1/27/2017

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先日の尾道、光明寺会館、柴田元幸さんとのセッションで描き投影された絵たち。

その空間が透明な大きな書物の中になり、そのページの狭間に潜り込んで行くような体験だった。

文字のありがたみを忘れがちだけど、文字というものがそこにあるだけで奇跡なのかもしれない。それを読み声にするという事はさらにすごいことで、現実を動かす力を感じずにはいられない。(さらに柴田さんは日本語を読みながら原語もダブルで読んでいる事になるわけで、書かれていない所も読んでいる。その声に深みが生まれないはずはない。)

と、いう事で数日経った今でもその声が大きな印象に残っている。

自分の独りでの読書でも本は暗誦すべきだなと思った。






1/21/2017

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ランテルナムジカのライトボックスも進化中。

Jorgensenのクランプを使いこなせるなら立派な大人という感じがする。
もちろんまだ使いこなせないからこうして憧れを持ってしまう。
とにかく不思議な仕組み。

物は手に入れただけで満足してしまいがちだね。
ちゃんと使わなくては。

1/14/2017

restoration




外は雪が舞っている。老朽化したポストカード・プロジェクターの分解修理の日。
ほぼ100年も前の機械なのに、今も入手出来る部品で修理出来る不思議。north bennington vermont.

行ってみたいな。
この幻燈は22日の光明寺會館、翻訳家の柴田元幸さんとのセッションイベントで使用予定。面白い時間になりそう。

イベントについてはこちらを 

1/13/2017

「フランドン農学校の豚」原画展

前橋で宮沢賢治作「フランドン農学校の豚」の絵本原画展。

絵本が出た後になって知ったのだが、この話は賢治の死後に発表されたのだという。だから最初のページがいきなり失われていたりするのだ。それがかえって想像を掻き立てる。
そしてあの読後感は凄まじい。

原画は小さなスケッチメモの断片。
それがどのように展示されたのだろうか。
僕はもちろん知っている。

出版社の方がすごく頑張ってくれたのだ。
お楽しみに。

明日14日から群馬県前橋市のフリッツアートセンターにて。

1/10/2017

本日から

Ttitleでの展覧会がスタート。
本日16時までいますよ。

本というテーマを与えてもらったので幅広く絵を描くことができた。
イラストレーションを描くときの気分とは何かが違っていて興味深い。

ちなみに今日がTitleの開店一周年。
店主の辻山さんの著書「本屋、はじめました」(苦楽堂)も刊行、先行発売されている。
開くと僕のことも書いてくれてたし、クレジットにもロゴデザイナーとして。
嬉しかった。

昨日のトークで辻山さんが言っておられたこと。
良い本は本の全体から発する雰囲気が「特別」であり、それが選書の決め手になる(今展覧会の本であれ、書店の棚であれ)という大事な言葉をいただいた。なぜなら僕も遅読なのをいいことに本というものを密かにそう捉えていたから嬉しかった。木工作家のイサドさんが、人は無垢の材と精巧に作られた合板の材の違いを見破る力がある、と言っていたのも思い出していた。表面的には全く同じふうに見えても、である。

人の無意識は本の表面から本の中身を開かすして想いはスキャンすることができる。
そんな仮説も楽しんでみたい。
だからこそ反対に本のページをひとつひとつ開いてみたくなる。

nakaban

1/05/2017

展覧会・ことばの生まれる景色

nakaban × Title exhibition 「ことばの生まれる景色 Ⅰ」10日から2月6日迄。
11:00 - 21:00 水曜・第三火曜日休み。

開店準備の頃から関わらせていただいた東京・荻窪の本屋 Title。
まだようやく1周年なのにすっかり東京の名店に。
今回はそのTitleでの念願の展覧会。
Titleの辻山さんが選書された本に自由な解釈で絵を描かせていただいた。
これは2013〜14年に全国の本屋さんを巡回した辻山さん企画の「旅するブックシェルフ」展の延長でもある。その頃に行く先々の本屋さんで教えてもらった本を思い出しながら描いたりしている。
9日はトークイベントします。(満席御礼!)

1/04/2017

翼の王国「南予民話紀行 トッポ話を追いかけて」

ANAの機内誌「翼の王国」1月号の愛媛県(中・南予地方)の特集記事。
「南予民話紀行 トッポ話を追いかけて」と題して取材・執筆させていただいた。

獅子文六の名作小説「てんやわんや」の舞台を起点に、トッポ話という中南予地方で育ったユーモアあふれる会話術の秘密を追う小さな旅。
会う人会う人ノリが良くて、それぞれのご好意で取材が大きく広がり、事前の計画を超えて足で作った記事と言う感じがする。
旅の印象が見事に定着された写真の撮り手は加藤新作さん。

空の上でぜひ「ご高覧」いただけましたら。だんだん。

1/03/2017

ランテルナムジカ

ランテルナムジカが3月に山形の肘折音楽祭に。
まだタイムテーブルは決まっていない。
マエストロと正月早々の研究会。たのし。