2014年3月31日月曜日
3/30 (舞鶴)
舞鶴の赤レンガ倉庫(1901)。
今制作中の雑誌挿絵が18世紀末の港湾の風景でそれに近い時代の建築を見ることができてよかった。
心揺さぶられました。
砂連尾さんが著される本をお手伝いすることになって今からとても楽しみです。
投稿者 nakaban 時刻: 4:32
2014年3月30日日曜日
「うみべのいす」
4月はもうひとつ絵本が出ます。
「うみべのいす」
作は内田麟太郎さん。佼成出版社より。
この絵本のための麟太郎さんの文章をはじめて読ませてもらった日のことを覚えています。
海岸に佇み、よせてはかえす波を眺めているような気持ちになる「うみべの時間」を感じました。
海も空も私もひとつになってしまうような海辺の映像。
これは点描だ。と思いました。
あとはひたすら点点点…点を描く日々。
全編が点描画という絵本はなかなか無いそうです。
この本がこどもたちにどんな風に読まれるのかたのしみです。
見かけたら是非お手に取ってみてください。
どうぞよろしくおねがいします。
投稿者 nakaban 時刻: 9:23
ラベル: children's book
2014年3月28日金曜日
「わたしは樹だ」
わたしは 樹だ。
もう、何百年も 何千年も、ここに立っている。
わたしは どこにも いかない。
わたしは どこにも いけない。
けれど、わたしは とまっては いない。
わたしは うごきつづける。
わたしは うたいつづける。*
新しい絵本ができました。
「わたしは樹だ」
作: 松田素子 絵: nakaban
アノニマ・スタジオから。
松田素子さんによるテキストがとてもいいです。
古老の語りのように、時に地質学や植物学の博士のように、そして詩人のように。
森の奥の古い樹が絵本のこちら側に語りかけてきます。
この本は出版社により初のホリスティック絵本であることを謳っています。
この仕事ではじめてこのホリスティックという言葉があることを教えてもらって、その考え方に共感しました。
絵は何も迷うことはなく、のびのび描き進めることができました。
A5版というサイズに緑濃き屋久島の森がギュッと詰まっております。
ぜひお手にとってみてください。
投稿者 nakaban 時刻: 21:00
ラベル: children's book, yakushima
book binding (finish!)
ちょっとずつ進めてきた本。
綴じられた本文と表紙を糊づけして、板+クランプではさんで固定。
暫し乾燥させて、できあがり。
思えば長ーい道のりでした。
本を作るって大変ね。
これを200部つくります。
この本は画集です。
地方都市の郊外暮らしも3年目に突入した私の今の気分で描いた単色絵が45点入っています。ドラマチックなことは何も起こらない静かな画集だと思います。手のひらサイズの。
シルクスクリーン印刷です。
本は今の所全てcaloで4/5日より販売される予定です。
思えばこの2年間でつくった「luz da tarde」と「十字路と燕」
そしてこの「Suburban Portraits」と少部数出版三部作のような気もします。
ぜひ機会があれば手に取ってみて欲しいです。
投稿者 nakaban 時刻: 8:30
ラベル: the book as art
2014年3月27日木曜日
2014年3月26日水曜日
3/25
岡山の倉敷市玉島に一日出張(電車で片道3時間の旅)。
大月さんのIDEA R LABがOPENして初めて。
廃材を再利用してアートをつくる工房で定期的にworkshopが開かれる。
なにやら楽しそうな事になっておりました。
出入りしている人もおもしろい。
IDEA R LAB
私は一年目の看板のメンテナンス。
2014年3月25日火曜日
book binding
製本作業。
大阪からcaloの石川さんが工程の確認に来てくれた。
糸綴じなど。ここがとても大変な作業。いろんな綴じ方、糸の色を試してくれた。
閉じられた冊子の背にボンドをつけて乾燥。
ボンドが乾燥するまで背を押さえておく必要が。
手が疲れるので急遽つくった横長のクランプ。
ボンドが乾燥するまで背を押さえておく必要が。
手が疲れるので急遽つくった横長のクランプ。
わたしは「ちょうナット」が好き。
投稿者 nakaban 時刻: 2:53
ラベル: the book as art
2014年3月23日日曜日
2014年3月22日土曜日
2014年3月21日金曜日
book binding
caloの10周年記念本を作っています。
今日、本にするためのページネーションされた絵のシートが印刷屋さんから届く。黄色い紙に紺色のシルクスクリーン印刷。
いい仕上がり。そして独特のインクの匂いだー。

微妙な波打つ紙のエッジを出すためにすべてナイフで紙を切りだす。
大釘で折りすじを入れて、ナイフ。
すごく時間がかかる。
ナイフは昔買ったインドの手芸用を調整したもの。このカーブがちょうどいいと思う。
刃先がくるんとした形になったかわいいナイフだったのだが作業にはむかないので削り取ってしまった。
このナイフ、切れ味が良過ぎてもだめ。ペーパーナイフよりちょっと切れるくらい感じでやぶり切る。
しばらくはずっとナイフ作業…
"bookbinding"までは遠い。
投稿者 nakaban 時刻: 8:00
ラベル: the book as art
2014年3月20日木曜日
2014年3月17日月曜日
solo expo「或る光」
「或る光」
2013, 4/5~5/10
来る4月の展覧会のお知らせです。
会場は大阪のcalo bookshop & cafeです。
caloの10周年記念展に選んでいただきました。
今回の絵の主題は単純なモノクロームで表現した光です。
制作に際して、古典に学ぶことと新しさを探すことが求められると思います。
展覧会について、詳しくはこちらをどうぞ。calo
トーク・イベントもあります。
2013, 4/5~5/10
会場は大阪のcalo bookshop & cafeです。
caloの10周年記念展に選んでいただきました。
今回の絵の主題は単純なモノクロームで表現した光です。
制作に際して、古典に学ぶことと新しさを探すことが求められると思います。
展覧会について、詳しくはこちらをどうぞ。calo
トーク・イベントもあります。
投稿者 nakaban 時刻: 10:00
ラベル: calo, exhibition
2014年3月16日日曜日
3/16
先日の深夜、西日本では珍しい大きな地震があった。
地震はただ物理的に揺れるだけではなくてわたしの心を根底から揺さぶる。
いつもは隠されていたこの世の空虚の中に突き放されたような感覚になり、とても心細くなる。
最終的に頼ろうと思っていた地面が揺れるのだからまあ、ああなってしまえば「しょうがない」のだけど。
さて被害確認のため作業場へ。
幾つかものが落ちていただけで大きな被害は無し。
ふと目に留まった貝の色がきれいだった。螺鈿。ナカル。
ある楽器のボタンの修理用に保存してあるものだ。地震があったらこの楽器をもって逃げようと思っていたけど今は小さな子どもたちを担いで走るほうが先だ。
2014年3月14日金曜日
2014年3月13日木曜日
3/13
「習作0313」
いつも通りの道から離れて裏道から裏道へ。
*
今日は半年以上もかかった映像を完成させて友人に送った。
とても喜んでくれた。
時間がかかってしまった意味も受け取ってもらえた。
遠くないいつの日か公開するとのこと。
2014年3月10日月曜日
3/10
入稿〜
絵、描いた。データ、ならべた。
これで本の制作の前半最終地点になんとか到達のはず。眠い。
後半に待っている作業量の事を考えるとちょっとクラクラする。
(なにせ今回の本の仕様で製本の準備段階で紙へのナイフ入れ1万回……………)
がんばったほうが完成した時にもっとうれしい。
などと思う事にしましょう。
投稿者 nakaban 時刻: 17:51
ラベル: the book as art
2014年3月8日土曜日
bookbinding (a trial)
4月のcaloでの展覧会の本を準備中。シルクの印刷屋さんが原稿を待っています。 原稿の仕上げ、その前に背幅の確認のために仮とじ。 揃え、押さえの補助道具をつくる。この本のためだけの道具。そうこうするうちに時間がどんどん経って行きます。これはかなり大変だなあというのが実感です。(でも面白い。)
投稿者 nakaban 時刻: 12:09
ラベル: the book as art
2014年3月7日金曜日
3/7
ドイツZDF制作「フクシマの嘘 pt2」
邦訳をyoutubeに上げてくださった方がいて、ようやく見ました。
日本の原発問題なのに日本では報道されないということが「情けない」。
もうすぐ3年、か。
投稿者 nakaban 時刻: 0:58
2014年3月5日水曜日
En branc et noir
ふと思い出しながら自信ないまま「線」をひく。
あとはひたすら「黒」を塗っていく。
するとあるとき「白」が光になる。
不思議なことにその光は絵によって違う。
鋭さを持つときもあるしやわらかなときもある。
記憶のなせる作用でしょう。
絵を何年も描きながらいまさら記憶と光、あるいは余白とはなんだろう、と考えさせられる。
だからこの手の絵は単純なのにぜんぶ塗ってみないとわからない。
さて、今この単色画をまとめて本にしようとしていてその締め切りも迫り沢山描いているところ。水の入ったコップの絵が多いかな。あるいは階段とか窓とか、いつものモチーフ。
郊外*の置き去りにされた時間を「肖像」として描きたいのだけど点数がなあ。
間に合うかな。
*先日友人に堀江敏幸著「郊外」を借りて読書。旅をしながら読みました。
奇しくも入手した(郊外=suburbisの作曲家)f.mompouの未発表ピアノ曲集*を聴けばアトリエ感半端なし。こんなにいい音楽を封印していたのか。音と旅の読書の記憶、それと郊外のこの室内の空気がからん、と共鳴しました。
**「Federico Mompou Unpublished works for piano」(Zefir Records)
piano: marcel worms
投稿者 nakaban 時刻: 4:03
2014年3月3日月曜日
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