8/31/2009

o fim de verão



8/30/2009

今日は毒だし

朝早く投票して来た。小選挙区は私はイヤイヤあのダサイ民主に入れた。今回、さすがに民主党の圧勝になるのだろう。でもいい気にならないでほしいね。あくまで今の政治の停滞感がひどすぎるからみんなこの党に入れているわけだ。政策を評価して入れている訳ではないのだから。どうせすぐにボロが出る。
いままで、国民を馬鹿にしてるとしか思えない政治家やマスコミたちを散々見て来た。小泉首相の時代、B層という概念に腹を立てた。そしてまんまとマスコミによってつくられた世論に誘導される世の中を悲しい思いで見ていた。定期的に子悪人がピックアップされ(今で言えばノリPみたいな人の事)マス媒体に晒され、世論の集団リンチ、つまり抑圧された感情のガス抜きにあう。裏には本当に悪い抑圧の根本をつくっている御仁が山ほどいるのに、それは見えないからくり。強い人にはへりくだり弱者をすぐ馬鹿にする、そういう日本人特有の悪い所。そのツボをおさえたマスメディアがいつまでもゴシップ情報ばかりを垂れ流す世の中を悲しい思いで見てきた。うさんくさいスピリチュアル本、自己啓発本、つまらない似たような癒し系の本、暮らし系の本、そればかりが売れる出版業界を悲しい思いで見てきた。カタログ注文の安っぽい建材でつくられる家、ビル、そしてその集合としての殺風景な町並み、人情や遊び心を排した利益至上主義の企業のはびこる社会。それを悲しい思いで見てきた。派遣や正社員、そして一見自由でいるようで、しょせん歯車の一つにしかすぎない私のような自由業までをも覆う息苦しい経済システムを悲しい思いで見てきた。農薬や遺伝子組み換え、食物添加物やショートニングまみれの食品を食べるしかなく、石油生成物の化粧品を塗りたくり、フッ素の混ざった水を喉に流し込まなかればいけないそんな暮らしに甘んじている私たちを悲しい思いで見てきた。エコロジーの言葉の前で思考停止となる私たちを悲しい思いで見てきた。
私たちはどうしてこんなにカタにはめられてしまうのだろうか。
カタにはめる世論誘導のメゾッドの達人は古代では占い師や宗教家であり20世紀では軍事産業であり、今では広告代理店という名前である。個人的な話になるのだが、イラク戦争のころだったけな?その当時なにも考えず広告の挿絵などをホイホイ受けていた私もふと思う事あり深く反省した。その勢いで広告の仕事なんかやりたくないと言い放ち以降貧乏暮らしをしている馬鹿な私がここにいる。それでよかったと今でも思う。貧乏だけど。とはいえこれは私の個人的な気持ちの問題だ。広告の仕事をしている友人たちを批判する気持ちなどさらさらない。100あれば1くらいよい広告もあるのだろう。その影響力を使って世の中を良い方向に導き楽しくしてくれるなら私だって関わりたいさ。
翻って見ればこういうプロパガンダを巡る問題はもちろん広告業界だけに収まらない。ファインアートもそうだし、音楽もそう。お店だってどんな小さな商売だってそう。広く世の中の不特定多数の受け手を相手にする仕事はだれにでも世の中に発信しているという意味で責任が生じるものなのだ。そろそろ、己の仕事のもたらす世の中の影響の意味とか、使命とか、どういう仲間たちと組んでやって行ったらいいのかとか、もっとじっくり考えた方がいい時期に来ていると思う。いわゆるアーティストも好きな事を仕事にしたい、とか、芸術の神に身をささげたいとか、いろんな人に知られる有名人になってチヤホヤされたい、業界のキーマンになりたいとか、そういう理由だけでこういう仕事を選んでいるとしたらそれは片手落ちなんだ。結局一人一人の自立の問題だ。あたりまえだけど政治に頼ってはダメという事なんだと思う。書きたい事書くとすっきりしました。

8/29/2009

往復譜面集とは?

都心で絵本の打ち合わせの後、荻窪へ。

6次元
もと「ひなぎく」のスペースがこのお店。でもやっぱり本がイッパイある。
岡本太郎の顔グラスがある…覚えておこう。
店主は6角形について熱く語っていた。私もさいきん6角形の不思議について研究していたので話がよくわかるし、おもしろい。

今日はここでいつもお世話になってるダブルフェイマスのkayaさん、二階堂和美さん、mama! milkのゆーこさん(京都法然院で別件ライブありいない)、コーコーヤ(好々爺?)のクラリネットの黒川さん(この方は初めてお会いした)というグループで『往復譜面集からの音楽』というコンサートが。
往復譜面?難しそうな事をやってるなー、とひと月前にプロセスを見せてもらった時に思ったのだが、蓋を開けてみれば丁寧に作り込まれた愛すべき佳曲が10曲以上出来上がっていた。
4人という複雑な関係式の中で手紙という通信のみで、なぜあんなに上手くまとまるのか。
中世風短調の曲は好み。雅楽っぽい曲は新鮮だった。あとはニューオリンズ風や二階堂風バラードなどなど多彩。繰り返すが愛すべき佳曲が10曲以上なのである。CDや譜面集の本が出たらいいと思う。

6次元では二井康雄さん、『時代遅れの書き文字』展も開催中でおもしろい。暮しの手帖のあの文字の方です。『つむじ風食堂の夜』の字幕原稿、や中国の詩。『人生よありがとう』という文字は、一見えっ、と思う言葉だけどビオレータ=パラの有名曲から取られたのだとか。『Gracias a la vida』久しぶりに聴いて泣きたいです。そう、二井さんはラテン音楽、特にタンゴにものすごくお詳しい。そして多分いろんな音楽にお詳しい。なぜって長年あの音楽評論家の黒田恭一さんとお仕事をされた方なのである。そして好々爺であられる。

8/24/2009

ラジオゾンデのライブ


きたる8月30日。
三軒茶屋にて気象系音楽duoの
ラジオゾンデのライブがありますぞ。
レッツゴーツー三茶。(詳しくは上記ラジオゾンデサイトをごらんください)

フライヤー画を描きました。
マレーシアのペナン島にジョージタウンという街があるのですがそこをジャランジャランした時の記憶を元に描きました。
ペナン島はポルトガル人の航海の寄港地だったりイギリスの植民地になったり、しかも今はチャイナタウンになっていたりで町並みが面白いことになっております。とはいっても私が行ったのはもうずいぶん昔。なにしろまだインターネットがなかった時代の事。

8/23/2009

水を描く



今、水が気になる。
正確に言うと水を透過した光が気になる。
さらにカットの入ったグラスに水を注ぐと、とても複雑な光の屈折があるし、けれどもその複雑さが不思議に見事に整合性を持っている。
それは手塚治虫が「ルードヴィヒB」でのバッハの平均率を絵で表現した音の伽藍の一コマを思い出させる。
ちいさなコップの中の水ではあるが、その光をみつめているとその外の世界、時間すら内包されていることがわかるのだ。

すんません。
難しい事を言うのは似合わない。その暇があったらスケッチでもしますか。
絵をいくつか載せたサイトをオープンさせました。
www.nakaban.com

8/21/2009

新宿ジュンク堂京阪神ブックフェア

新宿ジュンク堂のブックフェア6Fふるさとの棚特集京阪神〝本の集まるところに、人は集まる〟
10/14まで開催中との事。calo bookshop&cafeコーナーにnakaban本のレアなのがある、とcaloのメルマガで知りました。行ってみようかな。関西はいい本やさんがいっぱいあるので正直うらやましいです。けれど私も未だ知らない本屋さんも多く、それらの全貌がわかりそうで興味深いです。

8/17/2009

貧乏ホームシアター

最近リビングのCDプレーヤーが壊れてしまったので家電店に行くもなかなかの値段(2万以上)。しかし! DVDプレーヤーに目を向けると6千円台で国内メーカーのデッキの物がある。この値段の差が不思議。もちろんCDも再生できる。焼いたCDも安心。厳密には再生方式が違うらしくCD専用機の方がいいみたいだけど、音質にこだわっているわけではないのでね、といいつつそんなに悪くないジャン。もちろん天井吊るしのプロジェクターにもつないだので貧乏ホームシアター状態である。ぜんぜん富豪っぽくないホームシアター。スクリーンは壁でOK。テント小屋映画館気分でなかなか楽し。

追記:買って来た国内メーカーのDVDプレーヤーというのはバラしてしまえばパイオニア社のプレーヤーのことです。
あとで思い出したのですがこんな記事が。

8/11/2009

てらもと

terremotoはポルトガル語で地震の意。
揺れ自体は大した事がないが絵の具皿を数枚割ってしまった。不安定でシュールな所に置くから…
あの震源地あたりだと地震の揺れというより放射能漏れの方が怖い。原発なんかさっさと廃止希望。

8/07/2009

ベル蝉宝石カナブン

暑ー。夏である。草の香、蝉時雨…というよりベルのような轟音状態の我が住居周辺。空を見上げると今年は雲の動きが例年と違ってダイナミックに見える。これは絵にはできない。とくに夕刻の空が凄い。草の香も複雑な感じで凄い。ホメオパシー医学ではないがこの草や土の香りを吸引するという事は体にどうなのだろうか?あとコンクリートの階段に緑色のカナブンがよく落ちている。凄い色だ。というわけでいろいろ凄い夏である。カブトムシは評価されるがカナブンはなぜ評価されないのだ?といつも不思議に思うのである。

8/05/2009

Trailer


"Der Meteor" released in July 2009.


"poca luce, poco lontatno"released in April 2007.

8/03/2009

渋谷にて

渋谷へ。もやい像前。109はどこですか?と声をかけられる。中国人かな。あの丸い円筒形の建物のことだろうと最寄りの角を指差す。
仕事が終わりまた、もやい像まえで次の用事を持たねばならない。
駅前の方では幸福ナントカ党のドクター中松のトークが行われていた。うーんドクター中松…とますます暑苦しくなる午後だ。
するとまた109はどこですか?と中国人女性に尋ねられる。
時間のテープを巻き戻したみたいだ。そうか、109ビルはいま観光客に人気なんだなあ。
しかし渋谷って初めて来る人には難しいつくりになっている。あとさぞ疲れるでしょう。私はもう慣れてしまったけど。