8/29/2012

阿部海太郎さん新作

新しくやって来た、香りたちのぼる音楽。
CDではあるけど、はじめてのレコードに針落とすようにひとつひとつと聴いて行く。
聴きながら、あっそうだ、自分は心のどこかで今日みたいなちょっといい日を待ち望んでいるのだ。と思ったね。
阿部海太郎さんの新作『Cinemashka, chika-chika cinemashka(シネマシュカ、ちかちかシネマシュカ)
がそれであります。
近寄り難いような親密なような。
100年前のパリのような。
今のトウキョーのような。

でもそういう事はどうでもよくてとにかくひとりの音楽家が音楽というものを愛しているというのが伝わって来る。という私がリスナーとしていちばん聴きたい音楽です。
素晴らしいアルバムです。
香りの余韻を楽しみながら。

8/23/2012

cuidado com o sol


長旅から帰って来ました。
北ポルトガルも暑ーございました。
けれど、その熱を帯びた光をくぐりぬけて、その名も知らない町を次から次へと渡り歩く楽しみがありました。
湧き水に手をひたす楽しみ。とか遠い石の時代に思いを馳せる楽しみ。とか。そういうのもありました。(日本語が変であります)

そして今回は街角で別れたり待ち合わせしたりする楽しみ。
遅い夜にみんなでテーブルを囲む楽しみ。それにカーステの音楽…。
オリンピックはいちども見なかった。
旅の仲間たちに感謝しつつ時差ぼけ。