていただいた。
テーマは「かてもの」。
博物館からお家の台所まで山形の保存食文化とその歴史を教わってまわった。
沿道の青々としたくるみの実がきれいだった。
美味しいものをたくさん食べた。
挿絵は全て現地制作で。

うっすらセピアがかったこの美しい写真は加藤新作さん。

ANAの飛行機に乗ったらぜひご一読を。

2018年8月25日土曜日

本日から!

nakaban 『ね』原画展

8/25(sat)~9/10(mon)open:11:00-19:00
close:期間中の火・水曜
nowaki (京都)
〒606-8386 京都市左京区川端通仁王門下ル新丸太町49-1

絵本「ぼくとたいようのふね」原画と構想中に描いていたオリジナルの絵、展示のための新作、木彫立体作品の船などを展示。



9月8日(土) には植田真さんを迎えてのライブが。
幻燈とギターによるライブで初秋のひとときの旅を。

開場:17:00~
開演:18:00~19:30(*延長になる場合があります)

会場:恵文社一乗寺店 COTTAGE
京都市左京区一乗寺払殿町10 恵文社一乗寺店南側
定員:50名
入場料:1500円(ご予約のうえ、当日精算)
要予約:8月1日より、nowakiの店頭もしくは、お電話かメールにて、
ご予約を承ります。参加人数とお名前、代表者の電話番号をお知らせ下さい。
mail:nekononekata@gmail.com
tel:075-285-1595(11~19時の営業時間内)

2018年8月19日日曜日

Les Bateaux



真夜中にちょっとずつ進めてきた造船プロジェクト。
削って削って削って、さっと塗る。
でも形が気になってまた削ってしまったり。

で、やっと出来てきた。
自分で言うのもなんだけどこれらの木の舟。とても可愛い。

もうすぐnowakiで絵本「ぼくとたいようのふね」の原画展がスタートするので、こちらに出品させていただく。

2018年8月8日水曜日

Nyabo Ssebo 1st ALBUM

1st album "Nyabo! Ssebo!" 2018.9.13 RELEASE!




Nyabo=Mrs、Ssebo=Mr。「ニャボセボ」のアルバムが来月に。
このアルバムの、光り輝く粒ぞろいの曲たち。
色とりどりのフルーツみたいな…
絵を描きながら繰り返し聴いている。

リリースされたらラジオで、カフェで、そしてお家で、街の彼方此方で流れるといいな。

2018年8月7日火曜日

7.aug

2018年8月2日木曜日

装画「限界を超える子どもたち」


「限界を超える子どもたち──脳・身体・障害への新たなアプローチ」

アナット・バニエル (著), 伊藤 夏子 (翻訳), 瀬戸 典子 (翻訳)
出版社:太郎次郎社エディタス
デザイン:文京図案室 芝晶子 

表紙画を描かせていただいた。
とても面白い本だった。
身体を動かす事に興味がある人すべてにおすすめできる。
面白い発見があると思う。
例えば僕だったら絵を描くことに役立つかもしれない。
(これですぐにのびのび描けるようになるかというと難しいけれど)


2018年8月1日水曜日

ランテルナムジカの9月

 ランテルナムジカの9月のライブ情報『不注意が働いて』と『The lantern man’s song』をアップ。ありがたくもすでに席が埋まり始めている。こちら

1. aug





遠くなりはじめる火星をみた。

星をみると宇宙にたった一人で吸い込まれるような心細い気持ちになる。

でもそれが嫌な感じじゃない。

一生懸命に見つめたけど火星の模様までは見えなかった。

2018年7月27日金曜日

27.july



2018年7月26日木曜日

26.July



あまりに暑いので蝉たちも早朝にしか鳴かない。
蝉たちはぐさりと木にストローを刺しておいしそうにシロップを飲んでいる。

2018年7月22日日曜日

2018年に読む「ないた赤おに」

僕の初期の絵本に浜田広介の童話「ないた赤おに」がある。
ユトレヒトの江口さん、集英社のMさんとつくった絵本だ。

「泣いた赤鬼」は浜田広介の代表作とも言える有名なお話なので、多くの絵本が出版されている。
現在この集英社版の「ないた赤おに」を絵本の一つとして選んで頂き、その原画展が山形の東置賜郡高畠町にある浜田広介記念館で開かれている。
館の方から依頼を頂き、展示会場でのキャプションに文章を書かせていただいた。

久しぶりにお話を読みかえしてみたら今の息苦しい時代と通じる時代背景を感じたのだった。



2018年に読む「ないた赤おに」

 僕は今広島という街に住んでいる。
僕の仕事場の周辺には原爆ドームや厳島といった有名な観光地があり、外国人の旅人も多い。
彼らが路上で地図を手に迷っている風景もよく見られる。
そんな時僕は勇気を出して彼らに声をかけるようにしている。
自分も旅先では随分と地元の人に助けられているからだ。
 でも以前はそうやってひとこと声をかけることができなかった。
言葉が通じず、かえって迷惑をかけるのではないか、まちがえて嘘を教えてしまうのではないか、という心配があったからだ。
でも実は本当の理由は違うのだった。

 外国人が怖かったのである。
肌の色や目の色が違う、知らない言葉を喋っている。だから怖い。そのようについ考えてしまうのであった。
島国に育ちのせいでそうなってしまったのだろうか。

 恥ずかしいけど今でも少し話す時に緊張する。そんな時に僕はちょっとだけ「ないた赤おに」のお話を思い出す。

赤鬼と青鬼の友情にスポットが当たりがちなこのお話ではあるが、今回再読して驚かされたのは、この「ないた赤おに」にはその異文化との出会いの場面がやけに丁寧に描写されているという点にであった。

 村人たちがおそるおそる赤おにの家を訪ねる。すると、すっきりとしたインテリアの室内には油絵が掛かり、歓迎とともに美味しい茶や菓子を振舞われる(ちなみに、廣介がここで「油絵」を登場させたことは明らかに「赤鬼」を西洋人として設定したことを物語っている)。
村人たちは驚く。そしてこんな暮らしがあるのか、という驚きとともに異人であった赤鬼をその「暮らしぶり」から理解し、その心を受け入れるのだ。

 自分の知らない文化に触れることで、自分の内面にある壁が一つ一つ壊れて自由になれる。文化とは単なる娯楽と消費の対象に終わるものではないのである。

もう一度繰り返して書いてみる。「文化はひとを自由にさせる」

この頃はテレビやインターネット上では「日本はすごい」というニュアンスを感じさせる記事が多く、さかんに自己称揚に明け暮れているのが気にかかる。
その代償としてわたしたちはまさに、異文化への理解という心の自由を自ら手放しているように思える。

浜田廣介が1933年というあの暗かった時代に「ないた赤おに」を書いた。
今こそその意味に思いを馳せる時期ではないだろうか。



一部加筆訂正

2018年7月20日金曜日

20.july




2018年7月19日木曜日

なかた美術館で21日にランテルナムジカ


Lanternamuzica まもなく21日の土曜日。
場所は初めての尾道。
マエストロ・トウヤマさんのホームなのでアットホームなライブになるだろうか。
フライヤーのビジュアルは三田村亮さんの写真をさささっとコラージュさせていただいた。
はじめての「なかた美術館」。
開演は昼下がり14時から。

今リンク先をチェックしたらお客さんに豪華なおまけが…。すごい。

2018年7月16日月曜日

16.july


2018年7月15日日曜日

15.Juiy

物語と絵。
絵本を描くとき、そのどちらにもとらわれてはいけないような難しさがある。

絵本を手にしてくれるであろう誰かに今自分が確かに魅了されている「それ」を伝えたいけれど伝える方法は見えて来ず、うまく説明出来ないけれどある種の勇気を絞り出さないとそれ以前に逆戻りしてしまい結局「それ」がどういうものなのかも心もとなくなっている。「それ」はどういう手触りなのか、は仕事を進めないとフォーカスできない。

とくに作と絵を両方となると僕の場合はもはや絵の中でキャンプしたり舟を漕ぐなどしてひとつひとつ木の実を拾うように絵のその先と言葉を発見するしかない。
自分の無意識なんてたかが知れている。でも…

それで、この前の絵本『ぼくとたいようのふね』が出てから、ひと月になるので、ゆっくり自分でもめくってみたら、そうやって絵の中をさまよった記憶がやけに鮮明によみがえってきて驚いた。絵本の中の一場面の「あのページの絵を描きたい」という気持ちで絵本をふくらませて作ることは多いけれど、この絵本は欲張りにも、どの場面も潜り込みたい(描きたい)場面ばかりだった。そのせいだろうか。

先日、本屋さんに見に行ったらちゃんと目立つところに並べてくれていた。
とても嬉しい。
それでもう一つ嬉しいことがあって、隣には安野光雅さんの新しい『旅の絵本』(スイス編)があった。
僕の子ども時代、リアルタイムに刊行される…それを親が買って来てくれる…『旅の絵本』シリーズをめくってばかりの日々だったので、絵本というものは言葉のないものだと思っていたくらいだ。数年前に日本編が出た時に『旅の絵本』シリーズはこれで完結かなあと思ってしまっていたので新作のスイス編が出てるのを目にして文字通り鳥肌が立ってしまった。
安野さんのタッチがここに来てまた進化していて凄くかっこいい。

その隣にはみやざきひろかずさんの「ほんのにわ」という絵本があって、美麗な水彩の表紙に興味をひかれてめくってみたら職人的に仕立てられた絵本で、ちょっと昔の絵本に濃厚にあった気がするけれど今は失われてるよなあと感じていた憧れの品格が漂っていた。お話もすばらしかった。

たまには本屋さんに行かなくては。

それで、調子に乗って僕はまた新しい絵本を作っている。
次のが出来上がるのはいつになるのかわからないけど頑張って行こう。

2018年7月13日金曜日

13. july








15日発売の雑誌coyoteにて挿絵を描かせていただいた。

特集は「一瞬の山 永遠の山」。
「山の学校」案内人・執筆は屋久島の田平拓也さん。
山の学校の子どもたちと、屋久島の自然のことならなんでも知っている田平せんせい。
鉛筆でぐりぐりと描いた。
coyoteの絵の仕事はとても久しぶり。

2018年7月12日木曜日

12. July

心配のメールを多くいただき、かえって申し訳なく思うこのころ。
映像のインパクトも大きいけれどこちらは本当に大丈夫なので、ご心配なきよう。

でも、報道される首相周辺の政治家たちの行為に腹がたち、頭の血管が切れそう。
なので以下の事を「鎮静剤」代わりにメモしておこうと思った。



震災と言えば、ボランティア、メッセージ、送金などが「偽善」であるとかないとかがいつも話題になる。
被災者と繫がろうとする気持ちは被災者に対しての奇妙な逆甘えのような面があり、自己満足の面もあるのだから、つい僕も結局冷めた気持ちになってしまう。
でも被災者と繫がろうとする気持ちはやはり、人の心にそなわった助け合いの本能のようなものでもある。

声掛けやボランティアや送金は決して「偽善ではない」。
なぜ急に(いつも冷めてしまう?僕が)そう思ったのかというと、今回反対に、その思いを際立たせる、これは間違いなく「偽善」だな、と思うことが起こってしまったからである。
それこそは今この国の政治家たちがやっている行為である。

自身のブランド・イメージを落とさないためのアリバイ作りに熱心なこの状態。
あのみっともない初動の遅れという失態が世に知れ渡ってしまった後にマスメディアの前であのような「やってるふり」をしている醜さはもう見ていられない。

それとて、やらないよりは役にたつので良いのではないのか、という意見もあるかもしれないが、そもそもそのような態度で政治をやられると次の時にまた人が余計に死んでしまうのである。

今回は一連のそういう出来事のおかげで偽善という言葉の自分なりの定義が更新された。
だから自分はこれからはもう少し素直な気持ちで行動できたらと思う。

政治家のみなさん、気づかせてくれてありがとう。

2018年7月7日土曜日

7. July



Lanternamuzicaのよく間違えるzとs cとk。

広島在住ということで大雨の心配の言葉をいただいた。
こちらは大丈夫。
ただ昨日の移動で使ったバスが通った道。
後で報道をチェックするとその晩に川に流されて消えていた。ぞっ。
道がどれもないので東からの荷はしばらく届かない。
宅急便が使えないとなると困るな。

2018年7月1日日曜日

7月のランテルナムジカ





7月。

ランテルナムジカのライブがまた近づいてきた。
せとうちで2カ所 (倉敷と尾道)。

でも倉敷のライブは売り切れになってしまった。

Lanternamuzica



ブログの掲載順番を考えると難しく思ってしまってまだ載せられていないけど(モウスグノセル)
以下の公演も決まっている。


9/15(sat) nicolas 「不注意が働いて」    san-cha, tokyo

9/16(sun) shozo音楽室 「The lantern man’s song」      kuroiso,  tochigi

9/30(sun)えびの市文化センター         ebino, miyazaki


2018年6月30日土曜日

30. June


今年の前半は阿蘇や松本に行ってきれいな泉を見た。
ああ、泉の傍に住みたいなあ。
と思うけど、こうしてそこから遠くにいるのも悪くない。

もし、自分の心の奥に泉がこんこんと湧いていたら、といつも妄想する。
僕は草むらをかきわけて毎日そこまで行ってその泉の水を汲むような感じで絵を描きたい。
冷たくて澄んだ水。
本橋成一さんの映画の「アレクセイと泉」で描かれていたように遠い過去と繫がっている水。
出来るならそうして描きあげた絵を誰かに見ていただきたい。

だれもが自分こそはおいしい泉の水が飲みたいと願いながら他人にはこっそりと水道の水をペットボトルに詰めて売りつけているというような、そういう世の中になってしまったのは何故なんだろうと考えている。
僕は何となくどうしてなのかわかるような気がする。
とても絵を描くことにも関係が深い。
でも今ここには書かないでおこうと思う。

ところで、目の前に見える風景というのは考えてみたら過去の運動の結果がかたちになったものなのではないか。だから過去がこうして作りあげた風景というのはひとつの亡骸のようなものと言えるかもしれない。
亡骸の山がひとつの不思議と美しい景色を作り上げる。
それはただ安易にエンジョイしてはいけない感じがしないか。
その、目の前の景色というものは。

だから僕は世界を楽しむその前にためらいのような感覚が欲しいと思っている。
シャッターを押す前にいいんだろうか。と自分の心に聞くような。
ページをめくるまえにいいんだろうか。
そしてもちろん、絵を描きすすめながらもそうする。
そういう感じだ。
ためらいがあるほうが案外思わぬ所にジャンプ出来る。かも。